4月29日 続き
ペルセポリスの次に向かうのは6キロ離れたところにあるナクシェ・ロスタム。
アケメネス朝の王の墓が崖に4基あるが、左から3番目がダリウス一世のものという以外、あとの3人、ダリウス二世、アルタクセルクセス一世、クセルクセス一世についてはどれが誰のものか、確定されていないらしい。
それというのもどの墓も造りや装飾がまったく一緒。王の名前などは刻まれていないらしい。
ペルセポリスの背後の丘にあった2つの墓もこの様式を踏襲しているが、この崖にスペースがなくなったので後の時代の二人はあちらに葬られたとか。
大きな墓の下には大小の騎馬人物像などが7つあるが、これらは墓が作られた時代よりも800年も後のササーン朝時代のもの。
ササーン朝の王たちの偉業を記録するのに古いお墓の威光を借りた、というところだろうか。レリーフそのものも昔のものを利用したらしく、確かに様式の全く違う彫刻が隅に残っていたりする。
4つの墓の向かい側には四角い建物が一つ、ポツンと建っているが、アケメネス朝時代のこの建物の用途はわかっていないらしい。
ナクシェ・ロスタムからペルセポリス方面に少し戻ったところにあるのはナクシェ・ラジャブ。
入口からは大きな岩がゴロゴロしているのしか見えないが、近くに寄ってみると小さな空間を囲む三方の岩にレリーフが3つある。
これもササーン朝のものだが、正直ペルセポリスの階段浮彫を見た後ではいささか魅力に欠ける。
遺跡見学はこれにて終了、ということでこのすぐ近くのツーリスト向けレストランへ。
この周辺で食事ができるところはここしかないらしく、一足早めに行動していた我々が着いた時はまだ席に余裕があり、ビュッフェ・テーブルにも人がいなかったが、少ししたら欧米人の団体でいっぱいになった。
これはあまり期待できないかな、とちょっとがっかりしたが、あにはからんや
サラダ類をはじめ料理はバラエティ豊富で味も悪くない。フレッシュなハーブがごっそり用意されているのがうれしく
特にこのハーブがこれでもか、と入ったクークーイェ・サブジーという卵焼きがよかった。この料理、イランではとてもポピュラーだそうで、スーパーではこれ用のハーブミックスが冷凍になっているものも見た。ただし家庭料理らしく、レストラン・メニューには見当たらないので、ここで食べられたのはラッキー。
ツーリスト・レストランにもたまにはあたりがある。
ところでここから定番観光ルートなので大量に見かける外国人観光客、フランス、イタリア、ドイツ人あたりが多いようだが、面白いのは女性陣の服装。
みなさんもちろんスカーフをかぶっているのだが、特にイタリア人などはいかにおしゃれにスカーフをかぶるかに腐心していて、まるでターバンのようにしている人までいる。本来なら首筋が隠れないのでアウトなのだが、外国人はうるさく言われないし、なによりその創意工夫ぶりに感心する。
上着はと言えばほとんどの人が着ているのがインドのブラウス。腰まで隠れるし、薄い生地なのでこの時期のイランにぴったり。
ああ、みなさんもうインドは行ったのね、というのがよくわかっておかしい。
そういう自分も、もちろんこの日に着ていたのはインドのブラウス。
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ペルセポリスの次に向かうのは6キロ離れたところにあるナクシェ・ロスタム。
アケメネス朝の王の墓が崖に4基あるが、左から3番目がダリウス一世のものという以外、あとの3人、ダリウス二世、アルタクセルクセス一世、クセルクセス一世についてはどれが誰のものか、確定されていないらしい。
それというのもどの墓も造りや装飾がまったく一緒。王の名前などは刻まれていないらしい。
ペルセポリスの背後の丘にあった2つの墓もこの様式を踏襲しているが、この崖にスペースがなくなったので後の時代の二人はあちらに葬られたとか。
大きな墓の下には大小の騎馬人物像などが7つあるが、これらは墓が作られた時代よりも800年も後のササーン朝時代のもの。
ササーン朝の王たちの偉業を記録するのに古いお墓の威光を借りた、というところだろうか。レリーフそのものも昔のものを利用したらしく、確かに様式の全く違う彫刻が隅に残っていたりする。
4つの墓の向かい側には四角い建物が一つ、ポツンと建っているが、アケメネス朝時代のこの建物の用途はわかっていないらしい。
ナクシェ・ロスタムからペルセポリス方面に少し戻ったところにあるのはナクシェ・ラジャブ。
入口からは大きな岩がゴロゴロしているのしか見えないが、近くに寄ってみると小さな空間を囲む三方の岩にレリーフが3つある。
これもササーン朝のものだが、正直ペルセポリスの階段浮彫を見た後ではいささか魅力に欠ける。
遺跡見学はこれにて終了、ということでこのすぐ近くのツーリスト向けレストランへ。
この周辺で食事ができるところはここしかないらしく、一足早めに行動していた我々が着いた時はまだ席に余裕があり、ビュッフェ・テーブルにも人がいなかったが、少ししたら欧米人の団体でいっぱいになった。
これはあまり期待できないかな、とちょっとがっかりしたが、あにはからんや
サラダ類をはじめ料理はバラエティ豊富で味も悪くない。フレッシュなハーブがごっそり用意されているのがうれしく
特にこのハーブがこれでもか、と入ったクークーイェ・サブジーという卵焼きがよかった。この料理、イランではとてもポピュラーだそうで、スーパーではこれ用のハーブミックスが冷凍になっているものも見た。ただし家庭料理らしく、レストラン・メニューには見当たらないので、ここで食べられたのはラッキー。
ツーリスト・レストランにもたまにはあたりがある。
ところでここから定番観光ルートなので大量に見かける外国人観光客、フランス、イタリア、ドイツ人あたりが多いようだが、面白いのは女性陣の服装。
みなさんもちろんスカーフをかぶっているのだが、特にイタリア人などはいかにおしゃれにスカーフをかぶるかに腐心していて、まるでターバンのようにしている人までいる。本来なら首筋が隠れないのでアウトなのだが、外国人はうるさく言われないし、なによりその創意工夫ぶりに感心する。
上着はと言えばほとんどの人が着ているのがインドのブラウス。腰まで隠れるし、薄い生地なのでこの時期のイランにぴったり。
ああ、みなさんもうインドは行ったのね、というのがよくわかっておかしい。
そういう自分も、もちろんこの日に着ていたのはインドのブラウス。
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