
夏頃から11月の今まで家の周りのあっちでもこっちでも、たくさん見かけたこの子、
大きさからキリギリスの仲間のヒメクダマキモドキかなと思ったり、
もしかするとサトクダマキモドキなのかも・・・と思ったり。
果たしてどっちなのか?イマイチ区別ができません。
ちなみに、クダマキとはクツワムシの別名で、モドキとは似て非なる物に使われる言葉なので、
いかにクツワムシに似ているかってことですね。
寒くなって来てまだマリーゴールドの花の上に居るのを見ると、
「アリとキリギリス」の話を思い出してしまいます。(キリギリスの仲間だから)
さて、いきなり幼虫の写真はどうかと思って、1枚目に昆虫の写真を持ってきたんですけど、
ここから青虫くんのオンパレードになります。
大丈夫な方のみ、先にお進みくださいね。
用意はよろしいでしょうか? では参りますね。

10月30日撮影
庭のユズの木でクロアゲハが5齢幼虫まで育ってきました。
卵で5~10日、1齢幼虫4日、2齢幼虫3日、3齢幼虫4日、4齢幼虫4日、
5齢幼虫6日、大体この位の日数を経て脱皮するという記事をみつけました。。
つまり、4回の脱皮を繰り返し後、5回目の脱皮でサナギになります。

ユズの木の皮も齧っちゃう様ですよ~。
あちこち幹も齧られちゃってます・・・・


頭の上の模様が王冠の様に見えます。
背中の茶色っぽいYの字の模様、色と形によって、
何アゲハなのか?見分ける時のポイントの1つになると思います。

そして目の上の模様も、手で小さなお花を作ったみたいに見えて可愛いです。

11月3日撮影
ついに!蛹になる前段階のスタイルに!
この時に少し気になることが、アリがお腹辺りに居たので捻りつぶしたけど、
まさか?致命傷を与えたりしてなければ良いけど・・・と心配です。
ちなみに、この時期を前蛹(ぜんよう)と言います。
この子の場合、翌日もこのままの姿をしていました。
サイトによると前蛹は1日と書かれているものもありましたが、
全ての幼虫が同じ日数でなるわけでも無いのでしょう。

11月5日撮影
前蛹から2日後、サナギになっていました。


11月8日撮影
サナギなってからの色の変化はどうなるのか?と思ってみてみると、
濃い緑色へと見た目がすっかりサナギらしく変わっていました。
さて、今後どんな色に変わるのか?このまま変わらないのか?
しばし観察を続けようと思います
ちなみに、今日はまだ同じ色をしてました。

濃い緑色の葉っぱに擬態するかのように、すっかり濃い緑色のサナギになって、
ちょっと見たくらいではどこに居るのか分かり辛いですよね。

雨風を凌げる場所に移動して行かず、小さな幼虫の時から成長を続けた木で、
そのままサナギになってしまって、この先ここで成虫になれる確率は低いのでは?と、
心配なのですが、それが自然界の厳しい試練と言うか・・・
私たちが手を貸して、幹ごと家に入れるという策もアリかとも思ったりしましたが、
それをして無事に羽化させる自信も無く、このままにして置くことを選びました。