Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

バングラデシュの旅 8 マハスターン

2009-12-25 00:03:59 | 南アジア
11月26日 続き

カンタナガル寺院のあるエリア、ディナシプールはバングラデシュの中でもおいしい米の取れる所として、日本の新潟県魚沼郡のように有名だと言う。
 確かに回りは一面の田んぼ。ちょうど黄金色に実って刈入れをしている姿もたくさん見られる。
それならばバングラデシュ一というお米を買ってみたい、とガイドさんに要望。ソイヨドプール(たぶん)の町のお米屋さんに寄ってもらう。
  
いつもの通り、好奇心いっぱいの地元民の皆さんに囲まれつつ、2種類のお米を購入。
左側がこの地方でも一番と言うお米。とても小さな粒だが、もち米のように白く、食感もモチモチしているらしい。こちらは1キロ70タカ(90円ぐらい)。
右は比較のためにと買ってみた、ごく一般的な長粒米。こちらは1キロ40タカ(50円ぐらい)。
どちらもまだ日本では食べていないが、さて、どうやって炊こうか。

ところでバングラデシュではお米の貯蔵法が日本とは違う。
日本では刈り入れた米はそのまま干すが、こちらでは一度蒸してから干すと言う。
 見学させてもらったこちらでは底に蓋のあるこの二つの筒に籾を入れ、上から蒸気を通して蒸し上げ、その後底の蓋を開ける。
 そして落ちてきた籾をこのように地面に広げて乾燥させる。
同じお米でもずいぶん違うものだ。

さらに次の目的地に向かう途中、今度は野菜の市場を見かけた。
 
地面いっぱいにカリフラワーや大根が広げられ、

 
大きなウリやかぼちゃ、苦瓜やねぎも大量にある。
近隣の畑で獲れたもののようで、どの野菜もとてもきれいでおいしそう。
最貧国と言われるバングラデシュだが、米といい、魚といい、野菜といい、食糧自給国の豊かさを感じる。

 添乗員が大根を買ったら、いつものごとく、この人だかり。
でもチーズおろしで作ってくれた大根おろしはとてもおいしかった。

ラングプールからはまた南に下り、先日のパハルプールの東にあるマハスターン遺跡へ。
今回も最初は博物館。
 
入り口の左右に部屋が広がるだけの小さな博物館だが、中身はパハルプールより充実している。特にマハスターン出土という8世紀ごろのテラコッタにとてもいいものがあって、これにはうっとり。仏像ではない人物像や動物なのだが、ガンダーラのものに似たところがあるように感じる。

しかし惜しいかな、ここも説明がほとんどなく、図録も絵葉書もないのに写真撮影も禁止。
記憶容量の少ない脳みそでは「素敵だった」ということぐらいしか覚えていられないんだよー(泣)。

博物館を出ると目の前に6世紀のヒンドゥー寺院跡。
 
想像力を要する遺跡よりも、周りに広がる農村風景が魅力的だ。

 バショルゴールは7世紀の仏教寺院跡。
おそらくパハルプールの中央の僧院と同じようなものだったのではないかと思われるが、研究はあまり進んでいない様子。
 この遺跡から眺める夕日はなかなかロマンチックだと思うが、イスラム国では男同士で仲良く眺めていた。


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コメント
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