第8回 励ましてあげれば、子どもは、自信をもつようになる
「励ます」という言葉の、英語でのもともとの意味は
「心を与える」というものです。
子どもが生活面でも精神面でも、
独り立ちできるようになるまで、
子どもを助け、支えるのは、私たち親の役目です。
「独り立ち」ということが、でてきましたが、
あすなろの木の子育て講座でも話すことですが、
子育てのゴールはなにかというと、
「独り立ち」すること、すなわち
「自立」「自律」と考えています。
どこまで子どもに手を貸し、
どこまで子どもの自主性にまかせるか。
どんな時に誉め、
どんな時に辛口の助言を与えるか。
とても微妙な問題です。
それは、頭で考えることではなく、
心で考えることなのです。
その子はどんな欲求があるのか、
何が得意なのか、
何をしたいと思っているのか、
注意を払い、
それぞれの個性を見極めて、
適切なアドバイスを与えます。
たとえ、結果がどうであれ、
子どもが何かをやり遂げようと
自分なりに頑張ったのなら、
親はそれを認め、
誉めることが大切です。
どのように励ますかは、
時と場合によって違います。
子どもが挫けてしまわないように
手を差し伸べた方がいい時もあれば、
一人でやり遂げるのを見守っていた方がいい時もあります。
いずれも、やさしい言葉をかけて、
適切なアドバイスを与えることが大切なのです。
子どもがうまく出来なくても、
親まで一緒に落ち込んではいけません。
子どもがどこまでできたかに注目し、
目標に向かって頑張ったことを誉めます。
努力ややる気を誉めます。
その上で、適切な助言を与えることが大切です。
ただ誉めていれば済むことではありません。
あすなろの木の講座「コーチング」で
言うことですが、
誉める場合、
「あなたは、○○です。」
(YOUメッセージ)で誉めるのでなく、
「あなたが、○○でしたので、私は、こう感じた。」
(Iメッセージ)
で誉めることが有効だといいます。
YOUメッセージ:
「あなたは、いい点とったね。」
Iメッセージ:
「あなたが、いい点とって、お父さんはうれしい。」
心に響く誉め方は、
Iメッセージから生まれます。
気をつけたいこととして、
①たやすく手を出さない
親がついつい手を出してしまわないようにします。
年齢と能力にあわせて、子ども自身にやらせることは、
大切なことなのです。
親の役目は、こどもが自分で出来るように励ますことです。
*靴の紐を結ぶ
*服を着る
*歯を磨く
*部屋を片付ける
これらは、子どもには時間がかかることを念頭におきます。
時間に余裕を持って、させてあげます。
そのためには、30分早く起こすことも必要です。
②過保護にならない
失敗してがっかりさせるのは
かわいそうだと思って、
ついつい過保護にならないようにします。
たとえ失敗しても、子どもが自分自身で
やり遂げることに意義があるのです。
小坂も同感で、
「情けは人のためならず」とありますが、
失敗しないように手を貸したり、
もしくは、失敗したことを尻拭いして、
失敗しなかったように見せかけたとしても、
たとえ、その場は、しのげたとしても、
必ず、同様の失敗を人はします。
そして、失敗の代償は、
はじめの失敗よりも大きな代償になることが
多々あります。
失敗は、存分に経験させることが、
子育てで、大事かと思います。
成功よりも、失敗体験の方が貴重です!!
実社会では、本当に失敗はできません。
子ども、未成年のうちだけです。
失敗ができるのは。
私も高校時代、
麻雀にまつわる不祥事をし、
出校停止処分を受けました。
この処分を経験していなかったら、
今頃、賭け事大好き
人間になっていたかもしれません。反省。
③無理やりさせない
「やってみるだけでいいから」と言って、
無理やり嫌がっていることをやらせないことです。
これでは、
「ただちょっとやってみるだけでいい。
後はどうでもいい」
と言っているようなものです。
最後まで、やり遂げる努力を放棄してしまいます。
子どもがなにか難しいことに
チャレンジしようとしている時には、
親は子どもの可能性を信じることが大切です。
ベストを尽くすように励ますことは、
プレッシャーをかけることとは違います。
きっと出来ると信じることが、
子どものやる気を引き出すのです。
決して親が自分でかなえられなかった夢を、
無理に子どもに負わせないことです。
好きなことをしている子どもは、
目が輝き、いきいきしています。
この姿を見るのが、親の本当の喜びだと思います。
子どもが途方もない夢を抱いていたとしても、
その夢を信じることです。
子どもは自信を失いかけても、
親に支えられれば、
自信を取り戻すことができます。
親が子どもを信じ、
その子の夢、
その子の力、
その子のすばらしい内面を
心から認め、
子どもを支えれば、
子どもは自尊心のある
強い人間に成長することが出来るのです。
夢が実現しなかったとしても、
全力投球してきた過去は、
決して無駄にはなりません。
途中で諦めていたら、
いつまでも後悔が残ります。
小坂は、もともと医師になりたかったのですが、
高校3年生当時の共通一次試験の点数が悪く、
医学部が難しく、一度理学部に入学しました。
私にとって、妥協でした。
しかし、夢を諦めてはならないと思い直し、
理学部に退学届けを出し、
一年間浪人し、
医学部に入りました。
再チャレンジする若者を、
是非応援したいと、
自分の経験から、思っています。
夢を諦めるなといいたいです。
注、今回、中央区議会議員に
立候補していますが、
あれだけやりたかった医師を
放り出すのではありません。
小児科医として、
子どもが健康になってほしい
その「理想像」を考えた時、
政治という道具が
政治という力が、
必要に感じたからです。
あくまで小児科医が、
