京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

 今夜は森に眠る

2014年05月12日 | 日々の暮らしの中で

昨日昼過ぎ、息子が電話をしてきました。こんな時間に一体どうしたのかと思ったのですが、「母の日だと思って」と言います。思いがけないことでまたまたびっくり。「いつも遅くなってすみませんね。明日着くと思うから」と。口ぶりから、母の日のプレゼントを送ってくれたようでした。
以前にもなんのイベントでしたか、「遅くなったけどすぐに送るから」と言ったことがありました。それをもう3年は待っているのですが、いまだに届きません。それはそれ、楽しみに待つことにしました。

包みを開けるだけで良い香りが漂います。メッセージカードが添えられていました、説明までしてくれてあって…。
「ラルフローレンのディフューザーは玄関周りに置いて。3カ月は余裕で持つらしいよ。ディプティックのルームスプレーは寝る時にプシュッと。森の中にいるような感じの香りです。確かに落ち着いた香でした。深い眠りを誘う香り」

そして夕刻、「使ってみた好みで選んだから好きかどうかわかりませぬが」とメールが入りました。早速明けてスティックを挿したこと、今夜はプシュッとしてみることをお礼に添えました。

香料を袋に入れて部屋の柱や鴨居に掛ける「掛香」があります。
芳香を楽しみ、夏の暑さをはらうだけではなく、防虫効果もあるところから臭気除け、疫病邪気除けのためにも用いられたとか。歳時記に説明されています。いつもハンカチを重ねた間に匂袋を忍ばせて香りをうつしています。
日本古来の香とスティックから漂い出す匂いの違いを感じます。普段にはないにおいが漂ってきて、ああ極楽~ ??




コメント (8)
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