8月17日
早朝のサリタシュ、とても寒いが朝は電気が来ないらしく、やっぱり部屋の電気ストーブは使えない。
朝焼けの雪をかぶった山々が美しいが、気温は5℃くらいだろうか。牛さんたちが勝手に出勤していく。
出発の頃には空がきれいに晴れ、矢印の山がタジキスタンとキルギス国境のレーニン峰、7134mと確認する。
羊さんたちを追い抜いて最初の峠へ。
タルガット峠は3485m。
タジキスタンやアフガニスタンの岩山に比べ、キルギス側の山は緑の草に覆われてそれだけで豊かな感じがする。今まで見なかった馬の姿も急に増える。
峠から降りてくるとユルタも増える。ということで添乗員がまたアポなし訪問を提案。
車を止めた途端に駆け寄ってくる子供たち。
言葉は通じないが、どうも「家に寄ってお茶を飲んでください」と言っているらしい。
こちらがお邪魔したユルタ。観光用でもなんでもない、ほんまもんだが
実際に使われている袋やお椀の収納紐が何とも素敵。
家の裏にはまだお出かけ前の羊たち。
キルギス族もホスピタリティでタジク族に負けない。
お隣さんはこんな客車にお住まいだった。
気持ちのいい景色の中、中国が整備しているらしい道路は快適。
本日2つ目の峠は2380mのチェルチック峠。
ここにあるユルタではクムスという馬乳酒を売っている。
ということで我々も試飲。左のような皮袋に入れて撹拌するので表面には皮の屑が浮かび、鼻を近づけるとまるで鰹節のような燻したにおいがする。ヨーグルトを薄めたような酸味で、アルコール探知機の自分でも飲めたのでたぶん度数は1、2%だろう。決してまずくはない。
この峠を越えてどんどん標高を下げ、お昼に到着したキルギス第二の都市オシュは1030m。
気温は30℃を優に超えて、また暑いところに戻ってきた。
久しぶりに見る「都会」だ。
このオシュではほんの3年前に暴動があり、その知識のせいか精悍なキルギス人の風貌のせいか、タジキスタンではまったくなかった緊張感を感じる。あるいは単に田舎から都会に来たせいかもしれないが。
昼食を食べてからこの町のバザールを見学。
これまた久々に見る大勢の人でにぎわう大きなバザールだが、屋内市場はコンテナーの転用らしい。
衣類やら食品やら商品が豊富。
帽子からコート、長靴まで、キルギス人らしい衣装もすべて揃う。
子供用教科書の、これはキルギスの偉人達だろうか。
穀物も野菜も、パミール高原から来るとなんと豊かなことか。
キルギス滞在はこれで終了。
ウズベキスタンとの国境はオシュの町はずれにある。
←人気ブログランキングへ一票、お願いします
早朝のサリタシュ、とても寒いが朝は電気が来ないらしく、やっぱり部屋の電気ストーブは使えない。
朝焼けの雪をかぶった山々が美しいが、気温は5℃くらいだろうか。牛さんたちが勝手に出勤していく。
出発の頃には空がきれいに晴れ、矢印の山がタジキスタンとキルギス国境のレーニン峰、7134mと確認する。
羊さんたちを追い抜いて最初の峠へ。
タルガット峠は3485m。
タジキスタンやアフガニスタンの岩山に比べ、キルギス側の山は緑の草に覆われてそれだけで豊かな感じがする。今まで見なかった馬の姿も急に増える。
峠から降りてくるとユルタも増える。ということで添乗員がまたアポなし訪問を提案。
車を止めた途端に駆け寄ってくる子供たち。
言葉は通じないが、どうも「家に寄ってお茶を飲んでください」と言っているらしい。
こちらがお邪魔したユルタ。観光用でもなんでもない、ほんまもんだが
実際に使われている袋やお椀の収納紐が何とも素敵。
家の裏にはまだお出かけ前の羊たち。
キルギス族もホスピタリティでタジク族に負けない。
お隣さんはこんな客車にお住まいだった。
気持ちのいい景色の中、中国が整備しているらしい道路は快適。
本日2つ目の峠は2380mのチェルチック峠。
ここにあるユルタではクムスという馬乳酒を売っている。
ということで我々も試飲。左のような皮袋に入れて撹拌するので表面には皮の屑が浮かび、鼻を近づけるとまるで鰹節のような燻したにおいがする。ヨーグルトを薄めたような酸味で、アルコール探知機の自分でも飲めたのでたぶん度数は1、2%だろう。決してまずくはない。
この峠を越えてどんどん標高を下げ、お昼に到着したキルギス第二の都市オシュは1030m。
気温は30℃を優に超えて、また暑いところに戻ってきた。
久しぶりに見る「都会」だ。
このオシュではほんの3年前に暴動があり、その知識のせいか精悍なキルギス人の風貌のせいか、タジキスタンではまったくなかった緊張感を感じる。あるいは単に田舎から都会に来たせいかもしれないが。
昼食を食べてからこの町のバザールを見学。
これまた久々に見る大勢の人でにぎわう大きなバザールだが、屋内市場はコンテナーの転用らしい。
衣類やら食品やら商品が豊富。
帽子からコート、長靴まで、キルギス人らしい衣装もすべて揃う。
子供用教科書の、これはキルギスの偉人達だろうか。
穀物も野菜も、パミール高原から来るとなんと豊かなことか。
キルギス滞在はこれで終了。
ウズベキスタンとの国境はオシュの町はずれにある。
←人気ブログランキングへ一票、お願いします