京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 あたたかな夜道

2014年01月26日 | JessicaとTylerの日本滞在記

「親の調子が良いせいか、子も今絶好調です」指揮者・広上淳一氏のお話でした。

「この中には、毎日普通に学校へ通っている小学生がいます。中学生もいます。このコンサートが終われば受験を控えた人もいます。医者の卵もいます。弁護士の卵もいるそうです。」

絶好調の子どもとは、日本唯一の自治体直営オーケストラ・京都市交響楽団の創立50周年、京都コンサートホール開館10周年を機に設立された京都市ジュニアオーケストラのことです。京都市在住・通勤通学の10歳から22歳までの団員約120名が活動しているのだと。
「おそらく日本で一番のジュニアオーケストラだと思います」と讃えられていました。

映画や舞台、なにかJessieと一緒に楽しめそうなものはないかと随分機会を探しましたが、思うようなものがありません。日本滞在もあと少しになった今、ここにきて、「京都市ジュニアオーケストラコンサート」へと一緒に出かけることができました。

ワグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第一幕への前奏曲
ハチャトゥリアン:バレエ組曲「ガイーヌ」から「剣の舞」「ばらの少女たちの踊り」「アイシエのめざめと踊り」「子守歌」「レズギンカ」
ドヴォルザーク:交響曲8番ト長調op.88

Jessieにとっては初めての体験です。5時開演で2時間たっぷり楽しんで外へ出て見たら雪がちらほら…。じっと座っていたのでエネルギーがあり余っているJessieとおしゃべりしながらの帰り道になりました。「メロディがきれいだったから好き」と言っていたのは何の曲だったか…。
途中、「いつ終わるの?」なんて小さな声が隣から聞こえました。2時間、時々は眠くなるような退屈感もあったのでしょうが、好きだと感じたメロディや強烈なリズムが記憶の片隅に少しでも残れば嬉しいなといったところです。
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 それぞれのやさしさ

2014年01月24日 | JessicaとTylerの日本滞在記

昨日23日、TylerはJessieの授業を参観してきました。一日中どの授業時間にでもご自由にと公開され、母親にくっついていったわけです。

「Jessieはどうだった?」
「はーい! って」
元気に挙手のしぐさを…。
「ターくんもはーい!って」
と、もう一度右手を挙げてみせます。

国語では、いろはかるたを勉強中。「るいはともをよぶ」が入っていないと言うほど「ことわざカルタ」でいくつも覚えたJessieです。
起立して、自分が覚えたのを発表するのに最初の一言がでないでいる姉のそばに近づき、Tylerは手を握ったそうです。その様子を担任が「お姉さんを心配してる」と言われたことで笑いに~。そして、言葉が出始めたのを見届けて?母親の席に戻ったとか。
見守るTylerの前で、この姉が選んだのは「くさいものにふた」だったようです。

右手に一つ自分のぶんを握りしめておきながら、さらに人が持っているものまで欲しがる2歳児。そんな弟のために「シェア、シェア」と渋々ながらのわけっこをし、場合によっては交換となることもしばしばです。「のこりものにはふくがある~」と言って笑える余裕がある時はまだしも、半ベソをかいたり不満が爆発したりと我慢を強いられている事は多そうです。

♪♪ゆ~きー こんこん あられー ふってもふっても どんっ どん つもるー
Tylerが口ずさむ唯一の歌。
きれいな青空が広がっています。今日は母親が友人たちとランチですが、そこにも同伴。
おかげで静かな時間が流れています、…私には。

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 「しんこうー、しゅっぱーつ!」

2014年01月20日 | JessicaとTylerの日本滞在記

「しんこうー! しゅっぱーつ!!」

電車に乗ることを楽しんで、降りてからはその電車がホームを出ていくまで見送っているTylerです。車掌さんにバイバイをすることが目的で手を振っていましたが、先日は、右手を額にかざしてケイレイのポーズでお見送り。これには乗客の方々の笑いを誘っていたとか。ほとんどの車掌さんは手を振ってくれるようです。

今日は取り締まりのためか、本通りを一筋横に入ったところに止まっていたパトカーに遭遇。3人のお巡りさんが座っていましたが、Tylerは近づいてじいっと見つめていました。Tylerが手を振るとお巡りさんもそれにこたえてくれたとか。
バイクに乗った若い女性が脇道に誘導され、3人に囲まれていそたのはそのわずかあとでした。駐車場に止めた車に戻ってチャイルドシートを締めて… の時でしたから。なんと素早い動きのお巡りさんだこと!


