Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

バングラデシュの旅 4 シュンドルボン国立公園

2009-12-13 16:22:36 | 南アジア
11月23日 続き

バゲルハットの見学を終え、次はモングラという港へ。
 
たくさんの小さな渡し船が行き来するこの桟橋から、ボートで沖合いのクルーズ船まで行く。乾季のため船を岸に着けられないらしい。
 乗り込んだのはこの船、ディンギー号。
今回のツアーの現地旅行社、ベンガル・ツアーズの持ち船で、宿泊できる部屋も10部屋ほど備えているが、これを貸切にさせていただく。

お昼をだいぶ過ぎていたので、乗り込むとすぐに食堂で昼食。
  
 
やっと少しはバングラデシュらしい食事にありつけた、カレーの味付けは外人向けにすごーく控えめになっていたけど。
たくさん出された魚の唐揚げは川魚だけれど泥臭さもなくとてもおいしい。頭からパリパリといける。

食事をし、ツアー恒例の自己紹介などしているうちに外を眺める暇もなく船は目的地に着いてしまった。
 川の真ん中に停泊した船からまたボートに乗って、支流を遡っていく。と言っても川幅はそれなりにあり、両側はマングローブの森と言うが、それほど鬱蒼としたジャングルと言う感じではない。タイのプーケットから行った島の方がそれらしかったな、と思い出す。

やがて川の中でもう一隻のボートと合流。
 
これが伝統のカワウソ漁の船。後部の四角い檻の中にカワウソ君が3匹入っていて、これで魚を捕るという。
 我々の姿を見るや川の中に入れられたカワウソ君たち。
紐でつながれ、キーキー言いながら泳いでいく。

これを見ると我々日本人としては当然鵜飼いのようにカワウソが魚をくわえて上がってくることを期待する。がよく聞いてみるとカワウソを放すと同時に船から網を降ろし、カワウソはこの網の中に魚を追い込むのが仕事なんだそうだ。なあんだ。

20分ほど見ていただろうか、何回か網を上げたが収穫はなし。時間が悪いので捕れないと説明されたけれど、これで生活できるほど魚が捕れるかははなはだ疑問。今は明らかに観光収入のほうが多いだろう。

船に戻り、屋上の甲板からやっと周りの景色を見つつ出発地の港へ戻る。
 
 
このあたりの川岸には田んぼが広がり、村の家がたくさん見える。
  
小船で釣りをする人がいたり、ヤギの散歩をする人がいたり。ケララのハウスボートを思い出す、のんびりした景色。

国立公園とは言え人家が多いのも道理
 3時間半で我々が往復したのは広いシュンドルボンのほんの入り口。
河口まで行くには早い船でも丸一日かかるらしい。だからこの船にも宿泊設備がついているのだ。

モングラの港に戻り、お世話になった船にさよなら。
 
 桟橋では地元警察の皆さんがお出迎え。
実は来る時もバゲルハットから警察の警護車が我々の先導をしてくれていたのだが、帰りは一段と人数が増えているような。
この警護は旅行に危険があると言うよりは、国の観光優遇政策の表れと理解すべきだろう。制服好きだし、みなさん愛想もいいのでウェルカム。

ホテルに戻ると、今夜の夕食は地元の特産品、エビ料理だと言う。
ちょっと期待したが
 ・・・エビカレーはできないんでしょうか。


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コメント (2)
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