「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

新年度からの当院の病児保育について

2007-03-28 07:56:52 | 各論:病児保育
 病後児保育についての区役所からのお知らせで、ご心配をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。当院の病児保育をご利用の皆様から、多数のお問い合わせがありましたので、当院の病児保育の体制をあらためてお知らせいたします。

 こども元気クリニックは、4月からも、なんらかわることなく、今まで通り病児保育を継続していきます。

 私は、大学の勤務医時代から小児科外来の現場で、子どもが病気で、保育園に預けることができないが、突然、仕事を休むことができず困り果てた親御さんを何人も見てまいりました。これを何とかしたいと思い、ここ月島の地で、小児科クリニックを開業と同時に、病児保育も併設致しました。それから丸5年、おおきな問題も起こることなく、運営することができました。今回、行政との見解の相違から、委託中止という形になりましたが、もともと、私の信念で始めた事業であり、病児保育は、私自身の小児科診療のスタイルそのものである以上、この事業を自主運営の形でやってまいります。(経緯は、このブログでご説明させていただきましした。)

 中央区は、月島にもう一つ病後児保育施設を開設するということでございます。結果的に、病後児保育施設が増えることになり、病児への対応の幅が広がり、好ましいことと考えます。今の病児保育・病後児保育の問題の一つは、“キャンセル待ち”です。病児保育を利用したいが、定員がいっぱいで断らざるを得ないことが、病気がはやる時期にはございます。このことが少しでも緩和されることは、喜ばしいことです。私は、この事業に本気で取り組むのであれば、「病児保育を利用したい方は、100%対応できる体制づくり」が必要と考えています。

 いよいよ新年度が始まります。皆様にとっても、お子様にとっても、輝かしい一年になりますことをお祈りいたします。そして、お子様の心と体が豊かに育つことに、これからもお役にたてますよう、職員一同がんばってまいります。

文責:小坂和輝
コメント (4)
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