Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

台北 中正記念堂から東門市場

2011-06-13 01:55:23 | 東アジア
自由行動(?)2日目。

まずは地下鉄で中正記念堂。

駅を降りると目の前に中国式のはではでな建物。
 これは国家戯劇院、つまり国立劇場。
 その向こうの似たような建物は国家音楽廰。
この広々とした空間で音の響きがいいためだろうか、ブラスバンドやら木琴やらハーモニカやら、練習中のグループがいくつもいてにぎやか。

その向こうにそびえる大きな建物が蒋介石を記念した中正記念堂。
  
この巨大な真っ白の建物は台北に来る度、車で前を通ったりしていたが、中に入るのは初めて台北にツアーで来た時以来、30年ぶりだろうか。

国民党を率いて大陸から台湾にやってきた蒋介石、元々の台湾人からすれば無論複雑な感情の対象であるわけで、陳水扁政権の時には「中正記念堂」を「台湾民主記念堂」と換え、ここの名物である衛兵もなくしたらしい。
それが2008年に国民党が政権政党に返り咲き、ここの名称も衛兵も復活したとか。

階段を上がっていくとちょうどその衛兵の交代の時間で
  
微動だにしなかった台の上の衛兵が脚を上げるのもゆっくりと降りてきて、銃剣をくるくると回すパフォーマンスの後、次の係りと交代。
  
黒い背広の男が衛兵の姿勢を正し、銃剣の房まで整えると後はまばたきもしない。
このまばたきをしないのって一体どうやって訓練するのだろうか。
 衛兵さんより強面の黒背広の方が気になったりするけど。

せっかくここまで来たのだから、と建物の下に下りてみるとそこは蒋介石ゆかりの文物展示室になっていた。
 
子供の頃からの写真やら、服やら車やら。執務室にはご本人も座っておられる。
見学している人は台湾の人たちがほとんどだったようだけれど、何を思いながら見ているのか。

しかしお土産売り場に貼ってあったこれにはびっくり。

冗談きつすぎないか。

ところでここに来たのは別に蒋介石氏に興味があったからではない。
最寄り駅の目の前にあったから寄り道しただけで、本来の目的地はこちら。
  
東門市場。
昔ながらの大きな市場というので来てみたが、なるほど大通りから中に入ると屋根付きの市場がずっと続いていて
  
黒い脚の鶏がひっくり返っていたり、カラフルなお魚が並んでいたり。

さらに大きな通りをはさんだ向こう側は東門外市場で、
 
アーケードが尽きた先にもまだまだお店が並んでいる。
  
醤油色のお惣菜や菜っ葉がやっぱりおいしそう。
 なぜかいきなり白髪染めをしている人もいたり。

しかし台北の市場もそろそろ食傷気味。
近くの永康街が自分の趣味に合うはずもなく
 おしゃれなカフェのアイスコーヒーは最近の夕食代よりはるかに高かったりする。

やっぱり自分の趣味のところに行こう。


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コメント (2)
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