Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

またまた福井

2015-12-02 00:59:39 | 国内旅行
よんどころない事情によりまたまた福井。
今まであまり縁のなかったこの町にまさか2か月で3回も来ることになるとは思わなかった。

今回は成田空港から小松空港までIBEXエアラインズを利用。
会計ソフトのJDLが株主であるこの会社、てっきりLCCだと思っていたらANAと業務提携しているフルサービスキャリアだったのね。
その証拠に帰路の羽田行きJLの方が運賃が安かった。
 
一日一便の運航でこの日は50人乗りのボンバルディアが満席。
ちゃんとアイベックスちゃんの付いた紙コップでコーヒーも出た。

用事を済ませた翌朝は暇だったので、ホテルから歩いて10分の北の庄城址・柴田公園へ行ってみた。
 
北ノ庄とは秀吉に滅ぼされた柴田勝家の城があった所。
安土城をもしのぐ大きな城だったそうだが、城跡に徳川時代に福井城が築かれてしまったために城壁のほんのわずかな痕跡しか残っていない。
そのわずかな痕跡地に猫の額ほどの公園と柴田神社が作られているのだが、記念碑の揮毫が平山郁夫なのは彼が勝家の子孫だからってほんとかね。

 
公園にはもちろん勝家、お市の方に三姉妹がいて
 
本殿の脇には三姉妹神社なんてものもある。

公園の隅には入園無料の北の庄城址資料館もあって
 
中には何もないが勝家、お市の方、三姉妹のお勉強はできて歴史ドラマの参考にはなる。

福井という町は歴史のあるところなのだが、この城跡をはじめ、古い街並みもすべて地震やら戦災やらで失われてしまい、残念ながら観光するようなものは何もない。

そのためだろうか、ホテルのすぐそばには明治時代のお抱え外国人の住居が復元され、つい先日オープンしたということなのでここも覗いてみる。
  
 
この家の主、グリフィス先生は「福井藩の文明開化に貢献された」そうだが、福井に滞在していたのは数か月。
見学は無料でボランティアガイドさんまでいる力の入れようだが、他に何もないこの場所まで観光客を呼ぶのはかなり難しそう。

てなことを考えているうちにお昼になったので、ここはやはりおそば、と柴田神社の向かいにある「つるきそば本店」へ。
 
ガラスケースにそばちょこが並べられた店内は昭和の匂いがいっぱい。
 今回はおろしそばではなく皿そばと言うのを頼んでみると、大根おろしの他にとろろや生卵もついてきた。
ここもおそばは黒っぽく、ちょっと幅広に切られて歯ごたえがあるが、個人的好みでは前回の見吉屋の方が好きかな。

 お土産には福井駅で「羽二重くるみ」を購入。くるみが中に入った羽二重餅をクレープのような生地ではさんであってこれがとてもおいしい。

そして最後は駅弁コーナーで一番人気のかにめし。
 
家に帰ってから温めて食べたが、ひたすらカニが乗っているだけという潔さがすばらしい。

ということで福井の売りはやはり食かと思うが、しばらくはこの町を再訪することもなさそうだ。


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コメント (3)
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