「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

優しい英雄になるために6つの提案

2007-03-26 08:58:33 | こども達へのメッセージ
今年の1/4、産経新聞の「正論」にて、
作家の曽野綾子氏が、子ども達への年賀状として、
優しい英雄になるために6つの提案を書いた。

それをすることによって、
力も徳も備わる人になることとは?
どのようなことをお考えになりますか?


①日曜日に、朝食と昼食を抜いてみる。
 (水分はきちんと飲みながら。)
⇒世界中には、今日のご飯がまともに食べれない
こどもが、何億といる。どこにも食べ物がないことの
つらさをはじめてわかります。


②一家でご飯を食べる時には、テレビを消す。
⇒食事はたべるだけでなく、お話しすることも目的。

③毎日少しずつでも本を読む
⇒漫画だけではだめで、活字が脳を発達させる。

④うちのお手伝いをする。
⇒掃除、洗濯、簡単なお料理を少しずつ学ぶ。子どもも
毎日の生活の責任を、出来る分だけ担うこと。

⑤荷物をもってあげること。
⇒アフリカ、南アメリカ、アラブの子どもは、
5km10km時には重い水の容器を頭に乗せて、
時には燃料を持って歩きます。
肉体の強さを、生活の中でつくる。


⑥優しい同情の心を持てる人になること
⇒自分のもっているものー
物質、力、お金、労力、時間などを
差し出せる人こそ、人間。


以上のような、提案でした。
なるほどと、新春の心新たな時期に、
思ったことでしたので、
新年度を迎える
心新たな時期に、子ども達に提案してみたい。
私自身、思い出す意味もこめ、
ここに掲載いたしました。


この6つの提案の取り扱いで、注意していただきたいのは、
これらは、子ども達の主体的な行動でやることであり、
親が強制すべきことではない点です。
難しいですが。

文責:小坂和輝

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする