「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

申し訳ございません。交渉がうまくいきませんでした。

2007-03-16 01:49:33 | 各論:病児保育

昨日3/15、福祉部長とお電話いたしました。
福祉部長はお忙しいようでしたので、
お電話でお伝えすることと致しました。

私が、立候補を撤回するので、
是非、月島での病後児保育事業委託を
継続させてほしいと、お願いいたしました。

交渉はうまくいきませんでした。

というよりは、
区の方が、一枚うわてでございました。

すでに、お膳立てができているようでした。

月島の病後児保育事業は、
自主運営でがんばっていきます。


立候補撤回しようが、しまいが、
現実は、変わらないようでございます。


だから、子育て支援の充実のため、
たたかいます。


合わせて、当院が平成14年から
丸5年間行ってきました
月島の病後児保育事業の
契約継続を中止してきたことに対しても、
言っていこうと思います。

文責:小坂和輝

コメント (4)
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3/16 子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ

2007-03-16 01:01:58 | 子育て・子育ち
第16回 子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ

大人は、人生の浮き沈みを経験しています。
ですから、人生は思ったようには
いかないということを体で理解しています。
しかし、子どもには、まだそれが
分かりません。
「そんなの不公平だよ」と素直にそう思うのです。
その時、親は、
どんなずるがあり、どう感じたのか、
聞いてあげるべきなのです。
それから
「どうすれば、そうならなかったと思う?」
「こんどからは、どうすればいいと思う?」
こういう風に問いかけるのです。
次回からは、
うまくいくように
頑張ろうと思えるように、
話を持っていくのです。

家庭内のトラブルでも、
子どもの不満や怒りを聞き入れ、
互いの考えや要望について
きちんと話し合うことが大切です。
子どもには子どもなりの
言い分が必ずあるものですから。
子どもの半紙をきちんと聞き、
子どもの意見を尊重すること、
このことが、子どもに公平であると
言うことになるのです。

「わたしは、自分の子ども達には、
皆同じように接しています」
そんなはずはありません。
その子の年齢や性格に合わせ、
また、その子が何を望み、
どんな状態であるのかということを考えて、
それぞれの子どもに合った接し方を
すべきなのです。

どっちが勝ったかという
考え方は、家庭の場に
持ち込むべきではありません。
家庭とは、競争原理で
動く場であってはならないのです。
ほかの子と比べてではなく、
その子自身のよさを
認めてあげることが
何よりも大切なのです。

それぞれの子どもと
二人きりになれる時間をつくるのも
兄弟姉妹間の不満解消に有効です。
大切なのは、親が自分だけのために
時間を作ってくれている、
自分のことだけをみてくれていると、
子どもが感じることなのです。

自分の意見や考えが聞き入れられる
家庭で育てば、
子どもは間違っていると思ったことを
はっきり主張できるようになります。
そうすれば、
自分の考えを伝え、
物事を前向きに改善してゆける子に
なるのです。


小坂は口数少ない父親から
教えられたことがあります。
高校時代マージャン事件に関連した
悪さをして、
学校の先生に私は自首しました。
他にも、大勢のものが悪さをしていたものの、
見つかることなく過ごしていました。
同じことをしながら、
お咎めを受ける私と、
何も責められない友達たちの
不公平さを父親に言うと、
「絶対に友達のことを、
先生に告げ口するな」と
釘をさされました。
ある意味不正をしているものを
見逃して正しくないのかもしれませんが、
自分は自分。他人は他人と、
今でも、私は納得させられます。

正義感とは、
何気ない日々の暮らしの中で
培われるものです。
親が、子どもを
一人の人間として認め、
公平であろうと努めていれば、
子どもはその親から学びます。

勇気をもって
正義を貫くことは、
人間として
知ってほしい、
きわめて大切な使命です。

文責:小坂和輝
コメント (2)
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