我ながらせわしないが、また台湾に来ている。
一応仕事で来てはいるのだが、今回は初めと終わりだけ用があり、中の3日間は遊んでいられるというおいしい滞在。
そこで一日目は温泉めぐりとしゃれ込み、朝の台北駅へ。
自販機で切符を買って
急行列車の莒光号で蘇澳新駅まで。
急行とは言え止まる駅が多くほとんどローカル列車のような莒光号。しばらくは住宅地や緑の山間を走っていたが、1時間20分ほどしたらいきなり
海!沖合いに浮かぶのは亀山島だ。
蘇澳新駅には2時間20分で到着。
結構大きな駅だが、まわりは山が迫って何もない。
我が台湾温泉の指南書には列車が到着するとなかなか止まる列車のない隣の蘇澳駅までシャトルバスが出ている、と書いてあったが、駅を降りてもそれらしいバスはいない。
しかたがないので駅前でたむろするタクシーに乗ったら、目的地まで10分もかからないのに165元も取られた。初乗り120元って台北より高いじゃないのよ!
さて、目的地はこちら、天下第一奇泉、蘇澳冷泉。
炭酸ガスを多く含んだ鉱泉が自然湧出しているのだが、こういうところはイタリア以外にはほとんどないんだそうだ。
切符を買って門をくぐると中は公園のようになっている。
この屋根のかかった大きなプールが大衆池だが、こちらは水着着用なのでパス。
こちらのバンガローのような建物が目指す個室風呂。
入り口で300元の切符を見せると入室、退室の時間を記入されて部屋に案内される。
個人風呂の使用時間は40分。
入り口を開けると中は4畳半ほどの広さ。底に玉砂利の敷かれたお風呂は2人が入れるほどの大きさ、その横に木の浴槽があって、こちらは自分でお湯を入れる。
他にはベンチが一つと棚があり、水を汲む手桶があるだけのシンプルさ。
しかし室内には硫黄と鉄と薬を混ぜたような不思議な匂いが充満している。
木の浴槽にお湯をためている間に早速本命の冷泉に。
水温は22度なのでさすがに冷たいが、玉砂利の間からは細かい水泡がポコポコとあがり、すぐに体中が泡だらけになる。
そしてこの炭酸ガスのせいだろうか、普通の水より浮力が大きい感じで、この浴槽に浮いていると疲れがすーっと取れていくような気がする。
体が冷えたところでお湯を張った木の浴槽の方に入ると、こちらには白い湯の花が浮いている。これは冷泉を加熱すると現れるのだそうで、つまりこちらもちゃんと鉱泉だという証拠。
温泉の効能書きはこちら↓
クリックすると大きくなります。
暖まったら冷泉に入り、冷えたらお湯に入り、と一人をいいことに何度も繰り返していたら40分なんてあっという間。予想よりずっと気持ちのいいこの冷泉、もっと入っていたかった。
冷泉を出たら創業60年の老舗で麺線を食べて
いかにも田舎駅と言う風情の蘇澳駅へ。
ここからのローカル線が蘇澳新駅でうまく急行や特急と連絡しているようで、そのためにシャトルバスはなくなったのかもしれない。
蘇澳新駅からは特急の自強号で30分。
宜蘭の一つ北にある礁渓駅へ。
ここは駅の看板にもマークが入る通り、温泉の町。
駅前にも足湯があるが、ちょうどお掃除中だった。
駅から町に入れば周りは温泉旅館だらけ。
しかし昔の歓楽街といった感じで風情やおしゃれさはまったくない。
ここには焼水溝と言って温泉の流れる川の上に小屋がけをした公共浴場があると聞いていたのだが、駅前にはそれらしいところはなく、しばらくうろうろ歩いていたらその上流にあるはずの「湯園風呂」につきあたってしまったのでここに入る。
入場料は80元、必須のシャワーキャップを買うと10元、貴重品を入れるロッカーが20元だが、全部あわせてもたったの110元(330円)と安い!
ここは日本人の設計だそうで、中に入ると木組みの天井に湯気抜きの隙間が開いているところなど日本の温泉のまま。
浴室の真ん中には大きな木製の四角い浴槽があり、そのまわりに小さな丸い木桶が6つ、そのうちの一つは水風呂になっている。
はじめ大きな浴槽に入った時はあまり感じなかったが、小さな木桶の方に入ってみるとお湯は硫黄の香りがする。小さい分こちらの方が新しいお湯がどんどんかけ流され新鮮なのだろう。たくさん来ているおばちゃんたちがみんな小さい方に漬かっているわけを納得。
日本の温泉に入る時よりも長い時間をだらだらこの温泉で過ごしてしまったのも台湾人のおばちゃんたちの影響だろう。なにしろおばちゃんたち、おしゃべりして床に寝そべって、長ーい時間をお風呂で過ごしているのだ。
この施設を出ると脇はずっと湯園溝公園としてウッドデッキにカフェなど作られ、足湯もたくさんある。
しかし名物の焼水溝は結局どこにあったのかわからず。
帰りは列車ではなくバスを選択。
たった90元の切符ながら乗り心地は結構良く、長ーいトンネルを通って霧にけぶる山を突っ切ると、たった40分で台北市内に帰り着いてしまった。
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一応仕事で来てはいるのだが、今回は初めと終わりだけ用があり、中の3日間は遊んでいられるというおいしい滞在。
そこで一日目は温泉めぐりとしゃれ込み、朝の台北駅へ。
自販機で切符を買って
急行列車の莒光号で蘇澳新駅まで。
急行とは言え止まる駅が多くほとんどローカル列車のような莒光号。しばらくは住宅地や緑の山間を走っていたが、1時間20分ほどしたらいきなり
海!沖合いに浮かぶのは亀山島だ。
蘇澳新駅には2時間20分で到着。
結構大きな駅だが、まわりは山が迫って何もない。
我が台湾温泉の指南書には列車が到着するとなかなか止まる列車のない隣の蘇澳駅までシャトルバスが出ている、と書いてあったが、駅を降りてもそれらしいバスはいない。
しかたがないので駅前でたむろするタクシーに乗ったら、目的地まで10分もかからないのに165元も取られた。初乗り120元って台北より高いじゃないのよ!
