Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

バングラデシュの旅 10 朝の市場とショナルガオン

2009-12-28 20:32:25 | 南アジア
11月28日

毎朝8時には出発していた今回の旅、今日だけはゆっくりした日程なので朝食の後、ホテルの周りを散歩してみた。

 
豪華5つ星ホテル、パンパシフィックの前は新市街の大通りで、バングラデシュ到着一日目には車が動かなかったところ。それが今朝は閑散と、人も車もほとんど通らない。正月元旦の東京の真ん中と同じだ。

道を渡って北側に行くと、そこにはカウラン・バザールという大きな市場が広がっている。
 前の晩にバスで通り過ぎた時は人でごった返していたここも、ゴミが散乱して閑散。しかし誰もいないわけではなく、ぽつぽつと仕事をしている人がいる。
 
たまねぎの皮むきはなぜか赤い電灯の下で黙々と。つやつやと緑色の野菜はなんだろう。
  
豆も香菜も地面にてんこ盛り。
  
キュウリ屋の男の子はなぜか写真を嫌がって大暴れ。

市場の中の細い路地をふらふらしていたら食堂の並ぶ一角があった。
 
店先ではチャパティが焼かれ、奥にはいくつもの惣菜の鍋が並ぶ。
食べて行きなよ、と声をかけられたが、朝食を食べたばかりだし、なによりもう使わないだろうと現地通貨を使い切ってしまっていた。ここの朝ごはん、食べたかったな。

市場の脇にはモスクがあり、門の前には貧しそうな女性たちが座り込んでいる。
  
 やがてお祈りの時間が終わって、モスクからは白い帽子をかぶったムスリムの男性たちが大勢湧いて出てきた。犠牲祭のこの日、女性たちは喜捨を期待して待っていたのだ。

散歩の後はバスに乗ってダッカの郊外、ショナルガオンへ。道がすいているので本日はすいすい。

はじめに立ち寄ったのは1519年築というゴアルディ・モスク。
 
  
細部にきれいな装飾の残る小さいながらも魅力的な建物だが、近くに新しいモスクが建てられて現役は引退した模様。

次に向かったのはパナム・ナガール。
20世紀のはじめ、裕福なヒンディーの商人たちが作った町が東パキスタン独立後、打ち捨てられてしまったという。
  
狭い道の両側にしゃれた窓やバルコニーのある家が300メートルほど続く。

  
 
きれいに修復すればしゃれたレストランやホテルになりそうな建物だが、中国の「土産物屋街」のようになるよりはましかもしれない。

ぽつぽつと人が住み、リキシャだけがやたらに元気よく走り抜けていく道を歩いてからダッカに戻った。


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コメント (2)
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