10月17日 続き
泊まっていたホテルから荷物を引っ張ってトリエステ駅。
正面はそれほど大きくもなく、クラシカルなたたずまいだが
内部は現代風に増築されて広々、コンビニなどもあって便利だ。
この駅から乗り込むのはローカル列車。
出発を待つ間に屋外市場で買ったフォカッチャを昼食にしたが、これはパサパサしていまいち。
定刻に出発した列車は海辺をちょっと走ったらすぐに内陸に入ってしまい、周りの景色は収穫の済んだ畑ばかりであまりおもしろくない。
この列車に揺られること2時間でヴェネチアに到着。
と言っても運河のあるヴェネチア島にあるサンタ・ルチア駅ではなく、本土側のメステレ駅なので、大きな駅ではあるが風情はなく、駅前も普通の郊外の町と言った感じ。
実はヴェネチアは来たことがないので今回はここに泊まるというオプションもあった。
しかしコッコロのマダムがフィレンツェまで行くと聞くと、ヴェネチア派よりフィレンツェの方が見たい絵がある、ということでここはあっさり通過することに決定。
30分の乗り継ぎで、次は特急列車のフレッチャアルジェントに乗車。
鼻ずらの形が昔の山形新幹線にちょっと似ていて、ボディの塗装もスマート。
車内も飛行機っぽくて見た目はいいのだが、実際に乗ってみるとこれが使いづらい。
まず座席が微妙に座り心地が悪いし、頭の脇についている読書灯がどこをどう探してもスイッチが見つからない。
頭上の荷物入れは狭すぎて、どのお客さんもボストンバッグが入れられなくて困っているし
テーブルは妙な縁がついて使いづらい。
なるほどこれがイタリアン・デザインか。
こういうところに日本語ではなく中国語ももう慣れた。
この路線も景色は単調で、畑の中をまた2時間でフィレンツェに到着。
さすがに大きな駅が世界中からの観光客でごったがえしている。
動線のわかりづらい駅をなんとか抜けると外観は意外にあっさり、というか特徴がない。
ここからまた荷物を引きづり、地図を見ながら観光客をかき分けつつ今夜の宿へ。
思ったよりも近く、無事に到着したのはここ。
今夜からの4泊はアパートに泊まるので先に到着していた先発隊に迎えられ、この狭くて急な階段を2階へ上がる。
玄関を入るとすぐ左手には椅子の並んだスペース、正面にはベッドルームが2つ並び、
右手にはソファのある居間がある。
玄関脇のスペースの奥に入るとキッチンがあって
大きな冷蔵庫に電子レンジ、洗濯機まで完備。
我が家より広い85平米もあるので4人で泊まっても楽々。
ここを探してくれたコッコロ・マダムに感謝。
さて、到着したのが18時半だったので、荷物を置いたら早速夕食へ。
今夜は昨年のトリュフ祭にご一緒したフィレンツェ在住のIさんがレストランを予約してくださったとのことで
サンタ・マリア・ノヴェッラの前を通り、庶民的な道に入ってしばらく行くと
お目当ての「Trattoria Sostanza」に到着。
ここは1869年創業の老舗だそうで、セレブも訪れる有名店とか。
店内の壁には写真がいっぱい飾られているが、小さな店なのでお客さんでぎっしり。当然予約なしでは入れないらしい。
ところでこのお店を選んでもらったのはこれを食べるため。
フィレンツェ名物、Tボーンステーキ。
なにしろ1キロもあるので5人揃ったこんな時でなければ頼むことができない。
そしてこれが焼きあがるのを待つ間にはこれもこの店の名物と言うアーティチョークのオムレツ。
これが大きいのに中は半熟のトロトロ、塩加減もちょうど良くてうま~い!
