Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ミャンマー周遊 12 マンダレー~サガイン

2013-03-22 17:38:54 | 東南アジア
1月21日

マンダレーでのお泊りはホテル・マンダレー。
 
部屋は広く、隣にはスーパーもあって便利だが、中国系のビジネスホテルと言った感じ。

ホテル代は朝食込だが、ガイドさんが気を利かせて外で食べましょうと提案してくれた。

向かったのは大通りから細い路地を入った、住宅の間の中庭のようなところにある小さな店。
 
実はここ、前日の昼に寄ったところ、すでに売り切れで食べられなかったのだ。
地元運転手さんのおすすめらしくいかにもおいしそうで、我々が残念がっていたのでガイドさんがまた連れてきてくれたわけ。
できますものはマンダレー・モンティ。
 
5種類ある麺から好きなものを選ぶとチャチャッとゆがき、肉やつみれをのせて何種類かのタレと豆の粉をかけ、最後に揚げた麺を乗せてくれる。
豆の粉のおかげでタレがもっちりと麺に絡み、ちょっとカルボナーラのようになってこれはうまい!
自分は細い麺を選んだが、太い麺だとなおパスタのよう。

さらに食後はローカル・カフェでお茶。
 
新聞や雑誌を読みながらくつろぐ地元民といただくミャンマー・ティーはコンデンスミルク入りでこってりと甘い。
 
カフェにはインドっぽいサモサやヴァーダ、中国っぽい油條や汁麺もあって、両国の影響がしっかり共存しているのが面白い。

素敵な朝食で気分良く、本日の観光に出発。

まずは市内南にあるマハムニ寺院。
 
例によって参道には土産物屋が並ぶが、ここは特にその数が多く、不思議な人形も並んでいたりする。
 本堂の入り口には金箔を売る窓口があり、次から次へと購入する信者さんたち。
  
で購入した金箔は正面に座る仏様に貼り付けるのだが、こちらはミャンマーでも最もありがたい仏様とされているのであまりにも多くの金箔が貼られてお体はボコボコになっている。
 境内に飾られた写真を見ると1901年には仏様は普通に彩色されていた様子。それが1935年には全身金ぴかになり、お体がボコボコになってしまったのはここ20年ほどのことのよう。

なお内陣に入って仏様に触れられるのは男性だけ。
  
なので女性たちは金箔はお布施箱に入れ、囲いの外から仏様を拝む。間近にお顔を拝見するためにはビデオモニターも設置されて、ミャンマーのお寺は妙にデジタル。

マハムニ寺院からは南西のサガインへ向かい、町の北にあるカウンムードー寺院へ。
 別名「おっぱいパゴダ」の名前の通りのお姿。
造られたのは1636年と古く、元々は真っ白だったのだそうだが、最近になって信者たちの反対にもかかわらず金色に塗られてしまったのだとか。
ミャンマーと言えば金ぴかの仏塔をすぐに思い浮かべるが、昔からなんでも金ぴかだったわけではないみたい。はて、誰が何の意図で金ぴかを推進しているのやら。

 
このお寺は内部もキラキラと明るく、やっぱりデジタル。
日本人としては歴史を感じずありがたみがないなどと思ってしまうが、これは余計なお世話と言うものだろう。

町中に戻り、車はサガイン・ヒルを登る。
 
頂上には日本人戦没者の名前を記した日本パゴダが建ち、その周りにもたくさんの慰霊碑が並ぶ。
パゴダには県別に分けられ多くの名前が刻まれているが、一番下に女性たちの名前があり、読むと赤十字から派遣された救護班の方々。こんな遠くまで軍隊と共に来て命を落とした女性たちがいたとは、胸が痛む。

日本パゴダのすぐ下にあるのはソンウーポンニャシン寺院。
 
 
真っ白な仏様の隣になぜかニンジンをかじるうさぎがいたり、回廊に仏教説話のヘタウマな絵が並んでいたりしてなかなか楽しいお寺。

 
ベランダからは白い仏塔があちこちに建つまわりの丘が見渡せ、その向こうにはエラワディ川が流れ、大きな橋が2つかかっている。

丘を降りて橋を渡ろう。


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コメント
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