4月29日 続き
昼食後、シラーズ市内に戻って定番観光地巡り。
まずは13世紀の詩人、サアディーのお墓。
きれいに整えられた公園の中の立派な廟は1864年に建てられたもの。
内部もきれいで壁に詩の一節が掲げられているが、詩人に思い入れも何もないこちらにはあまりおもしろいところではない。
廟の脇には地下に降りる階段があり、美しいタイルで飾られた真ん中を覗き込むと水が流れている。
通称「魚の池」と言うこの水は近くの泉からカナートと呼ばれる地下水路を通って運ばれ、ここで願い事をするとかなうと言われて有名らしい。
次に向かうのはハーフェズ廟。
こちらは14世紀の詩人で、まわりはやはり公園になっている。
お墓は公園中央の東屋の下にあるのだが、そちらに行ってみるとたくさんの人が並んで「シラーズ、シラーズ」と歌を歌っている。
よく見るとビデオカメラマンやら監督やらもいて、どうやらシラーズの観光ビデオを撮影中らしい。
真ん中のはげのおっさんはプロらしいが、周りはたまたま居合わせた学生や観光客らしく、何やら書いた紙を持たされて撮影されている外国人もいる。どんなビデオができたのか、見てみた~い。
この一団の裏に回るとハーフェズさんのお墓。
この周りでは熱心に本を広げている人たちが何人もいて、これは占いたいことを心に浮かべながら適当にページを開くとそこに書いてある詩が答えという「ハーフェズ占い」なんだそうだ。各詩には現代語の解釈も付いていて、ガイドさんが我々のために近くの人の本を借りてくれたが、結構面白い。
サーディー廟よりも明らかにこちらの方が人気があるが、しかし観光でこんなに詩人の墓参りをする国が他にあるだろうか。
市内観光の最後は世界遺産になっているエラム庭園。
夕方で涼しくなってきたからか、外国人だけではなくイラン人にも大人気。
19世紀のガージャール朝時代に作られた庭園だそうだが、一番目立つこの建物はエラム宮殿。
西洋風とペルシャ風の混ざった華やかな建物で下には宝石屋などが入っているが、一般人は2階には上がれない様子。
シラーズ大学の管理下にあるという広い庭園内には花壇や温室、背の高い並木が続いて気持ちよく
写真を撮りあうきれいな女の子たちを見ているのも楽しいが、木陰にはおデート中のカップルが隠れていたりもする。
ところでシラーズと言えばバラの町として有名なので、この庭園にはさぞかしバラが咲き乱れているのだろう、と期待していたのだが、庭園を散歩してもあまり見かけない。
バラはどこ、と案内図を見ると入口のすぐ脇がバラ園となっているが
えっ、ここなの?と疑ってしまうほど寂しい景観。背丈が低い木ばかりなのは最近植え替えたのだろうか。
でも近くでよく見ればいろいろな種類があってきれい。
シラーズは確かに詩とバラの町だった。
←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
昼食後、シラーズ市内に戻って定番観光地巡り。
まずは13世紀の詩人、サアディーのお墓。
きれいに整えられた公園の中の立派な廟は1864年に建てられたもの。
内部もきれいで壁に詩の一節が掲げられているが、詩人に思い入れも何もないこちらにはあまりおもしろいところではない。
廟の脇には地下に降りる階段があり、美しいタイルで飾られた真ん中を覗き込むと水が流れている。
通称「魚の池」と言うこの水は近くの泉からカナートと呼ばれる地下水路を通って運ばれ、ここで願い事をするとかなうと言われて有名らしい。
次に向かうのはハーフェズ廟。
こちらは14世紀の詩人で、まわりはやはり公園になっている。
お墓は公園中央の東屋の下にあるのだが、そちらに行ってみるとたくさんの人が並んで「シラーズ、シラーズ」と歌を歌っている。
よく見るとビデオカメラマンやら監督やらもいて、どうやらシラーズの観光ビデオを撮影中らしい。
真ん中のはげのおっさんはプロらしいが、周りはたまたま居合わせた学生や観光客らしく、何やら書いた紙を持たされて撮影されている外国人もいる。どんなビデオができたのか、見てみた~い。
この一団の裏に回るとハーフェズさんのお墓。
この周りでは熱心に本を広げている人たちが何人もいて、これは占いたいことを心に浮かべながら適当にページを開くとそこに書いてある詩が答えという「ハーフェズ占い」なんだそうだ。各詩には現代語の解釈も付いていて、ガイドさんが我々のために近くの人の本を借りてくれたが、結構面白い。
サーディー廟よりも明らかにこちらの方が人気があるが、しかし観光でこんなに詩人の墓参りをする国が他にあるだろうか。
市内観光の最後は世界遺産になっているエラム庭園。
夕方で涼しくなってきたからか、外国人だけではなくイラン人にも大人気。
19世紀のガージャール朝時代に作られた庭園だそうだが、一番目立つこの建物はエラム宮殿。
西洋風とペルシャ風の混ざった華やかな建物で下には宝石屋などが入っているが、一般人は2階には上がれない様子。
シラーズ大学の管理下にあるという広い庭園内には花壇や温室、背の高い並木が続いて気持ちよく
写真を撮りあうきれいな女の子たちを見ているのも楽しいが、木陰にはおデート中のカップルが隠れていたりもする。
ところでシラーズと言えばバラの町として有名なので、この庭園にはさぞかしバラが咲き乱れているのだろう、と期待していたのだが、庭園を散歩してもあまり見かけない。
バラはどこ、と案内図を見ると入口のすぐ脇がバラ園となっているが
えっ、ここなの?と疑ってしまうほど寂しい景観。背丈が低い木ばかりなのは最近植え替えたのだろうか。
でも近くでよく見ればいろいろな種類があってきれい。
シラーズは確かに詩とバラの町だった。
←人気ブログランキングへ一票、お願いします。