新幹線運転士の制服制帽姿なのだそうです。水族館で一日を楽しんだ帰り、通りがかった京都駅でイベントがあったとか。
「しんこうー、しゅっぱーつしてきたの」
出発! 進行! でしょうか。

JessieもTylerも幸い風邪をひくこともなく元気に過ごしております。
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 寒中お見舞い

2014年01月05日 | JessicaとTylerの日本滞在記

「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、・・ホトケノザ、 スズナ、スズシロ 春の七草」
暗唱するJessieの大きな声が繰り返されて、新年も4日を迎えました。

今日は「小寒」。白いものがちらついた寒の入りです。節分までが寒中。小学校へはギリギリの1月31日まで通って、2月2日にオーストラリアへ戻ります。草の柔らかな芽や根っこにこもる生命力を心身に蓄える。そんな古来からの思いにあやかって、七草粥で学校へ送り出すことにしましょう。日本での残りの小学校生活を楽しんでほしいものです。帰国後も無病息災で暮らせることを願って…。

些細な日常生活のひとこまを語り合い、共感し合えるゆとりがあればとても大きな喜びとなりそうです。目立たぬよう、それでいて埋もれることなく「心の灯消さじと抱き…」この1年を過ごしていきたいと思います。 
     

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 あと4日を残して

2013年12月27日 | JessicaとTylerの日本滞在記
悪いことは続くものです…。


今日は突然洗濯機が故障。脱水機能が十分に働きません…。
色とりどりの大小の洗濯物が放り込まれて、ここのところフル回転の日々。とうとう悲鳴を上げたか、絞り切れずにお役目も終了です。新型が出たからといって決して飛びつくことのない暮らしも今回はこれまで。明日、新品が届きます。
グレードがアップされても、ちっとも嬉しさはありません。長年使いなれて親しんだものを手放すのですから洗濯機とは言えやはり残念、惜しい気がします…。けど仕方ありません。

午後4時半過ぎ、みぞれが降りだしました。気付いた娘が
「今日はやっぱり寒い! 寒いわ~」
と言う傍で大喜びのJessieは、束ねるだけの長さを残して髪を切りました。

「よいお年を」
終業式の日に担任の先生が教えてくださったとのこと。その日の帰り、クラスの男の子から
「Jessie、よいお年を~」
と。言われての挨拶が
「バイバーイ!」
だったとは…。
それでも新しく彼女が覚えた言葉です。丁寧に腰を折り、今日はやたら家の中で「よいお年を」と口にしていました。

今年もあと4日。息子の帰りを待っています。
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 クッキーとミルクとニンジンを

2013年12月25日 | JessicaとTylerの日本滞在記

24日の晩には、サンタさんのためにクッキーとミルクを、トナカイのために人参をテーブルに用意して眠るそうです。
そこで…、あいにく牛乳もなくって…、この際!ということになりました。
お煎餅とお茶を用意しました。ここは日本なのだから、まあいいか~ということです。朝起きると、人参の先っぽが大きくかじられていました。

この慣習、「お礼」(Jessie曰く)は父親が子供の頃にもしていたとか。24日のクリスマスイブは日本のような大騒ぎもなく、家族でそろって過ごしているようです。

                            
「シャンタさん、バスプリーズ、でんちゃプリーズ」
Tylerのお願いはかないました。
「一日これで家にいられるね」
とからかわれるほど2歳児は大喜び。
「シャンタさん、ありがとござます」
何やらよく聞き取れない、名付けて“エイリアン・ランゲージ”で気持ちよさそうに目をつむり、首を振り、高らかに歌い上げ?最後に頭をペコリ。手にはマイクを持ったつもりです。
Jessieはお気に入りのハローキティのこまごまとしたものなどをあれこれと…。二人ともご機嫌さんで一日を過ごしました。

「どうしてお茶の代わりにビア(ビール)を置いておかなかったの?」
とは、電話でのJayでした。

いつにないクリスマスの晩となりました。
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 一足飛びには・・・

2013年12月23日 | JessicaとTylerの日本滞在記

   12月21日土曜日
 今日、わたしはかぞくとくらまおんせんへ行きました。出たり入ったりしました。
 みぞれがふっていました。
 電車が大すきな弟がものすごいよろこんでいました。

