「八珍」(ハッチン)柿は、平たくて四角い形の種無し渋柿で、
正式名は「平核無柿」(ヒラタネナシガキ)です。
新潟県には、親鸞聖人にかかわる珍しい動植物を集めた
「越後七不思議」があり、
その次に珍しい種の無い柿として、「八珍」と名づけられました。
HCで苗を入手し少し離れた住宅跡地に植えました。
甘柿の「富有柿」も植えたのですが、
昨年たくさん生り過ぎて、今年は数個しか生りません。
渋柿「八珍」は、昨年まで少ない実成りでしたが、今年は多い。
(手前にイチジクが茂っています)
6月中旬、花後の小さな緑実です。
8月中旬、
同じ枝の9月下旬、
実が色付いてきた10月上旬、
日当たりの良い枝では、熟した果実が見えます。
柔らかくなった熟果は、生食すると甘くとろける食感です。
10月中旬、収穫できる状態になりました。
10月下旬、干し柿用に42個の柿を皮むきし、
熱湯消毒後、ハンガーに吊るして玄関前で日に当てます。
10月末、さらに72個を追加し、
計114個を吊るしました。
夜間や雨天の日は玄関内に入れました。
一部は焼酎で渋抜きし、さわし柿にしました。
佐渡では、さわし柿の特産地があり、
「おけさ柿」の名で親しまれています。
11月上旬、出来上がった干し柿を紐から外して、
とりあえず冷凍しています。
お正月以降に、濃厚な甘い柿を味わいます。
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