本日、第二回の心理学の講座が
あすなろの木で開催された。
講師は、伊丹龍義氏。
講義内容を私なりに
解釈してまとめてみた。
*好奇心とは?
興味+行動=好奇心
好奇心とは、
「何で?」と問い、行動する心をいいます。
好奇心が、実際に創ることにつながると
「創造性」になります。
*現代を生き抜くには、好奇心が不可欠!!
今の時代、二極化が起こっています。
それは、収入面だけでなく、
情報、科学、コンピューターITなどにおいてもです。
その分野の知識があると、
その分野の情報に振り回されることがありません。
その分野の知識がないと
出された情報を鵜呑みにして、そのままいいように
コントロールされてしまうのです。
例えば、あるある大辞典のように、
納豆がダイエットによいということで、
納豆購入騒ぎになるということがあげられます。
また、その知識があることで
自分自身が参加できる社会というものが、
ひろがります。
ある知識を使いこなす能力を
「リテラシー」といいます。
メディア・リテラシーは、情報を使いこなす能力。
「サイエンス・リテラシー」は、科学の知識を使いこなす能力。
「PCリテラシー」は、コンピューターの知識を使いこなす能力。
「イングリッシュ・リテラシー」は、英語の語学力を使いこなす能力。
リテラシーを身につけることは、
とても大切で、
リテラシーが多いほど、
自己実現がしやすくなります。
そして、このリテラシーを
身につけるのに、最も大切なものが、
好奇心なのです。
「面白そうだからやってみよう」と思い、
行動することで、
リテラシーが身につくのです。
格差社会、二極化社会を生き抜くには、
リテラシーが必要。
そのリテラシーを身につけるのは、
好奇心が大切なのです。
*好奇心を育てるには
環境が大切である。
環境づくりをすること。
よい体験ができる環境づくりである。
そのポイントは、以下の4つ。
1)触れやすく、結果が見やすい環境をつくる
自分で扱って、その結果が、五感で楽しめるものがよい。
ある心理学者に質問されました。
好奇心を育てるのにいちばんよいおもちゃは?
「新聞紙をぐちゃぐちゃまるめたもの」と答えたそうです。
新聞紙の手触り。
新聞紙の広告の色や、文字の視覚刺激。
新聞紙の触った時の音が、聴覚刺激。
五感にうったえる要素がそろっています。
2)禁止環境をへらし、OK環境をふやす
触っていけないものをへらし、
触ってよいものを増やします。
壊れやすいものを触って、
ダメと注意されると、
それで触れる行動はへり、
好奇心が育まれなくなります。
3)興味を持ったことについての、原因と結果をみせる
(年齢があがったら、抽象的な言葉による伝達)
あることをしたら、あることがおこるという、
原因と結果を見せていきます。
例えば、蛍光灯のスイッチを入れる⇒部屋があかるくなる
4)積極的な創造性を評価する
無視せずに、見合った形で誉める、
もしくは、反応を変えることです。
普段から、1)~4)を意識した、
環境づくりをしたいものです。
そして、普段から「あれ何?」という
質問について、私たち自身も考えておくことです。
*読み聞かせについて
読み聞かせで、本の中で冒険し、
体験します。この体験が多ければ、
その分、好奇心もひろがります。
では、どうやって、読み聞かせをしていくとよいのか。
一番大切なポイントは、
読み聞かせるのは、両親もしくは信頼されているひとが
読むことである。
けっして商業主義に流された、読み聞かせテープ・CDでは、
ないのである。
①読み聞かせる人が好き⇒本自体が好きになる
②本が好き⇒読んでもらうことを求める。
③読んでもらうことを求める⇒自分で読むようになる。
このようなステップで、
読み聞かせから自分の読書習慣につながっていくのである。
*絵画・クラシックを鑑賞すること
好奇心を育むにはよい題材である。
しかし、抽象的なものを理解することは
難しいので、信頼している人が
楽しんできいていることなどが、
楽しいと思うきっかけになりやすい。
子育て広場あすなろの木では、
子ども達へのクラシックと接する機会をつくる
NPOトリトン・アーツ・ネットワークと連携している。
せっかくのよい環境であるので、
中央区の子が、クラッシックを親しんで、
好奇心を育んでもらえれば幸いである。
*学校生活の中で、好奇心を育むには
学校生活でゆとり教育が言われていた時は、
好奇心を育むことを目指したが、
実際、30人、40人とクラスの生徒が多い中、
なかなか実現が難しい。
いまや、残念ながら、
ゆとり教育がだめといわれているわけで、
これからは、好奇心をはぐくむという
発想自体がなくなりそうで、
たいへん危惧される。
地域の人が、学校に出向き、
個々の生徒と接し、
子どもひとりひとりの
関心を知り、
好奇心を育んでいく。
これが大事であろう。
中央区の教育委員会の事業
「プレディ」(放課後の子ども達の活動を地域の人が
学校に出向いて見守る中央区の事業)があるが、
地域の人が、学校に出向く
きっかけ作りが出来た。
今は、こどもの活動の安全の見回りが
中心だが、今後は、
好奇心を育む企画、講座なども
増やしていけばよいと考える。
*まとめ
環境づくり
親しい人がいっしょになって
↓
楽しんで体験
好奇心が育まれる
↓
リテラシーが身につく
↓
創造性を社会で発揮
社会で自己実現。
好奇心を育むことが大切である!!