   12月23日月曜日
 今日、けんばんハーモニカを練習しました。
 「コギツネ」と「タンバリンの輪」をしました。さいしょはむずかしかったのに、だんだんじょうずになりました。
 ほうか後、クラスの友だちがゆびつかいを教えてくれて、うれしかったです。

日本に来て初めて鍵盤ハーモニカにトライしています。放課後練習しているJessieをクラスの友達が囲み、心配げに見守りながら教えてくれていたそうです。先生はそっとその光景を写真に収められたとか…。
とぎれとぎれだったメロディーが、母親の指導?で随分と上手になりました。

冬休みに入ってようやくJessieも一緒に出歩ける日がでてきました。比叡山の冠雪に声を上げながら「雪が降らないかなあ」と…。「今、あなたに贈りたい漢字コンテスト」(漢検)に「雪」の1字を選んでメッセージを添えたJessieでした。

今回、日本に帰国する直前に受験してきた漢字検定試験に合格しました。日本語補習校で週に1度だけの国語の勉強、宿題で補充されるぶん家庭学習の量が増えて大変です。先ず1年生の漢字、10級に合格です。来年6月、2年生の漢字に挑戦すると意欲満々。いつか何かの役に立つ、と期待しています。

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 おかげさまで 

2013年12月18日 | JessicaとTylerの日本滞在記

「ちょっとこわいの~」
ぼんやりしている子でもなさそうですが、「のんびりしている」と言われることが多いらしいタイラーは、公園の滑り台も拒否して、途中からでも滑ろうとしません。上に登るのは苦手、こわがりなのでしょうか。「ちょっとこわい~」が得意です。

13日(金)に入院の手続きをとり、週末を外泊の形で家で過ごしたタイラー。ドロ鼻が出たりしたので心配しましたが、16日午後、アデノイドの手術は予定通りに行われました。術後の経過もよさそうです。
17日、「よーぐるとたべた~い」と駄々をこねていましたが、プリンのみの許可。出されるお粥さんを美味しそうにすべていただき、昼過ぎには左足にしていた点滴が外されました。

外見は充分に元気だと思うのですが、睡眠時の不規則な呼吸や日常の呼吸の仕方が改善されていけば、もっともっとやんちゃなパワーが発揮されるのかもしれません。
なんとも言えない柔らかな笑顔が消えて、2歳児タイラーの存在の大きさを思い知るこの三日間です。

明日は退院できそうだと連絡が入りました。
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 「ジェシジェシ、ゴー!ゴー!」

2013年12月12日 | JessicaとTylerの日本滞在記

「ただいま! ジェシ今日5400メートル走った!!」と 声から先に帰ってきました。

本番の頑張りに期待して「カツ」にしようと話はまとまって、昨晩はヒレカツで縁起をかつぎました。2歳児も肉なら「チキンチキン」と大喜びです。決められた距離でタイムを計るマラソン大会ではなく、30分内でどれだけ走れたかを記録するものです。
「御園橋ー西賀茂橋」間の東西の河川敷を、橋に上がって降りてぐるっと一周。2キロのコースを2周して、さらに終了の笛がなるまでの1400メートルがプラスされる頑張りを見せました。
              
歩けばタイムは遅くなるので制限時間内で走れる距離数が減るわけなのでしょう…。5年生に続いて2年生がスタート。大小入り混じったランナーの中から赤白帽のない赤系の靴を履いたJessieを見つけ、目の前を通過するたびに3回声援を送れたわけで、応援のし甲斐がありました。
Tylerも応援に向かいました。「ジェシ、ジェシ、ゴー!ゴー!!」
橋の上から手を振ってみせ、母親に抱っこされたTylerに笑顔でハイタッチの余裕? 練習を重ねて自信もついたか、好調は持続されました。

高校時代、3キロの持久走でも途中棄権でさぼっていた私。よくまあ8歳の子が5キロを超える走りをするものだと感心するばかりです。
「つかれたらジョギングみたいにして走って、絶対に歩かなかった」と胸を張ります。よく頑張りました。



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 風邪の子

2013年12月09日 | JessicaとTylerの日本滞在記


        咳の子のなぞなぞあそびきりもなや   (中村  汀女)

病院通いの一日でした。
朝からTylerを耳鼻咽喉科と小児科へ。すべてを終えたのは受付を済ませてからなんと4時間半後。ほとんどが待ち時間でした。14時30分、病院から大急ぎでJessieの学校へ迎えに回って、夕食後、今度はJessieを連れて夜間診療でクリニックを受診。
昨日から鼻をぐずぐず、ともに風邪気味です。軽く咳をする初期ですが、二人ともが大事を控えた身。悪化しないようにと早めの受診となりました。

