今回のシンガポールでのお泊りは「ランデブー・ホテル」
まるでラブホのような名前だが、自称4.5星の高級ホテル。
オーチャード・ロードまでも歩ける距離にあって立地はいいが、部屋にバスローブはおろか、スリッパも水もないところは久しぶりなので驚いた。
そんなランデブー・ホテルからいつもの通り朝のお散歩。
歩いてすぐの所にあるのはシンガポール美術館。

隣には別館もある大きな美術館だが、本館は古い教会を利用していて素敵な建物。
シンガポールには古い教会がたくさん残っていて、美術館のすぐ隣にも2つある。

さらにこちらの「チャイムス」
元は修道院だったところを今はレストランやバーにしてしまったとは、罰当たりな。
美術館の建物が風情があるので、その中のカフェでゆっくり朝ごはん。
しかしこれで約1200円とは、最近ミャンマーやインドネシアばかり行っていたので、日本並みの物価がひどく高く感じる。
ホテルの目の前に広がるのはシンガポール経営大学のキャンパス。
さらに道を渡ったところには美術大学。
どちらも町のど真ん中にあるしゃれた建物で、学生たちもゆったりしている。
高学歴競争の勝者たちなのだろうが、シンガポールの学生生活は優雅そうだ。
経営大学を突っ切り、道を渡ったところにある大きな建物はシンガポール国立博物館。

元々ラッフルズ図書館および博物館として1887年に建てられたもの。植民地経営の一環としてこういうものを必ず作るのがいかにもイギリスらしい。

正面入り口を入ると頭上には大きなドーム、階段を上がると並んで建てられたもう一棟への渡り廊下があり、頭上はガラス張りで明るい。
写真を撮っていると警備のおじさんがやって来て、「このガラスはヨーロッパから取り寄せた特別なガラスで」と説明が始まり実に親切。
廊下の先には2006年に新設された新館があり、こちらの歴史ギャラリーに入場するにはS$10が必要。

入場券を見せてゲートを通るとその先には係員が待ち構えており、「なに人?」と確認すると有無を言わせずそれぞれの言語に合わせた携帯端末を渡される。
で初めに入るのは巨大な球形の部屋。

まずは空中の渡り廊下を通り、さらに下から見上げるようになっているのだが、回りにはシンガポールを象徴したビデオ作品が映写されていて圧巻。
ここからはシンガポールの歴史を説明する展示が始まるのだが、各展示に説明はほとんどなく、すべて携帯端末に番号を入れての音声ガイドになる。
はじめはうっとおしいと思ったガイドだが、日本語は完ぺきだし、芝居仕立ての説明があったり、さらに詳しい解説があったり、いたれりつくせり。

歴史が短く、考古学的、美術的な価値のある収蔵品もないので、その分ビデオなどを使って見せ方には非常に凝っている。

イギリスの植民地支配に抵抗する中国人秘密結社とかアヘン窟とかのダークな展示もあるし
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からゆきさんの展示には泣かせるものがある。
ボルネオなどに日本の貧しい娘たちが娼婦として渡っていたのは知っていたが、シンガポールにも6,70年に渡るからゆきさんの歴史があったとは、不勉強にして知らなかった。
もちろん第二次大戦と3年間の日本占領にも多くのスペースが割かれ、見学に来ていた小学生たちに先生が説明をしていた。

シンガポールが昭南島と呼ばれていたことも恥ずかしながら知らなかったのだが、「ダイトーアコドモノウタ」なんて展示をシンガポールの子供たちはどう思ったのだろう。
歴史ギャラリーを出て旧館に戻ると、こちらにはリビング・ギャラリーと呼ばれる部屋がいくつかある。
50年代~70年代のシンガポールのファッションを紹介していたり
写真ギャラリーでは日本人からゆきさんも含め、様々な人種の生活を写真パネルとその裏のビデオで紹介している。
さらに奥の部屋にも写真屋で撮られたたくさんのポートレートが飾られ、大きな箪笥の引き出しは開けると中から古い写真を発見するような演出になっている。
よく工夫された展示で思いのほかたくさんのことを教わったシンガポール国立博物館。
博物館好きなら一度は足を運ぶ価値がある。
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オーチャード・ロードまでも歩ける距離にあって立地はいいが、部屋にバスローブはおろか、スリッパも水もないところは久しぶりなので驚いた。
そんなランデブー・ホテルからいつもの通り朝のお散歩。
歩いてすぐの所にあるのはシンガポール美術館。


