Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

スリランカ再訪 7 象の孤児院

2011-06-21 16:15:13 | 南アジア
5月1日 続き

植物園を出て川を渡ると川端の木の一つに何かびっしりぶら下がっている。
  
よく見るとこれがコウモリ。暗い洞窟に住んでいるイメージが強いが、こんな明るいところにぶら下がってる連中もいるんだ。

キャンディから小一時間で到着したのはピンナワラの象の孤児院。
  
なかなか立派な入り口でチケットを買うと、運転手氏はしばらくここで待っていろと言う。

よくわからないながらも言われたとおりに待っていると
 象さんたちがぞろぞろと列を組んで歩いてきた。
この時間は象さんたちが川の水浴びから帰ってくるところだったのだ。

結構な速度で行ってしまった行列の後を追うと
 広大な敷地に象さんがいっぱい。
遠くに象舎らしきものも見えるが、基本なにもないところで象たちがゆったりしている。
 人間は大雑把に石で仕切られた場所からその象たちを眺めるわけだが
 象使いが近くに象を集めて、客に象を触らせたり一緒に写真を撮らせてチップを集めている。 

 ここの名称は「象の孤児院」だけれど母子の象が多いのかな。
  
ちっこい子象はとにかくかわいい。

  
土の色と同化しつつ、器用に鼻を使ってお食事中の所でも「お母さん、待って~」

 こっちのちょっと年配っぽい象は良く見ると右前脚の先がない。地雷で足先を失ってしまったのだそうだが、元気に硬そうな木の枝をバキバキ食べていた。

そう言えば先日NHKの「ディープピープル」という番組で象の飼育員が言っていたが、象は一日100キロもの餌を食べるのだそうだ。それも木の枝や竹のような硬いものも平気で食べる。

 食べれば当然出るものもたくさんあるはずで

孤児院の外にはこの象のウンチから紙を作って売るお土産屋さんがある。
  
  
紙の生産工程も説明してくれるが、象のウンチは繊維だらけなので乾かしてよくさらせば匂いもないいい紙ができるわけだ。
  
この紙の収益は象の餌や薬に使われるというので何か買ってあげたいが、残念ながら品揃えがあまりよくなく、食指が動かない。ウンチの絵がかわいい紙袋だけ買ってまた園内へ。

子象の授乳タイムということで観光客がみんな授乳小屋に集まっているのだが
 
大きな哺乳瓶を象の口に突っ込むと、ングングングとものの10秒ほどでビンは空になってしまう。
正直、あまり面白くない。

というわけで早めに昼食レストランへ移動。
  
川べりにあるレストランは観光客の定番コースになっているので我々は一番に着いて良い席を確保したが、やがてこの通り満席になった。

というのもこのレストランからは象の水浴びが見られるからで
  
我々がちょうど食事を終えた頃、象たちがまた行列を組んで川に入ってきた。

中に1、2頭、こちらまでやって来てバナナをもらうのもいるけど
  
ほとんどは水の中にじっと立って、鼻で水をかけたりすることもない。

でもここのよさは変に象たちに芸をさせたりしない所。
結局広い所でのんびりしている象を眺めているのが一番楽しい。


にほんブログ村 旅行ブログへ  ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする