flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

鏡島弘法

2010-08-28 00:00:52 | ほとけのいおり

(おっしんじ 臨済宗瑞甲山乙津寺 岐阜市鏡島)
 五年振りに訪れるが、旧中山道沿いの風情が変わらずにあった。

 天平十年(738)行基がこの地に草庵を結んだのが始まりという。その後、弘仁四年(813)空海がこの地を訪れ、龍神に対し空海が鏡を向けると、辺りは桑畑になったという伝承がある。その際、鏡島(かがしま)という地名になり、真言宗乙津寺となったという。天文九年(1540)長良川の氾濫により寺は流出、天文十四年(1545)に再建され、臨済宗に改められている。
  

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コメント (4)
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