「アリドウシ」(蟻通し)はアカネ科の常緑低木で、
関東以西の暗い林下に生える。
主茎はまっすぐ伸び、側枝は二股分岐しながら横に広がる、
葉は対生し、質が硬く光沢があります。
葉腋に一対の棘(長さ1~2cm)があり、
名の由来は、棘が蟻をも突き通す。又は蟻しか通り抜けられない。
「千両・万両・有り通し」と称して、正月の縁起物とされ、
別名が「一両」です。
5月半ば、蕾が、開き始めました。
筒状の白い4弁花が咲きました。
花も、鋭い棘と同様に、葉腋に1対で開花です。
たくさん開花したのに、夏に実成りが確認できず、
猛暑でダメになったか・・・と。
昨日、全体の樹姿だけでも記録にと思い、
雪囲いから鉢を取り出してみたら、
なんと!小さな赤い実が2個だけ着いていました。
5号深鉢植で、樹高は50cm程に伸びました。
葉の一部が枯れ落ちたので、棘だけが目立ちますが、
先端にガクが残る、径5mmにも満たない小さく赤い果実です。
次の花芽も用意されています。
(2個の実だけでは寂しすぎ、過去画像を参考に)
7月中旬の緑実と、12月末の赤熟した果実です。
以上、正月の縁起木として、
南天、万両・千両・百両・十両・一両でした。
初めてお邪魔させて頂きます。
アリドオシを初めて拝見しました。
怖そうな長いトゲが有りますね!
対に咲くお花がとても可愛いです。
赤い実も美味しそうです!
鳥達が来たらあっという間に無くなりそうですよね😅
アリドオシが一両と言うのも初めて知りました。
大変勉強になりました。ありがとうございます。
又お邪魔させて頂きます。