さて、目的地はこちら、天下第一奇泉、蘇澳冷泉。
炭酸ガスを多く含んだ鉱泉が自然湧出しているのだが、こういうところはイタリア以外にはほとんどないんだそうだ。
切符を買って門をくぐると中は公園のようになっている。
この屋根のかかった大きなプールが大衆池だが、こちらは水着着用なのでパス。
こちらのバンガローのような建物が目指す個室風呂。
入り口で300元の切符を見せると入室、退室の時間を記入されて部屋に案内される。
個人風呂の使用時間は40分。
入り口を開けると中は4畳半ほどの広さ。底に玉砂利の敷かれたお風呂は2人が入れるほどの大きさ、その横に木の浴槽があって、こちらは自分でお湯を入れる。
他にはベンチが一つと棚があり、水を汲む手桶があるだけのシンプルさ。
しかし室内には硫黄と鉄と薬を混ぜたような不思議な匂いが充満している。
木の浴槽にお湯をためている間に早速本命の冷泉に。
水温は22度なのでさすがに冷たいが、玉砂利の間からは細かい水泡がポコポコとあがり、すぐに体中が泡だらけになる。
そしてこの炭酸ガスのせいだろうか、普通の水より浮力が大きい感じで、この浴槽に浮いていると疲れがすーっと取れていくような気がする。
体が冷えたところでお湯を張った木の浴槽の方に入ると、こちらには白い湯の花が浮いている。これは冷泉を加熱すると現れるのだそうで、つまりこちらもちゃんと鉱泉だという証拠。
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暖まったら冷泉に入り、冷えたらお湯に入り、と一人をいいことに何度も繰り返していたら40分なんてあっという間。予想よりずっと気持ちのいいこの冷泉、もっと入っていたかった。
冷泉を出たら創業60年の老舗で麺線を食べて
いかにも田舎駅と言う風情の蘇澳駅へ。
ここからのローカル線が蘇澳新駅でうまく急行や特急と連絡しているようで、そのためにシャトルバスはなくなったのかもしれない。
蘇澳新駅からは特急の自強号で30分。
宜蘭の一つ北にある礁渓駅へ。
ここは駅の看板にもマークが入る通り、温泉の町。
駅前にも足湯があるが、ちょうどお掃除中だった。
駅から町に入れば周りは温泉旅館だらけ。
しかし昔の歓楽街といった感じで風情やおしゃれさはまったくない。
ここには焼水溝と言って温泉の流れる川の上に小屋がけをした公共浴場があると聞いていたのだが、駅前にはそれらしいところはなく、しばらくうろうろ歩いていたらその上流にあるはずの「湯園風呂」につきあたってしまったのでここに入る。
入場料は80元、必須のシャワーキャップを買うと10元、貴重品を入れるロッカーが20元だが、全部あわせてもたったの110元(330円)と安い!
ここは日本人の設計だそうで、中に入ると木組みの天井に湯気抜きの隙間が開いているところなど日本の温泉のまま。
浴室の真ん中には大きな木製の四角い浴槽があり、そのまわりに小さな丸い木桶が6つ、そのうちの一つは水風呂になっている。
はじめ大きな浴槽に入った時はあまり感じなかったが、小さな木桶の方に入ってみるとお湯は硫黄の香りがする。小さい分こちらの方が新しいお湯がどんどんかけ流され新鮮なのだろう。たくさん来ているおばちゃんたちがみんな小さい方に漬かっているわけを納得。
日本の温泉に入る時よりも長い時間をだらだらこの温泉で過ごしてしまったのも台湾人のおばちゃんたちの影響だろう。なにしろおばちゃんたち、おしゃべりして床に寝そべって、長ーい時間をお風呂で過ごしているのだ。
この施設を出ると脇はずっと湯園溝公園としてウッドデッキにカフェなど作られ、足湯もたくさんある。
しかし名物の焼水溝は結局どこにあったのかわからず。
帰りは列車ではなくバスを選択。
たった90元の切符ながら乗り心地は結構良く、長ーいトンネルを通って霧にけぶる山を突っ切ると、たった40分で台北市内に帰り着いてしまった。
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