
短い話が重なっている『ブラック・ジャック』(手塚治虫)をこのところ読んでいた。
“描かないことを読む”。
大胆な場面の展開、省かれる説明、少ないセリフ、すっぱりと切り捨てるような終わり方…。
短編小説であれエッセイであれ、文章とマンガとは表現の作法も約束?も異なるのだろうが、書き過ぎない・描き過ぎないということが、読者を余韻の中に引き込む力となる。
読後に働く想像力が、思いもかけない感情を湧き上がらせ、そう…、あらたな扉をも開く。角野栄子さんの言葉をなぞって、やはり「想像力は魔法」というところ。余韻がないのはつまらない。
意図的に仕組まれた「手塚節」。ちょっと味わってみたくて、つまみ食いだが…。
ブラック・ジャックの漫画を読んだのは数十年前の事です。子供たちより先に読んでしまい満足、満足でした。
アニメのブラック・ジャックを観に行った時も朝1の上映で観客は私1人、落ち付かないまま観たものでした。とにかく歯切れの良いセリフにスカッとした気分に、私も若かったのですね。
長い事ご無沙汰いたしました。やっと秋の気配が感じられますね、季節の変わり目ご自愛ください。
菜の花さんにはお気に入りの作品でしたんですね。
映画にもなって広い劇場を独り占めだなんて、確かにちょっと落ち着きませんね(笑)
私は初めて本格的に読んでいるところです。
全部読む根気はありませんが、ラストシーンはいいですね。
秋の長雨、スッキリしませんね。
名の花さんもお身体大事にお過ごしください。
コメント戴き、嬉しいことでした。ありがとうございます。