4月30日
昨晩泊まったカッサパ・ライオンズロック。
簡素なバンガロー形式のホテルだが、名前の通り、庭のプールの向こうにシーギリア・ロックが見える。
本日の目玉はもちろんここの壁画。朝食後、なるべく早く、暑くならないうちにと出発する。
ゲートでは係員がチケットの番号をいちいちノートに記入する。ポロンナルワでも同じことをしていたが、出る時にチェックするわけでもなく、何のためにこんな面倒なことをするのかは謎。
遺跡を囲む堀を渡ると目の前にはまっすぐな道が伸び、その向こうにシーギリア・ロックがそびえている。
岩のふもとまで600メートルほど、
そして全部で2400段と言われる階段が始まる。見上げれば本当にこれを登れるのかしら、と思うような垂直の岩が目の前に。
しかしこの階段、実は懸念するほど大変でもない。
というのも岩のちょうど半分ほどのところに最大の見所である壁画があるから。
わかりづらいが岩の真ん中に突き出している囲い部分が最初の目的地。
ここを上がり、さらに狭い螺旋階段を通り、小さな入り口を入ると
オーバーハングになった岩に有名な美女たちがいる。
シーギリアは1,2世紀頃から仏教僧たちの修験場だったそうだが、5世紀にカッサパという王様が父王を殺して王位を簒奪、正当な後継者である弟の復讐をおそれてこんな険しい岩の上に王宮を築いたとされている。
この王宮は結局カッサパの在位中11年間しか使われなかったということだからこの壁画も5世紀のもの。しかも今でこそ前面に壁が築かれているが、1400年間はむきだしであったとはとても信じられないほど色も線も良く残っている。
ただし往時には500人もの美女が描かれていたと言ううち、現在も残るのは不完全なものも含めて18人だけ。
その18人をすべてご紹介させていただこう。
(注:色はリタッチのため実際よりも鮮やかになっています)
と数えてみたら、あら、17人しかいない。一人撮りそこなってしまったか。
しかしどの美女も豊満でたおやか、たくさんの宝石で身を飾っている様はさすが宝石の国。
スリランカでもおそらく最も有名な観光場所だと思うし、実際大勢の観光客が訪れているが、それでも思いのほかゆっくりと美女たちを愛でることができるのはありがたい。
そしてこの場所から外を見れば
先ほど通ってきた一本道が緑の中に見える。
一方通行になった螺旋階段を下りるとその先にはミラー・ウォールと呼ばれる回廊がある。
この壁は特殊な方法で塗られ、さらに磨き上げられて反対側の壁に描かれていた多くの美女の絵を鏡のように映していたと言われる。
今は美女たちの絵もなくなり、チップ目当てに係員達が手を映して見せるが、見えるような見えないような。
その先をまたちょっと登ると大きなライオンの前脚の間にまた階段があり、この上がいよいよ宮殿跡。
今は鉄製の急な階段がついているが、1400年前はどうやってこの崖をあがったのか。
頂上にはもはや建物の基礎しか残っていないが、
360度すばらしい眺め。
王のプールには水がたまっていて、これをジモティーは飲んでいたけど、これって雨水だよね。
蒸し暑い中をここまで上がるのは大変だけれど、頂上では風が吹き抜けて気持ちがいい。
ここまで来られて良かった。
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昨晩泊まったカッサパ・ライオンズロック。
簡素なバンガロー形式のホテルだが、名前の通り、庭のプールの向こうにシーギリア・ロックが見える。
本日の目玉はもちろんここの壁画。朝食後、なるべく早く、暑くならないうちにと出発する。
ゲートでは係員がチケットの番号をいちいちノートに記入する。ポロンナルワでも同じことをしていたが、出る時にチェックするわけでもなく、何のためにこんな面倒なことをするのかは謎。
遺跡を囲む堀を渡ると目の前にはまっすぐな道が伸び、その向こうにシーギリア・ロックがそびえている。
岩のふもとまで600メートルほど、
そして全部で2400段と言われる階段が始まる。見上げれば本当にこれを登れるのかしら、と思うような垂直の岩が目の前に。
しかしこの階段、実は懸念するほど大変でもない。
というのも岩のちょうど半分ほどのところに最大の見所である壁画があるから。
わかりづらいが岩の真ん中に突き出している囲い部分が最初の目的地。
ここを上がり、さらに狭い螺旋階段を通り、小さな入り口を入ると
オーバーハングになった岩に有名な美女たちがいる。
シーギリアは1,2世紀頃から仏教僧たちの修験場だったそうだが、5世紀にカッサパという王様が父王を殺して王位を簒奪、正当な後継者である弟の復讐をおそれてこんな険しい岩の上に王宮を築いたとされている。
この王宮は結局カッサパの在位中11年間しか使われなかったということだからこの壁画も5世紀のもの。しかも今でこそ前面に壁が築かれているが、1400年間はむきだしであったとはとても信じられないほど色も線も良く残っている。
ただし往時には500人もの美女が描かれていたと言ううち、現在も残るのは不完全なものも含めて18人だけ。
その18人をすべてご紹介させていただこう。
(注:色はリタッチのため実際よりも鮮やかになっています)
と数えてみたら、あら、17人しかいない。一人撮りそこなってしまったか。
しかしどの美女も豊満でたおやか、たくさんの宝石で身を飾っている様はさすが宝石の国。
スリランカでもおそらく最も有名な観光場所だと思うし、実際大勢の観光客が訪れているが、それでも思いのほかゆっくりと美女たちを愛でることができるのはありがたい。
そしてこの場所から外を見れば
先ほど通ってきた一本道が緑の中に見える。
一方通行になった螺旋階段を下りるとその先にはミラー・ウォールと呼ばれる回廊がある。
この壁は特殊な方法で塗られ、さらに磨き上げられて反対側の壁に描かれていた多くの美女の絵を鏡のように映していたと言われる。
今は美女たちの絵もなくなり、チップ目当てに係員達が手を映して見せるが、見えるような見えないような。
その先をまたちょっと登ると大きなライオンの前脚の間にまた階段があり、この上がいよいよ宮殿跡。
今は鉄製の急な階段がついているが、1400年前はどうやってこの崖をあがったのか。
頂上にはもはや建物の基礎しか残っていないが、
360度すばらしい眺め。
王のプールには水がたまっていて、これをジモティーは飲んでいたけど、これって雨水だよね。
蒸し暑い中をここまで上がるのは大変だけれど、頂上では風が吹き抜けて気持ちがいい。
ここまで来られて良かった。
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