年が改まり、「一年の計は元旦にあり」のことばが頭にちらつくが、ようやくこの数日で身辺を整えながら、さあて…、と何かを考えているのか、練っているのか、はっきりしない〈時〉をやり過ごしている。したいことはあるのだ。ゆっくりエンジンをかければいいと思っているから、焦りはない。

そう言えば、弟は手紙の中で私を「暇そうだね。うらやましいよ」と笑い、「若き日に戻って学徒の真似事でもいかがですか」とせっついてきていた。もっとも、最近読んだ小説で知ったんですがと前置きし、「学徒というのは読んで字の如く〈徒に学ぶ〉と言って―」、中国の科挙の試験合格を目指し、老年になるまで勉強を続けた人のことを指す言葉だというらしい、などと注釈をつけていた。
余談はさておき、毎年の事ながら私は正月も明けてからの、こうした〈時〉を大切に思っている。何を考えるでもなく、それこそいたずらに? いえ、無駄ばかりでもないが、今日も思いを巡らせていた。そして、時間を作って本を読み、自分の時間を取り戻していく。そしてまた、思いつくままに…。ま、いつもマイペースというに過ぎないのですが。
午後から趣味を同じくする仲間4人で落ち合い、またあれこれ思いを述べ合って、耳を傾け合った。こんなことしながら方向も見えてくる私。口福に耳施をいただいたひと時、ってところ。

そう言えば、弟は手紙の中で私を「暇そうだね。うらやましいよ」と笑い、「若き日に戻って学徒の真似事でもいかがですか」とせっついてきていた。もっとも、最近読んだ小説で知ったんですがと前置きし、「学徒というのは読んで字の如く〈徒に学ぶ〉と言って―」、中国の科挙の試験合格を目指し、老年になるまで勉強を続けた人のことを指す言葉だというらしい、などと注釈をつけていた。
余談はさておき、毎年の事ながら私は正月も明けてからの、こうした〈時〉を大切に思っている。何を考えるでもなく、それこそいたずらに? いえ、無駄ばかりでもないが、今日も思いを巡らせていた。そして、時間を作って本を読み、自分の時間を取り戻していく。そしてまた、思いつくままに…。ま、いつもマイペースというに過ぎないのですが。
午後から趣味を同じくする仲間4人で落ち合い、またあれこれ思いを述べ合って、耳を傾け合った。こんなことしながら方向も見えてくる私。口福に耳施をいただいたひと時、ってところ。