12日、Jessieはマラソン大会です。無理に参加させるつもりはなくとも、本人がやる気満々。今日はゆっくり走れと言い聞かせておいても、15分でいつもは10周(1㌔)のペースを9周に落として、25周。計34周(3.4㌔)を走ったというから、異常なほどのパワーに驚かされます。「30分間」で個々がどれだけの距離を走れるかといったマラソン大会なのだとか。賀茂川の河川敷を走ります。せっかく頑張って練習を続けてきただけに、参加させたいのはやまやま。それだけに本番でダウンしないようにと体調管理に家族は気を揉むことになります。

一方、タイラーは16日にアデノイドの手術を予定しています。帰国間もない時期に受診し、予定が組まれました。この予定のまま順調に終わってほしいと祈るばかりです。息苦しそうな寝息を聞かずにすむように…。

さすがに早く寝てほしいと思った今夜、騒々しさが消えたのは20時半。ちょっと疲れたかな。やはり疲れました。夕食が手抜きです。


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 冬日和

2013年12月02日 | JessicaとTylerの日本滞在記

風もないのにイチョウの葉が舞い落ちてきます。
街路樹の落ち葉の処理には毎年多くの苦情が市に寄せられるのだそうですが、散り敷かれ吹き寄せられた木の葉が道路を彩っています。そんな紅や黄の葉っぱをTylerと拾いながら、歩いて歩いて賀茂川畔へ。冬日和の日曜日。前日からの約束で、お弁当を持って出かけました。なぜかJessieは落ち葉になど目もくれません…。

トンビがクルリと輪を描いて、ユリカモメが飛び交います。ハトが群れ、カモが飛び立ちます。「見て見て! お空を見て!」、このあとに続く呼びかけは「ターくん!」です。素直に空を見上げて「とりとり」と。この子の反応の楽しさがそうさせるのです。

Jessieはマラソン大会を控えていて、ジョギングを楽しむ人たちにまじって、大真面目で持ち前の馬力を発揮。本番の走りさながら。キック力の強さに呆れかえって、走る後ろ姿をみていました。「陸上をやらせようか」とは母親です。「加減する」ということを知りません。がむしゃらです。
姉のあとを追って、2歳児も小さな短い脚をちょこちょこ運んで、どこまでも…。と、いきなりターンしてにこにこ顔で、またちょこちょこと戻ってきます。かわいらしいこと~。

「走っていると風があたって気持ちがいい」とはJessie。穏やかな一日でした。






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 手話で

2013年11月29日 | JessicaとTylerの日本滞在記
 

                                     
月2回ある絵本点訳の例会日。先日は欠席の連絡すら忘れるうっかりミスをした。夜の活動とあって、日の暮れが早くなりかける時季からどうも足が遠のきがちになる。さらにここにきて、しばらくは欠席が続きそうだ。

今年も、この1年間に会員が点訳し終えた絵本を京都ライトハウス内にある「あいあい教室」を利用される子供さんたちのもとに届けられる日が近づいてきた。欠席しようかと思っていたところ、Jessieを連れても一向に構わないということで、それならお言葉に甘えようかと参加を決めた。ホテルで、気楽なバイキングでの昼食会が予定されている。その際、Jessieにぜひ会ってみたいと言って下さる友のお誘いが発端だった。娘やTylerも一緒にとはさすがに遠慮したが、Jessieは事情も知らぬままに行きたいという。
目が不自由な人たちがどうやって本を読むのか。「点字」という文字があること、点字で絵本を読む子供たちがいることを話して聞かせていた。

 と、先日Jessieが私に尋ねてきた。
「耳が聞こえない人はどうやって話すか知ってる?」
「手話のこと?」
「うん! Jessie知ってるよ。あのね、○○○○○って時はね、こうやってこうこうこう。。だよ」
 手振りで説明してくれる。
「なんで知ってるの?どこで覚えたの?」
 音楽の時間に「さんぽ」(「となりのトトロ」より)を手話を交えて歌ったということだった。

覚えたてのJessie。来月8日、あいあい教室を訪ねるときに同行させようと楽しみにしている私。
何を教えようというのでもないが、何かを知ってくれるかもしれない。
                                           (写真は11/23奈良へ)

