Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

春のオランダ 11 マウリッツハイス美術館

2016-05-19 00:18:52 | ヨーロッパ
3月30日

ホテルの朝食ビュッフェで自分でホットサンドを作っておいしくいただく。
  
たくさん並んでいたのはトーストに乗せるチョコレート。ケーキにかけるチョコ・スプレーと同じものだが、これがオランダの朝食の定番だとか。

 郊外電車に乗ってデルフトから15分のハーグへ。

この町にも20年以上前に一度来たことがあるが、駅がものすごくモダンになっていてびっくり。
 
さらに駅前は大工事中で、この日に開催されているはずの屋外マーケットに行こうと思ったのだが市電の乗り場がまったくわからず、駅にはツーリスト・インフォメーションもないのでお手上げ。

あきらめて美術館に行こうと駅の外に出ると
 
高層ビルをガンガン建設中。真っ白い巨大な建物はハーグ市役所で、さすが行政の中心地。

駅から10分ほども歩いてホフフェイファの池へ。
  
ここまで来てようやく20年前の景色に巡り会えた。

この池の端にある門をくぐると、正面にある中世風の建物がなんと国会議事堂。
  
  
まわりの建物はビネンホフと呼ばれる政庁だそうで、眺めているとバイクに先導された黒塗りの車がやって来たので、これは政府の偉い人か、と思ったらどうやら映画かテレビの撮影だった様子。

この中庭を抜けると目指すマウリッツハイツ美術館。
 
17世紀の元伯爵邸に以前は正面玄関から入ったと思うのだが、現在の入り口は門を入ってから地下に降りる。
 
広々と明るくモダンなエントランスから邸内に入ると
 
豪華でクラシックな内装を保っていて、このコントラストが面白い。

それでは3階から見て行こう、と部屋に入るといきなり大本命のフェルメールの部屋だった。
  
 
片側に「真珠の耳飾りの少女」、その向かい側の壁に「デルフトの眺望」が掲げられているのは記憶の通り。
初めてこの風景画を見た時はあまりの素晴らしさに「ほしい!」と心底思ったっけ、とまだ開館間もなく見学者の少ない部屋でしみじみ思い出してしまった。

 
オランダ絵画の傑作ばかりが並ぶ優雅な部屋を巡っているうちに現れるのが
 
レンブラントの部屋。ここも素晴らしいけれど
  
  
ホルバインの、特に鷹を持った男が素敵。ジェーン・シーモアの肖像がロンドンではなくここにあるとは意外だった。

コンパクトながら濃密なコレクションを堪能して、お約束のミュージアム・ショップを覗いてみると
  
アヒルまでフェルメールしていた。


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コメント (2)
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