5人でも分けられるぐらい大きいけれど、これなら一人で一つ食べたいぐらいおいしい。これは名人技。
そして登場のTボーンステーキは炭火で焼かれていい香り。大きいので焼き具合にムラがあり、自分の好みではレアぎみのところがサシも入らずあっさりとしていておいしい。
青菜のソテーにポルチーニもいっぱいいただいて大満足。
しかし常連のIさん曰く、この店ではパスタやデザートはいまいちなので注文してはいけない、つまり素材をそのまま出すような料理が得意な店なんだそうだ。
お腹いっぱいになって、明日の準備はできた。
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泊まっていたホテルから荷物を引っ張ってトリエステ駅。
正面はそれほど大きくもなく、クラシカルなたたずまいだが
内部は現代風に増築されて広々、コンビニなどもあって便利だ。
この駅から乗り込むのはローカル列車。
出発を待つ間に屋外市場で買ったフォカッチャを昼食にしたが、これはパサパサしていまいち。
定刻に出発した列車は海辺をちょっと走ったらすぐに内陸に入ってしまい、周りの景色は収穫の済んだ畑ばかりであまりおもしろくない。
この列車に揺られること2時間でヴェネチアに到着。
と言っても運河のあるヴェネチア島にあるサンタ・ルチア駅ではなく、本土側のメステレ駅なので、大きな駅ではあるが風情はなく、駅前も普通の郊外の町と言った感じ。
実はヴェネチアは来たことがないので今回はここに泊まるというオプションもあった。
しかしコッコロのマダムがフィレンツェまで行くと聞くと、ヴェネチア派よりフィレンツェの方が見たい絵がある、ということでここはあっさり通過することに決定。
30分の乗り継ぎで、次は特急列車のフレッチャアルジェントに乗車。
鼻ずらの形が昔の山形新幹線にちょっと似ていて、ボディの塗装もスマート。
車内も飛行機っぽくて見た目はいいのだが、実際に乗ってみるとこれが使いづらい。
まず座席が微妙に座り心地が悪いし、頭の脇についている読書灯がどこをどう探してもスイッチが見つからない。
頭上の荷物入れは狭すぎて、どのお客さんもボストンバッグが入れられなくて困っているし
テーブルは妙な縁がついて使いづらい。
なるほどこれがイタリアン・デザインか。
こういうところに日本語ではなく中国語ももう慣れた。
この路線も景色は単調で、畑の中をまた2時間でフィレンツェに到着。
さすがに大きな駅が世界中からの観光客でごったがえしている。
動線のわかりづらい駅をなんとか抜けると外観は意外にあっさり、というか特徴がない。
ここからまた荷物を引きづり、地図を見ながら観光客をかき分けつつ今夜の宿へ。
思ったよりも近く、無事に到着したのはここ。
今夜からの4泊はアパートに泊まるので先に到着していた先発隊に迎えられ、この狭くて急な階段を2階へ上がる。
玄関を入るとすぐ左手には椅子の並んだスペース、正面にはベッドルームが2つ並び、
右手にはソファのある居間がある。
玄関脇のスペースの奥に入るとキッチンがあって
大きな冷蔵庫に電子レンジ、洗濯機まで完備。
我が家より広い85平米もあるので4人で泊まっても楽々。
ここを探してくれたコッコロ・マダムに感謝。
さて、到着したのが18時半だったので、荷物を置いたら早速夕食へ。
今夜は昨年のトリュフ祭にご一緒したフィレンツェ在住のIさんがレストランを予約してくださったとのことで
サンタ・マリア・ノヴェッラの前を通り、庶民的な道に入ってしばらく行くと
お目当ての「Trattoria Sostanza」に到着。
ここは1869年創業の老舗だそうで、セレブも訪れる有名店とか。
店内の壁には写真がいっぱい飾られているが、小さな店なのでお客さんでぎっしり。当然予約なしでは入れないらしい。
ところでこのお店を選んでもらったのはこれを食べるため。
フィレンツェ名物、Tボーンステーキ。
なにしろ1キロもあるので5人揃ったこんな時でなければ頼むことができない。
そしてこれが焼きあがるのを待つ間にはこれもこの店の名物と言うアーティチョークのオムレツ。
これが大きいのに中は半熟のトロトロ、塩加減もちょうど良くてうま~い!
5人でも分けられるぐらい大きいけれど、これなら一人で一つ食べたいぐらいおいしい。これは名人技。
そして登場のTボーンステーキは炭火で焼かれていい香り。大きいので焼き具合にムラがあり、自分の好みではレアぎみのところがサシも入らずあっさりとしていておいしい。
青菜のソテーにポルチーニもいっぱいいただいて大満足。
しかし常連のIさん曰く、この店ではパスタやデザートはいまいちなので注文してはいけない、つまり素材をそのまま出すような料理が得意な店なんだそうだ。
お腹いっぱいになって、明日の準備はできた。
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