Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

バングラデシュの旅 9 ボグラ~ダッカ

2009-12-27 00:20:06 | 南アジア
11月27日

北のボグラからダッカまで、230キロを戻るだけの一日。

途中、あまりにも何もないためだろう、織物で有名だと言うタンガイルで織物工場の見学。
工場と言っても町中のトタン張りの小屋。
 中にはほとんど隙間なく20ほども織機が並び、壁際には板敷きのベッドが並んでいる。労働条件の過酷さがしのばれる環境。

ただしこの日はコロバニイード(犠牲祭)の前日の金曜日、全国一斉1週間のお休みの初日と言うことで職人さんたちはみんな里帰りしている。
  
唯一の職人さんが織りかたのデモ。手織りとはいえ、模様の入れ方などはパンチカードのようなもので制御されたすすんだ織機だ。

この後は当然、ここで作られたサリーの即売会かと思ったら、別の薄暗い部屋に品物がいくつか置いてあるだけで布を広げるのも嫌がる。この商売っ気のなさがいかにも観光客慣れしていなくて新鮮。あと何年かしたらショールームでもできていたりするのだろうか。

タンガイルからはひたすらダッカまでの道を走る。
ジョムナー川を渡る大橋につながるこの道は北へ向かう大幹線というわけで、日本で言えば大晦日にあたるこの日は下り車線が大変なことになっている。
 
道にはぎっしり乗用車、バス、トラックが並び、バスは中はもちろん、屋根の上までお客さんでいっぱい。
  
すれちがうバスのほとんどがこの調子で、一度停まっているバスの上の乗客を数えたら50人ほどもいてびっくり。

 
バスより安いと思われるトラックの荷台もこの通り。

さらにダッカの町を出る列車も。
 

車はほとんど動かないし、最悪の移動手段だと我々は思ってしまうのだが、屋根の上の乗客たちにイライラした雰囲気はなく、なんとなく楽しそうでさえある。慣れているし、やっぱり田舎に帰るのはうれしいものね。

この帰省渋滞、反対車線の我々には関係ないかと思ったら、交差点などに信号がないため、要所要所でこちら側も渋滞。結局ダッカに戻るのに通常より2時間ほど余計にかかってしまった。面白かったけど。

帰り着いた大都会、ダッカでは翌日は店がすべて閉まってしまうということで大急ぎでショッピング。

まずは外国人御用達らしい高級スーパーで
 
マンゴーもの各種とお料理ヘルパー。

さらにNGOが経営すると言うアーロンという手工芸品のお店でベンガル地方特産のノクシカタ刺繍。
  
この店の刺繍製品はとてもしゃれていて、値段も日本では考えられないほど安い。
 こんな手の込んだ手刺繍のクッションカバーが1000円なんてうれしすぎて、時間があればいくらでも見ていたかったが、与えられた時間はたったの30分。なんとか時間内に会計を終えて出てみると、ツアーの皆さんはとっくにバスに戻っている。おじ様方の中には2,3分で出てきてしまった人もいるとかで、ツアーはこういうところが不便。

バングラデシュの手工芸品に関してはぜひリベンジがしたいものだ。


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コメント (3)
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