Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

15年秋の欧州旅 10 ピランの朝

2015-12-10 00:06:57 | ヨーロッパ
10月16日

 
海の見える食堂でガッツリ朝ご飯。
 
海まで10メートル、魚を獲る小さなボートの向こうに見える町はクロアチアだ。

また雨が降ってきてしまったが、朝のピランを見に外へ。


昼間見るタルティーニ広場はパステルカラーの家々に囲まれている。

この広場の裏には小さな屋外市場があるが、
 
雨のためか屋台は半分も開いておらず、かなり寂しい。

市場に面してあるのは小さな魚屋さん。
 
魚の種類はさすがに豊富。

パン屋さんにはオーストリアの影響が強そうなパンやケーキが並び、ここでようやくブレッドの名物になっているクリームケーキを食べてみる。 
 
が、見た目の通りひたすらカスタードと生クリームはしつこくて、4人で1個ももてあます。
そう言えば以前ウィーンのデメルでもこのケーキにはギブアップしたっけ。

スロベニアとは今日でお別れなので、市場の裏手のスーパーでお買いもの。
 
スロベニア産のチョコレートは安くておいしい!

買い物を済ませたところでピランの旧市街の探検へ。

ピランは13世紀から18世紀までベネチアの支配下にあったので
  
ベネチア風のしゃれた窓の建物もちらほら。

さらに石畳の細い路地を歩いてみれば
   
生活感あふれる家々の間に
  
小さな広場があったり
  
カラフルな一角があったりで何とも楽しい。

雨は止んだが強風の中を町の突端の灯台まで行ってみると
 
海に虹がかかった。

これに気をよくして坂道を上がり、町の一番高いところにある聖ジョージ大聖堂へ。
 
  
1344年に建立され、1609年に建て直されたと言う教会の内部はまさにバロックなのだが、なんと
 中はインド人だらけで映画の撮影準備中。
  
教会の中を落ち着きなく行ったり来たりしている白スーツの男がどうやら主役、青いジャージの女性が結婚相手だろうか。
と眺めているとなにやら嗅いだことのある怪しいにおいが漂ってくる。で、ふと見ると
 キリスト教会にガネーシャの祭壇っていいのか?

インド映画にはよく唐突に外国のシーンが出てくるが、スロベニアのピランでまでロケとは、恐れ入った。

クルーに邪魔にされるので教会を出て、隣にそびえる47メートルの鐘楼へ。
 上に登れるとガイドブックにはあったのだが、この日は鍵が掛かっていて登れず。

しかし鐘楼に上らずともこの教会からの眺めはすばらしい。
 
 
眼下にはタルティーニ広場も見えるので、わずかに残る15世紀の城壁など見ながら坂を下りて行く。

その途中にちょっと奥まってあるのはフランシスコ会の修道院。
  
 
大きなシャコガイの聖水盤が港町らしく、ここにはインド人もいなくて静かだ。

半日もかからずに回れてしまうが、ピランはかわいくて魅力的な町だった。


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コメント (5)
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