Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

’13秋の福島 3 新野地温泉再訪

2013-10-14 15:50:46 | 国内旅行
鷲倉温泉で散歩の汗を流した後、まだ2時前とちょっと早かったが徒歩10分もかからない隣の宿、新野地温泉 「相模屋旅館」へ移動。
 おととしの暮れにも友人と来たが、日本秘湯を守る会のスタンプがめでたく10個たまったので、無料ご招待にここを選んだのだ。

バスの時間でもないのに車もなくやってきたことに怪訝な顔をされつつ、招待券を出してすぐにチェックイン。
ロビーで昆布茶をいただいて部屋に案内される。

 ここでも一人ながら10畳の広い部屋。しかもバスルームまでついた道路側の4階。
「天気が良ければ福島市街が見えるんですが」残念ながら深い霧で道路の向こうは真っ白。

しかし思いのほかいい部屋にホクホクと、お茶を飲みながらのんびりして、日帰り入浴客が帰る3時になったら、さあ、例の野天風呂へ。
  思った通り、誰もいない。
 盛大に上がる湯けむりを見ながら入る白濁のお湯、最高。

この野天の手前にある内湯は、と覗くとこちらは建て直されて壁や天井の木が新しくなっていた。
  
しかし造りは以前と全く一緒で、男女を分ける仕切りの波板プラスチックもそのまま。この内湯の鄙びた風情が好きなので、この改築はうれしい。宿のご主人はよくわかっていらっしゃる。

野天を堪能してしばらく、6時半になると食事が部屋に運ばれてきた。
 秋らしくキノコの料理が4品もあるのがうれしく、
 
後から運ばれてきたアユの甘露煮が骨まで食べられて美味しい。最後に来たてんぷらはもうおなかいっぱいで食べられず、これまた丸ごと1個の桃は翌朝へ。
やけに多かったな、と以前と写真を見比べるとしゃぶしゃぶの牛肉の量が明らかに多い。飲み物も一本無料でついたし、秘湯の会のご招待は通常よりも待遇がいいことが判明した。タダだから逆だと思ってたよ。

翌朝も野天に行くとやはりスタンプご招待の奥様が一人いらして、サービスがいいことを再確認。
温泉好き同士話が弾んで、朝からいい気分。

 朝食のため広間に行くと老人会が来ていたらしく、びっくりするほどたくさんのお年寄りで大にぎわい。しかしお風呂がほぼ独占状態だったのは、足腰の弱いご老人方は階段を下りる下の内湯や野天には来なかったためらしい。

 今朝も福島市は霧の中だけれど、上空は晴れて山がきれいだ。

帰りのバスの時間まで部屋でのんびりさせていただき、外に出ると優しい大女将さんが若い仲居さんとバスが来るまで相手をして、手を振って見送ってくださった。
相模屋さん、やっぱりいい宿だ。


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コメント (4)
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