「金があったら本を買っておけ。どんな本でも3年たてば役に立つ」、尾崎紅葉は弟子にこう説いていたらしい。
2年ほど前に購入したはいいが、そのまま眠らせてしまった一冊、『東慶寺花だより』。
江戸時代、幕府公認の女性救済のための寺として東慶寺があった。身につけている物を寺の門の中に投げ入れさえすれば駆け込みは成功とされる。駆け込みに成功した後は、寺の御用を務める御用宿が「夫と別れたい」女性の事情を詳しく聞くなどしてその役割を果たす。
足かけ11年連載されたという作品は、この御用宿を舞台にして、花の名の章立てに主人公の女性の名、【梅の章 おせん】などと、15話が収められている。
これを原案とした映画「駆込み女と駆出し男」の上映が始まった。ようやく出番が来て読み始めたが、まずは「映画館へ駆け込」んだ。東慶寺に駆け込む事情も様々に、情味があり、とてもよい映画だった。
旅、美容院、劇場、映画館、図書館、書店、行きつけの飲み屋さん…。それぞれの隠れ場所(アジール)にこもって「自分の頭の中を整理し気持ちを落ちつかせようとしているのでしょう」。いつの世にも「隠れ場所は社会に必要な装置だと思う」と井上ひさしさん。
「駆け込み女に駆け込み男」面白いらしいですね。
我が家の友が読みながらときどき
声を出してわらったりしてて、
主人公の男性は大泉洋しかいないと言ってます。
原作はしりませんが、映画は是非見たいと予定しています。
たくさんの本を「買い置き」なさっておられるのですね。
今はたくさんの「待機本」を抱えていますので、
これは映画だけでと思っています。
「金があったら本を買っておけ。どんな本でも3年たてば役に立つ」>
さすが紅葉さんですね。
父は現役の時、定年後の「晴耕雨読」を夢見てたくさん買い集めていましたが、
病弱でしたので老いてからは気力をなくし、
未読の本を遺して逝きました。
読書も体力気力がいることを教わりました。
待てませんでした。
大泉洋さんにはまり役ですね~。
おかしいだけでなく素敵でしたよ~。
それぞれに別れようとする真相を描きだす本の世界は、
映画にない部分が読めます。
長引いた風邪の後、ようやく本でも買おうと思えたときに買ったものでした。
体調が悪いと本を読む気力さえ萎えてしまいますね。
いつか読もうと思って買っておく本もたまにはありますが、
積んでおくだけは多くありません。
読んでは買う、これが楽しみでもありますよね。
映画嫌いじゃないんですけど、田舎の町には映画館はありません。ツタヤさんでDVDを借りることは可能なんですけど見たい映画がすぐにDVDになるわけでもないので諦めています。
私のアジールといったら尾根道の散策と撮り鉄のまねごとです。新の中で独り食べる牛乳サンドイッチなど最高です。
井上ひさしさんの活字の世界もなかなかいいなと思って読んでいます。
私も見そこなった映画はツタヤさんでDVDを借りたりします。
身体を動かすことで英気を養い、日々の活力を蓄えるのは、さんたろうさんの世界ですね。