趣味や目的を同じくする、新たな仲間を大阪の地に求めて1年と2カ月。出町柳駅から小一時間ほどかけて京阪電車に揺れる。この移動にかかる時間は、読書しながらだが、自分のための時間を楽しむために気分を切り替えていくにほどよい間合いとなっている。
春からこっち、開始時間が午後からとなって、終われば奈良から参加のA子さんと話しながら駅に向かうことが続く。回を重ねても、他のメンバーとは個人的に文学や文章の話などする時間がもてずにきた。それがようやくかなった昨日の年忘れ会。「年忘れ」とはいえ、一年の苦労をねぎらい忘れようというものではない。酒食を共にしながら、普段話すことのできなかった個々への関心事を話題に花が咲いた。切磋琢磨、これからも互いに励んでやまない関係でありたいと宴を楽しんだ。
自分を高い棚に上げては…と、合評会でも控え目な批評で抑えていた。が、そう思っているのは自分だけだったようだ。「的を得ていて、案外厳しいよ」と好意的に認めてくれるUさん。彼女の評はまことに手厳しい。読書量の多さを物語る語彙の豊かさ、私好みの文章のセンス、文体を持ち、ずっと「気になるUさん」だった。親しく話す機会に恵まれ、少し近づけた事がまことに嬉しいこと。これからも互いに高め合える時間を共有したい。
会場は「曽根崎新地」。近松門左衛門による『曽根崎心中』を思い浮かべていた。「keiさん、ここが北新地よ」誰かが教えてくれて、「写真撮っておくわ」と私。さほどの事もないネオン街だった…。大阪市役所、点滅して色合いの代わる土佐堀川沿いや御堂筋のピンク系の光のトンネルをカメラに収めた。
♪あの人もこの人も~ そぞろ歩く宵の街
右も左もわからず後について歩くだけの大阪の夜、楽しかったわ~。
私は大阪へは、まだ3回くらいしか行ったことが
ありませんが、夜の大阪ですね。
忘年会でたのしく過ごされたことでしょう。
私は最近は、ランチ忘年会が多くなりました。
夜に大阪の街を歩くなど初めてでした。
環境を変えたくて京都から大阪へと足を伸ばしたのでした。
それぞれの思いを抱いて熱心に励まれる方々に混ぜていただき刺激になります。
夜、遠方での飲み会(忘年会)、こうなると酔えませんね(笑)