私のアイデンティティです。
文責:小坂和輝
「励ます」という言葉の、英語でのもともとの意味は
「心を与える」というものです。
子どもが生活面でも精神面でも、
独り立ちできるようになるまで、
子どもを助け、支えるのは、私たち親の役目です。
「独り立ち」ということが、でてきましたが、
あすなろの木の子育て講座でも話すことですが、
子育てのゴールはなにかというと、
「独り立ち」すること、すなわち
「自立」「自律」と考えています。
どこまで子どもに手を貸し、
どこまで子どもの自主性にまかせるか。
どんな時に誉め、
どんな時に辛口の助言を与えるか。
とても微妙な問題です。
それは、頭で考えることではなく、
心で考えることなのです。
その子はどんな欲求があるのか、
何が得意なのか、
何をしたいと思っているのか、
注意を払い、
それぞれの個性を見極めて、
適切なアドバイスを与えます。
たとえ、結果がどうであれ、
子どもが何かをやり遂げようと
自分なりに頑張ったのなら、
親はそれを認め、
誉めることが大切です。
どのように励ますかは、
時と場合によって違います。
子どもが挫けてしまわないように
手を差し伸べた方がいい時もあれば、
一人でやり遂げるのを見守っていた方がいい時もあります。
いずれも、やさしい言葉をかけて、
適切なアドバイスを与えることが大切なのです。
子どもがうまく出来なくても、
親まで一緒に落ち込んではいけません。
子どもがどこまでできたかに注目し、
目標に向かって頑張ったことを誉めます。
努力ややる気を誉めます。
その上で、適切な助言を与えることが大切です。
ただ誉めていれば済むことではありません。
あすなろの木の講座「コーチング」で
言うことですが、
誉める場合、
「あなたは、○○です。」
(YOUメッセージ)で誉めるのでなく、
「あなたが、○○でしたので、私は、こう感じた。」
(Iメッセージ)
で誉めることが有効だといいます。
YOUメッセージ:
「あなたは、いい点とったね。」
Iメッセージ:
「あなたが、いい点とって、お父さんはうれしい。」
心に響く誉め方は、
Iメッセージから生まれます。
気をつけたいこととして、
①たやすく手を出さない
親がついつい手を出してしまわないようにします。
年齢と能力にあわせて、子ども自身にやらせることは、
大切なことなのです。
親の役目は、こどもが自分で出来るように励ますことです。
*靴の紐を結ぶ
*服を着る
*歯を磨く
*部屋を片付ける
これらは、子どもには時間がかかることを念頭におきます。
時間に余裕を持って、させてあげます。
そのためには、30分早く起こすことも必要です。
②過保護にならない
失敗してがっかりさせるのは
かわいそうだと思って、
ついつい過保護にならないようにします。
たとえ失敗しても、子どもが自分自身で
やり遂げることに意義があるのです。
小坂も同感で、
「情けは人のためならず」とありますが、
失敗しないように手を貸したり、
もしくは、失敗したことを尻拭いして、
失敗しなかったように見せかけたとしても、
たとえ、その場は、しのげたとしても、
必ず、同様の失敗を人はします。
そして、失敗の代償は、
はじめの失敗よりも大きな代償になることが
多々あります。
失敗は、存分に経験させることが、
子育てで、大事かと思います。
成功よりも、失敗体験の方が貴重です!!
実社会では、本当に失敗はできません。
子ども、未成年のうちだけです。
失敗ができるのは。
私も高校時代、
麻雀にまつわる不祥事をし、
出校停止処分を受けました。
この処分を経験していなかったら、
今頃、賭け事大好き
人間になっていたかもしれません。反省。
③無理やりさせない
「やってみるだけでいいから」と言って、
無理やり嫌がっていることをやらせないことです。
これでは、
「ただちょっとやってみるだけでいい。
後はどうでもいい」
と言っているようなものです。
最後まで、やり遂げる努力を放棄してしまいます。
子どもがなにか難しいことに
チャレンジしようとしている時には、
親は子どもの可能性を信じることが大切です。
ベストを尽くすように励ますことは、
プレッシャーをかけることとは違います。
きっと出来ると信じることが、
子どものやる気を引き出すのです。
決して親が自分でかなえられなかった夢を、
無理に子どもに負わせないことです。
好きなことをしている子どもは、
目が輝き、いきいきしています。
この姿を見るのが、親の本当の喜びだと思います。
子どもが途方もない夢を抱いていたとしても、
その夢を信じることです。
子どもは自信を失いかけても、
親に支えられれば、
自信を取り戻すことができます。
親が子どもを信じ、
その子の夢、
その子の力、
その子のすばらしい内面を
心から認め、
子どもを支えれば、
子どもは自尊心のある
強い人間に成長することが出来るのです。
夢が実現しなかったとしても、
全力投球してきた過去は、
決して無駄にはなりません。
途中で諦めていたら、
いつまでも後悔が残ります。
小坂は、もともと医師になりたかったのですが、
高校3年生当時の共通一次試験の点数が悪く、
医学部が難しく、一度理学部に入学しました。
私にとって、妥協でした。
しかし、夢を諦めてはならないと思い直し、
理学部に退学届けを出し、
一年間浪人し、
医学部に入りました。
再チャレンジする若者を、
是非応援したいと、
自分の経験から、思っています。
夢を諦めるなといいたいです。
注、今回、中央区議会議員に
立候補していますが、
あれだけやりたかった医師を
放り出すのではありません。
小児科医として、
子どもが健康になってほしい
その「理想像」を考えた時、
政治という道具が
政治という力が、
必要に感じたからです。
あくまで小児科医が、
私のアイデンティティです。
文責:小坂和輝