Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

2011年の台北・故宮博物院

2011-06-16 19:49:35 | 東アジア
ひまつぶし3日目は久しぶりに故宮博物院に行ってみることにする。
2,3年前にリニューアルをしたようなので、どんな風に変わったことか。

地下鉄の士林駅からバスに乗って10分ほど。
  
入場券を買って入り口をくぐると入った人数がカウントされる。
電光掲示板には1723人と出ているけど、そんなもんかな。日曜日でずいぶんたくさんの人が来ているようだけれど。

館内は写真撮影禁止なので以前と較べようがないが、なんだか前よりも薄っぺらになったような。
1階の皇帝コレクションに関するテーマ展示はなかなかわかりやすくてよいのだが、2階の陶磁器コレクションにはがっかり。明らかに以前よりも展示点数が少なくなって、だからと言って見せ方に工夫があるわけでもない。

動線もいいとは言えないし、中国大陸からの団体がわんさと来ているので落ち着かないことこの上ない。人数が多いのでガイドは大きな声を出すし、なにしろ地声の大きな人たち。隣の連れと話すのになんでどならにゃならんのだ。博物館の職員が「静かに」と書いたうちわを持ってついて歩いているけどまったく効果なし。こんなにうるさい博物館は始めてかも。

ここで一番有名な玉の展示室にはもう入る気にもならず、書画の特別展は人の列なのでこちらもあきらめる。

広い館内なのになぜ展示が薄っぺらになってしまったかと言うと、展示室以外の付帯設備が大きくなったから。2階には本の売り場が大きなスペースを占めていたし、4階は以前は確か民俗的な展示があったと記憶するのだが、今はワンフロアすべてがお茶室になっている。
 ゆったり広く、明るいスペース。
  
お茶も点心もおいしかったけど、ベジタリアン・メニューのはずの粽に鶏肉が入っていたのはいいのか。

地下1階にはさらに大きな売店スペースがあって
 故宮博物院クッキーやらチョコレートまで売っているけど、こちらも心動かされるものなし。

結局展示よりも商売に走ったかのように見えるリニューアル。
博物館としては最近の大陸の方がずっと工夫があって見ごたえがある。
台北の故宮はもうしばらくは来なくてもいいや。


博物館で疲れちゃったので夕食はホテルの隣の鍋屋で。

ここは「日式しゃぶしゃぶ」とあるので今まで入ったことがないのだが、鍋なら野菜がいっぱい摂れそうなので今日はここ。

入ってみれば「日式」どころか、これはもう完全に台湾スタイル。
 カウンター席に一人づつの鍋が用意され、期待通り野菜が山盛りになって出てきた。しかもこの下にはさらにつみれやらカニカマやら、具も一杯。
そしてもう一皿、選択したメイン食材が出てくるのだが
 「羊なんちゃら」を指差したのにエビ、イカ、カキの海鮮が出てきてしまった。ただでさえカキはあまり好きじゃないのに、この暑い時期に・・・。
まさか「羊なんちゃら」が海鮮とは思わなかったけど、わからずに注文したから仕方ない、と食べてしまってからオーダー票を見たら「海鮮」になっていた。くそ~、おばさんが注文を間違えたんじゃない。

でもお味は意外においしかったし、よく火を通したので翌日も問題なし。
食材が出てくると後はすべてセルフサービス。タレを自分で作り、飲み物はソフトドリンクが飲み放題、食後のアイスクリームも食べ放題で、これで300元。注文どおりのお肉なら200元(約600円)。

この店がいつも混んでいる訳がわかった。
一人の食事にこの鍋屋はいい。


にほんブログ村 旅行ブログへ  ←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする