傘を広げたりすぼめたり、天気雨が降る中のウォーキングになりました。
うっかり蹴飛ばしてしまってから追いかけて、拾い上げてみたところ無患子(ムクロジ)でした。熊野古道を歩くツアーに参加していて8回目に当たる2011年5月、芳養(はや)王子で見つけて覚えました。まさか、でした。一昨日も歩きました、その前日も。しかし、です。何年、何回とこの道を通っていても、ムクロジの木も葉も知らずにいては、発見もないわけです。
いくら探してもこの3つ、大事に持ち帰って一つを割ってみました。ナイフを入れると外皮からベタッとした汁がわずかに手についてきます。「石鹸になる」とか…。 黒いのは熊野の地の記念品です。
午後の1時間をウォーキングにあてて順調に経過、中。これからの季節、目を凝らして歩く日を増やしたいです。
一昨日は、池のはたで、一頭のシカが赤ちゃんを抱っこした父親らしき人の横でじっとしていました。奈良公園かと思うような光景。ここでは人間のそばを離れずにいるのを見たことがありませんでしたから。と、悲鳴に近い叫び声があがり、通り過ぎようとした足が止まりました。
「あかーん!! そばにいったらあかーん!!」振り返ると、1歳過ぎくらいの女の子がシカのすぐそばに立っているのです。
あの叫び声に、心臓はドキドキ! こんなに人間の中に入ってくるなんて…。
「イノシシに注意してください」という看板を初めて見かけ、(注意しろって言われてもねー、出てきたらどう気をつければいいのよ)と一人ぼやきながら歩いていた直後の出来事でした。こんな公園の外周で、イノシシやシカと共生するのも難しいことですわ。