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 平凡さを

2013年11月25日 | JessicaとTylerの日本滞在記
昨日午後、大阪での仕事帰りに息子が顔を見せてくれました。
朝から待ちわびたJessieは大喜び。初対面のTylerは、きょとんとした顔で見上げてはプイッと横を向いたりしていたのですが、じきに笑顔を浮かべて隣を離れない親しみを見せていました。なかなかフレンドリーだった2歳児、「男同士」ということで何かあるのでしょうか。
息子にしても、二人がいればこその途中下車だったでしょう。年末にはゆっくりと過ごせることを期待して…。


久しぶりの雨降りとなった今日。何をするでもなく家にいて、結局何もしないで一日が終わりました。
Tylerは昼寝、母親は読書。私は、…この間なにをしていたのだったか。非日常にも、訪れる平凡な日々はあります。マイナスよりプラスを数えて、これに尽きるようです。

でも、・・・ I have to do my homework …. だめだめ! 「でも」はいけませぬ。これ以上は言わずに、この平凡さをいとおしんで…。
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 晩秋に

2013年11月22日 | JessicaとTylerの日本滞在記

めきめきと言葉数が増えています。発音が鮮明になり私の「聞く力」もついて、tylerとの会話を楽しめるこの頃です。晩秋の一日、おにぎりを作って母親と植物園に遊びに出かけました。何か歌を歌っているのだそうです。

Jessieが予定時刻より早く、しかもいきなりクラスの友達と「ただいまー!」と帰宅したのには驚かされました。その後は、誘い合わせた約束の公園で暗くなリかけるまで遊んで戻ってきました。一人では公園から帰れないので、母親とTylerも同行です。
夕食後のデザートのケーキをフォークで上手にひと口ほおばると、右手を胸に当て「おいし~~い」とにっこり! なんとも言えない笑顔をして見せてくれるTylerでした。このケーキは、小学校生活を楽しんでいる様子を嬉しく見守るみんなの気持ちの贈り物です。


賑やかで楽しい一日があっという間に終わっていきます…。
夜8時、いつまでたっても寝ようとしないTylerを寝せるために家中の電気を消して「一時就寝タイム」が始まります。それに今夜は、母親がサスペンス劇場が見たいということもあって、寝たふりに必死です。おかしい~。

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 こらえても笑いが

2013年11月18日 | JessicaとTylerの日本滞在記

Jessieの小学校生活はおかげさまで順調です。

今日は学校帰りに、クラスのお友達の家に直接お邪魔をすることになってしまいました。ランドセルを背負ったままでしたから、これはまずかったか? また、Jessieの父親は子供だけを登下校で歩かせることに反対しています。オーストラリアでは必ず送迎をしていることもあって、一人にすることを心配します。 内緒、ということにしておけるでしょうか。
給食も「お変わりをしたい人」にいつも手を挙げているのだそうで、「だって美味しいから」とにこにこ顔です。息を弾ませ、小鼻を膨らませて興奮気味に学校の様子を話してくれています。

オーストラリア現地での学校と土曜日だけ通っている日本語補習校と、この両方の宿題を持ってきており、「マミィちゃんセンセ」の厳しい指示のもと、帰宅後のおベンキョ―も大変です。そこに、初めてのピアニカの練習や教科書の音読も加わります。
家庭学習に要する時間だけは、なかなか優秀な??小学生に入りそうです。

「これなにー?」と「What's that?」を併用するtyler。英語の歌を体全体でリズムをとって歌ってもみせます。小さくても自然とこうした使い分け?をする脳の不思議フシギは、見ていて本当に楽しいことです。少しづつこの子が言うことを理解できるようになりました。やってきてまだ日がありませんが、日本語の発音もはっきりしてきたのかもしれません。

 

             (ジェシを迎えに学校まで。公園で遊んで待っています)

今夜は、お相撲さんの土俵上のポーズを突然真似しだしました。足を開き腰を落とし、両手を左右に広げた恰好で固まっています。そして、自らの「レディー、ゴー!」を合図に前に倒れ込むのです。「タイラー、塩をまかなくちゃ」「もう一回やって」のリクエストに何度も応える演技派は、えくぼをへこませてにっこりの器量よし。もう、かわいいこと~。思いがけない所作に、こらえても笑いがこぼれます。時には大爆笑の賑やかさが我が家を包みこみます。

平素の淡々とした暮らしぶりからすれば、まったくもって非日常。が、明日はちょっと私の時間をもらって大阪まで…。




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