隣には別館もある大きな美術館だが、本館は古い教会を利用していて素敵な建物。
シンガポールには古い教会がたくさん残っていて、美術館のすぐ隣にも2つある。


さらにこちらの「チャイムス」

美術館の建物が風情があるので、その中のカフェでゆっくり朝ごはん。

ホテルの目の前に広がるのはシンガポール経営大学のキャンパス。


さらに道を渡ったところには美術大学。

どちらも町のど真ん中にあるしゃれた建物で、学生たちもゆったりしている。
高学歴競争の勝者たちなのだろうが、シンガポールの学生生活は優雅そうだ。
経営大学を突っ切り、道を渡ったところにある大きな建物はシンガポール国立博物館。


元々ラッフルズ図書館および博物館として1887年に建てられたもの。植民地経営の一環としてこういうものを必ず作るのがいかにもイギリスらしい。


正面入り口を入ると頭上には大きなドーム、階段を上がると並んで建てられたもう一棟への渡り廊下があり、頭上はガラス張りで明るい。
写真を撮っていると警備のおじさんがやって来て、「このガラスはヨーロッパから取り寄せた特別なガラスで」と説明が始まり実に親切。
廊下の先には2006年に新設された新館があり、こちらの歴史ギャラリーに入場するにはS$10が必要。


入場券を見せてゲートを通るとその先には係員が待ち構えており、「なに人?」と確認すると有無を言わせずそれぞれの言語に合わせた携帯端末を渡される。
で初めに入るのは巨大な球形の部屋。


まずは空中の渡り廊下を通り、さらに下から見上げるようになっているのだが、回りにはシンガポールを象徴したビデオ作品が映写されていて圧巻。
ここからはシンガポールの歴史を説明する展示が始まるのだが、各展示に説明はほとんどなく、すべて携帯端末に番号を入れての音声ガイドになる。
はじめはうっとおしいと思ったガイドだが、日本語は完ぺきだし、芝居仕立ての説明があったり、さらに詳しい解説があったり、いたれりつくせり。




歴史が短く、考古学的、美術的な価値のある収蔵品もないので、その分ビデオなどを使って見せ方には非常に凝っている。


イギリスの植民地支配に抵抗する中国人秘密結社とかアヘン窟とかのダークな展示もあるし


からゆきさんの展示には泣かせるものがある。
ボルネオなどに日本の貧しい娘たちが娼婦として渡っていたのは知っていたが、シンガポールにも6,70年に渡るからゆきさんの歴史があったとは、不勉強にして知らなかった。
もちろん第二次大戦と3年間の日本占領にも多くのスペースが割かれ、見学に来ていた小学生たちに先生が説明をしていた。


シンガポールが昭南島と呼ばれていたことも恥ずかしながら知らなかったのだが、「ダイトーアコドモノウタ」なんて展示をシンガポールの子供たちはどう思ったのだろう。
歴史ギャラリーを出て旧館に戻ると、こちらにはリビング・ギャラリーと呼ばれる部屋がいくつかある。



写真ギャラリーでは日本人からゆきさんも含め、様々な人種の生活を写真パネルとその裏のビデオで紹介している。


さらに奥の部屋にも写真屋で撮られたたくさんのポートレートが飾られ、大きな箪笥の引き出しは開けると中から古い写真を発見するような演出になっている。
よく工夫された展示で思いのほかたくさんのことを教わったシンガポール国立博物館。
博物館好きなら一度は足を運ぶ価値がある。
