Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

アシアナ航空で韓国映画

2016-05-05 18:05:08 | 機内食・映画・美術展
GWのお出かけ先は実は中央アジア。
チューリップはカザフスタンあたりが原産地で、それがトルコを経由してオランダで大ブレークをしたのだそうだ。

というわけで今回はおなじみアシアナ航空のお世話になった。

まずは成田からソウルへ、満席のB767。
さあ、映画は何を見るかな、と思ったら座席にモニターがなかった。

 時間がないのでさっさと出される機内食はひじきや切干大根、卵焼きに焼売一つと、メインのおかずのないお弁当みたい。

ソウルで乗り換えて、その先は6時間のフライト。
今度はちゃんとモニターがあるし、食事の前の飲み物サービスもある。

最初の食事は「ビーフかチキン」のチョイス、韓国風はどっち?と聞いたらどちらも韓国風、チキンは辛いと言うのでビーフを選んだら
 かなり甘口のプルコギにもちろんコチュジャンがついてきた。
デザートのケーキがシンプルながらしっとりしてかなりおいしい。

さあ、それでは映画鑑賞。
せっかく韓国機に乗ったからには韓国映画を観ねば、と楽しみにしていたこの1本。
 「王の運命(さだめ) 歴史を変えた八日間」(原題:思悼 The Throne)

お話しはテレビの「イ・サン」の最初に出てきたサンの父親、思悼世子がその父である英祖に米櫃に入れられて死ぬまでの8日間、回想を交えて父子の相克、王位につくこと、守ることの厳しさが描かれる。
テレビの韓流時代劇を見ていていつも思うが、李氏朝鮮の王様たちは王位につくのも大変なら、欲が深くて油断ならない両班たちに囲まれてその地位を守るのも大変。特に英祖は「トンイ」で描かれた通り母親の身分が低かったのでその王位の正当性を主張するのに苦労したらしい。
一方思悼世子の方はテレビドラマではまっとうな改革派と描かれることも多いが、史実では精神を病んでいたことは間違いないらしい。その病の理由が父王との関係から納得できるよう描かれていて、それを若いユ・アインが熱演。
妃がなぜ夫ではなく、息子のサンを守ることを優先したかにも説得力がある。
大げさで荒唐無稽なお話しも多い韓国歴史劇だが、この映画はシリアスながらも緊迫感があってあきさせず、とても面白かった。

さらにもう一本。
 「朝鮮魔術師 The Magician」

こちらはファンタジー系、魔術師の男が清に王女として嫁にやられる娘に恋をして、と言うお話。
史実に王家の養女となって清の後宮に送られ、出戻った没落両班の娘というのがいるらしいのでその話かと思ったら完全なフィクションだった。
退屈はしないけれど、主人公が魔術師と言う設定はあまり活かされていない。ラスト、悪役の中国人魔術師を倒すところなどもっと主人公側の魔術を使えばいいのに。
それ以上に残酷な描写が結構あるのに辟易。肉食の韓国映画は血がドバドバ出たり、あっさり草食系の日本とはワイルドさがちがう。

そうこうするうち、目的地に到着1時間前、軽食のサービス。
 
箱入りのピザは温められて見た目よりおいしいが、最初からタバスコが効いているところが韓国風。


そして帰路。

23時過ぎの出発なので1食目は
 ツナサンドのみ。

また映画を観ようかとも思ったが、眠気に負けて断念。
しかし3時間ほどで起こされて
 朝から鶏とジャガイモの炒め物はきつい。

ソウルから成田では
 おそばとケーキだけおいしくいただく。

月が替わってハリウッドの新作に観たいものがいくつもあったが、2時間のフライトではどれも観終われるはずもなく断念。


さて、中央アジアのチューリップ旅行記は夏までに書くことができるのだろうか。  
 

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コメント (2)
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