文責:小坂和輝
あすなろの木で開催された。
講師は、伊丹龍義氏。
講義内容を私なりに
解釈してまとめてみた。
*好奇心とは?
興味+行動=好奇心
好奇心とは、
「何で?」と問い、行動する心をいいます。
好奇心が、実際に創ることにつながると
「創造性」になります。
*現代を生き抜くには、好奇心が不可欠!!
今の時代、二極化が起こっています。
それは、収入面だけでなく、
情報、科学、コンピューターITなどにおいてもです。
その分野の知識があると、
その分野の情報に振り回されることがありません。
その分野の知識がないと
出された情報を鵜呑みにして、そのままいいように
コントロールされてしまうのです。
例えば、あるある大辞典のように、
納豆がダイエットによいということで、
納豆購入騒ぎになるということがあげられます。
また、その知識があることで
自分自身が参加できる社会というものが、
ひろがります。
ある知識を使いこなす能力を
「リテラシー」といいます。
メディア・リテラシーは、情報を使いこなす能力。
「サイエンス・リテラシー」は、科学の知識を使いこなす能力。
「PCリテラシー」は、コンピューターの知識を使いこなす能力。
「イングリッシュ・リテラシー」は、英語の語学力を使いこなす能力。
リテラシーを身につけることは、
とても大切で、
リテラシーが多いほど、
自己実現がしやすくなります。
そして、このリテラシーを
身につけるのに、最も大切なものが、
好奇心なのです。
「面白そうだからやってみよう」と思い、
行動することで、
リテラシーが身につくのです。
格差社会、二極化社会を生き抜くには、
リテラシーが必要。
そのリテラシーを身につけるのは、
好奇心が大切なのです。
*好奇心を育てるには
環境が大切である。
環境づくりをすること。
よい体験ができる環境づくりである。
そのポイントは、以下の4つ。
1)触れやすく、結果が見やすい環境をつくる
自分で扱って、その結果が、五感で楽しめるものがよい。
ある心理学者に質問されました。
好奇心を育てるのにいちばんよいおもちゃは?
「新聞紙をぐちゃぐちゃまるめたもの」と答えたそうです。
新聞紙の手触り。
新聞紙の広告の色や、文字の視覚刺激。
新聞紙の触った時の音が、聴覚刺激。
五感にうったえる要素がそろっています。
2)禁止環境をへらし、OK環境をふやす
触っていけないものをへらし、
触ってよいものを増やします。
壊れやすいものを触って、
ダメと注意されると、
それで触れる行動はへり、
好奇心が育まれなくなります。
3)興味を持ったことについての、原因と結果をみせる
(年齢があがったら、抽象的な言葉による伝達)
あることをしたら、あることがおこるという、
原因と結果を見せていきます。
例えば、蛍光灯のスイッチを入れる⇒部屋があかるくなる
4)積極的な創造性を評価する
無視せずに、見合った形で誉める、
もしくは、反応を変えることです。
普段から、1)~4)を意識した、
環境づくりをしたいものです。
そして、普段から「あれ何?」という
質問について、私たち自身も考えておくことです。
*読み聞かせについて
読み聞かせで、本の中で冒険し、
体験します。この体験が多ければ、
その分、好奇心もひろがります。
では、どうやって、読み聞かせをしていくとよいのか。
一番大切なポイントは、
読み聞かせるのは、両親もしくは信頼されているひとが
読むことである。
けっして商業主義に流された、読み聞かせテープ・CDでは、
ないのである。
①読み聞かせる人が好き⇒本自体が好きになる
②本が好き⇒読んでもらうことを求める。
③読んでもらうことを求める⇒自分で読むようになる。
このようなステップで、
読み聞かせから自分の読書習慣につながっていくのである。
*絵画・クラシックを鑑賞すること
好奇心を育むにはよい題材である。
しかし、抽象的なものを理解することは
難しいので、信頼している人が
楽しんできいていることなどが、
楽しいと思うきっかけになりやすい。
子育て広場あすなろの木では、
子ども達へのクラシックと接する機会をつくる
NPOトリトン・アーツ・ネットワークと連携している。
せっかくのよい環境であるので、
中央区の子が、クラッシックを親しんで、
好奇心を育んでもらえれば幸いである。
*学校生活の中で、好奇心を育むには
学校生活でゆとり教育が言われていた時は、
好奇心を育むことを目指したが、
実際、30人、40人とクラスの生徒が多い中、
なかなか実現が難しい。
いまや、残念ながら、
ゆとり教育がだめといわれているわけで、
これからは、好奇心をはぐくむという
発想自体がなくなりそうで、
たいへん危惧される。
地域の人が、学校に出向き、
個々の生徒と接し、
子どもひとりひとりの
関心を知り、
好奇心を育んでいく。
これが大事であろう。
中央区の教育委員会の事業
「プレディ」(放課後の子ども達の活動を地域の人が
学校に出向いて見守る中央区の事業)があるが、
地域の人が、学校に出向く
きっかけ作りが出来た。
今は、こどもの活動の安全の見回りが
中心だが、今後は、
好奇心を育む企画、講座なども
増やしていけばよいと考える。
*まとめ
環境づくり
親しい人がいっしょになって
↓
楽しんで体験
好奇心が育まれる
↓
リテラシーが身につく
↓
創造性を社会で発揮
社会で自己実現。
好奇心を育むことが大切である!!
文責:小坂和輝