第5回 子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
人間には、人を馬鹿にして面白がるという残酷な一面があります。
子どもの中には、人から馬鹿にされて
引っ込みじあんな性格になってします子もいます。
(これは、おとなしい性格の子とは違うのです。
おとなしい子は、人と親しくなるのに時間のかかる子です。)
人を馬鹿にする時、私たちは笑います。
これは、人をおとしめて、あざ笑っているのです。
人を馬鹿にするとは、人をあざ笑うことだといえるでしょう。
本当の笑いは、人の心を和ませ、仲間意識を強めるものですが、
人をあざ笑うというのは、違います。
人に嫌な思いをさせて、笑いを引き起こすからです。
私も、以前(2007/02/17 2007/02/23)笑いについて書きました。
人をあざ笑うことは、避けたいものです。
自分の子がいじめる側になっている場合があります。
もしそうなら、
「もしあなたが同じことをされたら、
どんな気持ちがすると思う?」
「そんなことを言われた人が、
どんな顔をしたか、憶えているかい?
その人がどんなきもちだったか、
考えてみたことがあるかい?」
こんなふうに、子どもに問いただすべきなのです。
子どもに思いやりを教える一番の方法は、
親が子どもを思いやることです。
子ども自身が人から思いやりを
受ける経験をしていれば、人の気持ちに敏感になり、
人に優しくなるものなのです。
私が思うに、
今、いじめの問題、いじめられた子の自殺、
という悲しい事件が起きています。
ここで書かれていますように、
いじめの事件の周辺にいる子達は、
『共感』することができないのだと思います。
昨日(2007/03/04)掲載いたしましたが、
共感とは、相手に近づこうとする感情です。
共感するとは、
相手の苦しみや悲しみを、
わが身のこととして
感じることです。
共感とは、思いやりの感情であり、
相手のために何が出来るかを
考える心の働きです。
共感、思いやりの感情は、
親が子を思いやることで育ちます。
時間がかかる話です。
いじめの事件の、根本的に解決する鍵は、
ここにあります。
いじめにあっていることを、
子どもはなかなか親にいえないものです。
親としてできることは、
子どもの様子に日頃から気を配ることです。
□急に元気がなくなったり、
□無口になったり、
□精神が不安定になったり
してはいないでしょうか。
もしいじめがあるようでしたら、
まず真剣に話を聞くことです。
子どもを励まし、守ることはできるはずです。
いじめに負けずに、
他の友達をさがすようにと、
親は子どもに言うことができます。
学校の先生に相談し、協力してもらうことも必要です。
これは、いじめている子を叱ってもらうためや
わが子を守ってもらうためではありません。
そして家庭がくつろぎの場であり、
心からほっとできる場所であれば、
子どもはそれだけで救われます。
そして、親自身が人の弱さや欠点を
受け入れられるこころの広い人であれば、
家庭は、子どもが心から安らげる
暖かい場所になることでしょう。
私達の大人も失敗だらけで、
時には自分で自分を笑うこともあるでしょう。
人をわらうのではなく、
自分で自分の失敗を笑い飛ばせる家族、
そしてそれを許せる家族。
そんな家族であれば、
子どもは本当の強さを
身につけてゆくはずです。
私も学んだことがあります。
家庭というのは、『保護膜』であると。
学校や外で、嫌なことがあっても、
家庭に帰り、嫌なことを全部親に話して伝える。
そのことで、心が安らいで、学校や社会に
出て行けるといいます。
今、家庭の『保護膜』機能が落ちています。
家庭に帰っても、孤食、一人で食事をする。
食事の中で、学校で起こっていることや、もしかして、
いじめの気配を親が感じることができるのですが、
それを見逃すことになります。
いじめから子どもを、守る、
いじめる側に子どもをさせない、
家庭が『保護膜』機能を果たしていれば、
起こらないはずです。
文責:小坂和輝
人間には、人を馬鹿にして面白がるという残酷な一面があります。
子どもの中には、人から馬鹿にされて
引っ込みじあんな性格になってします子もいます。
(これは、おとなしい性格の子とは違うのです。
おとなしい子は、人と親しくなるのに時間のかかる子です。)
人を馬鹿にする時、私たちは笑います。
これは、人をおとしめて、あざ笑っているのです。
人を馬鹿にするとは、人をあざ笑うことだといえるでしょう。
本当の笑いは、人の心を和ませ、仲間意識を強めるものですが、
人をあざ笑うというのは、違います。
人に嫌な思いをさせて、笑いを引き起こすからです。
私も、以前(2007/02/17 2007/02/23)笑いについて書きました。
人をあざ笑うことは、避けたいものです。
自分の子がいじめる側になっている場合があります。
もしそうなら、
「もしあなたが同じことをされたら、
どんな気持ちがすると思う?」
「そんなことを言われた人が、
どんな顔をしたか、憶えているかい?
その人がどんなきもちだったか、
考えてみたことがあるかい?」
こんなふうに、子どもに問いただすべきなのです。
子どもに思いやりを教える一番の方法は、
親が子どもを思いやることです。
子ども自身が人から思いやりを
受ける経験をしていれば、人の気持ちに敏感になり、
人に優しくなるものなのです。
私が思うに、
今、いじめの問題、いじめられた子の自殺、
という悲しい事件が起きています。
ここで書かれていますように、
いじめの事件の周辺にいる子達は、
『共感』することができないのだと思います。
昨日(2007/03/04)掲載いたしましたが、
共感とは、相手に近づこうとする感情です。
共感するとは、
相手の苦しみや悲しみを、
わが身のこととして
感じることです。
共感とは、思いやりの感情であり、
相手のために何が出来るかを
考える心の働きです。
共感、思いやりの感情は、
親が子を思いやることで育ちます。
時間がかかる話です。
いじめの事件の、根本的に解決する鍵は、
ここにあります。
いじめにあっていることを、
子どもはなかなか親にいえないものです。
親としてできることは、
子どもの様子に日頃から気を配ることです。
□急に元気がなくなったり、
□無口になったり、
□精神が不安定になったり
してはいないでしょうか。
もしいじめがあるようでしたら、
まず真剣に話を聞くことです。
子どもを励まし、守ることはできるはずです。
いじめに負けずに、
他の友達をさがすようにと、
親は子どもに言うことができます。
学校の先生に相談し、協力してもらうことも必要です。
これは、いじめている子を叱ってもらうためや
わが子を守ってもらうためではありません。
そして家庭がくつろぎの場であり、
心からほっとできる場所であれば、
子どもはそれだけで救われます。
そして、親自身が人の弱さや欠点を
受け入れられるこころの広い人であれば、
家庭は、子どもが心から安らげる
暖かい場所になることでしょう。
私達の大人も失敗だらけで、
時には自分で自分を笑うこともあるでしょう。
人をわらうのではなく、
自分で自分の失敗を笑い飛ばせる家族、
そしてそれを許せる家族。
そんな家族であれば、
子どもは本当の強さを
身につけてゆくはずです。
私も学んだことがあります。
家庭というのは、『保護膜』であると。
学校や外で、嫌なことがあっても、
家庭に帰り、嫌なことを全部親に話して伝える。
そのことで、心が安らいで、学校や社会に
出て行けるといいます。
今、家庭の『保護膜』機能が落ちています。
家庭に帰っても、孤食、一人で食事をする。
食事の中で、学校で起こっていることや、もしかして、
いじめの気配を親が感じることができるのですが、
それを見逃すことになります。
いじめから子どもを、守る、
いじめる側に子どもをさせない、
家庭が『保護膜』機能を果たしていれば、
起こらないはずです。
文責:小坂和輝