Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

スリランカ再訪 6 ペラデニア植物園

2011-06-19 19:50:05 | 南アジア
5月1日

曇り空の中、ホテルを出てペラデニア植物園へ。
 
いかにもイギリス風の門をくぐると残念ながら雨が落ちてきた。

雨宿りを兼ねてまずは植物室と蘭の温室へ。
  
シダ類の多い植物室など良く見るとなかなかおもしろいが、どちらも規模は小さく、かなり地味。

雨が小降りになったところで4000本の木があるとガイドブックにあるスパイス・ガーデンをめざすが、案内図のそれらしきところに行ってもどうもそれらしくない。
ちょうど通りがかった職員がいたので聞いてみると「ここだよ」って
  
なるほどよく見ると木にはプレートがつけられ、さらによく見ればナツメグの実などがなっている。
でも同じ種類の木が多くて、これは昨日行った観光スパイス・ガーデンの方が種類はいろいろ見られたなあ。

とちょっとがっかりしつつ先へ進むと
 きれいに造園された一角に出た。

中に入ってみると結婚記念の撮影会をしている。
  
スリランカでも花嫁の色は赤らしい。きれいな衣装のかわいい花嫁さんに我々もカメラを向けるとこっちを見てしまうので、プロのカメラマンは大迷惑だったかも。

この撮影会を眺めていると、隣に撮影会など目に入らないおデート中のカップル発見。
 どうもこの植物園はキャンディのデート・スポットらしく
  
園内のあちらこちらに仲良く寄り添うカップルの姿が。
アルジェリアではローマ遺跡がデート・スポットだったけど、スリランカでは植物園か~、となんだか楽しくなってきた。

先に進むと入り口付近の地味な印象とは裏腹、この植物園の広大さがだんだんわかってきた。
パンフレットによるとこの植物園の広さは59ヘクタール、14世紀からキャンディ王朝の宮殿などが置かれ、1821年にイギリス人によって植物園にされたのだそうだ。

その歴史の長さと高温多雨のためだろう、園内には巨大な木が一杯。
  
植物園と言うと温室にちまちまとたくさんの種類の植物が植えられているところを想像するが、ここはまったく違う。
   
迫力のある木の多いこと。

さらにこの国を訪れた国家元首はここに植樹するのが習いだったらしく、つけられたプレートをよく見ると
 
1875年にイギリスのエドワード7世が植えた木があったり、
  
こちらはロシア革命で殺された皇帝ニコライが1891年に植えた木。
歴史ある植物園らしい。

植えられた木は世界中から集められているが
  
不思議な形の花があったり、巨大な莢があったり。

  
一見きれいなこの肉厚の花には取って喰われそうな迫力がある。

 
この植物園なら一日楽しめそうだけれど、残念ながら我々にはまだ行かなければならないところがある。

  
巨大な椰子の並木を通って出口へ急ごう。


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コメント
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