Luntaの小さい旅、大きい旅

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春のオランダ 13 ロッテルダム散策

2016-05-22 20:49:50 | ヨーロッパ
3月30日 続き

お昼を食べたら駅に戻り、ハーグからデルフトを通り過ぎてロッテルダムまで30分。

 降り立ったのはロッテルダム中央駅の次のロッテルダム・ブラークと言う駅。

地下駅から地上に出たら目指すものはすぐ目の前にあった。
  
ピート・ブロムという建築家により設計され、1984年に建てられたキューブハウスという集合住宅。
  
サイコロが斜めに並んでいるような、なんともユニークな建物だが、ここに全部で51軒があり、うち38軒は個人の住宅、残りは学校や商業施設で、サイコロの下の部分にもお店やオフィスが入っている。

この外見を見れば中はどうなっているかと好奇心がわくが、そのために一部屋がちゃんと公開されている。
  狭い階段を上がるとすぐにチケット売り場があって、観覧料は3ユーロ。

このフロアがリビング・ダイニングになっていて
 
角を利用して大きなソファが置かれ
 
別の角はキッチンになっているが、うらやましいような素敵なキッチン。

建物の中央に階段があるのでこれをもう一つ上がると、2階には寝室が2つとバスルーム。
  
 
収納もちゃんとあって、これ以外にも各戸にストーレッジが用意されているらしい。

さらにもう一つ階段を上がると最上階はサンルーム。
 
ここはもちろんのこと、下の階にも窓がたくさんあるので部屋の中は意外なほど明るく、世界一のっぽのオランダ人向けなので天井の高さも十分。

外観から想像するよりも内部はずっと広くて、それもそのはず、各戸の床面積は100平米というから東京に住む者にしてみれば垂涎の広さ。
斜めの壁も中に入ってしまえば気にならず、階段が苦でなければ快適に過ごせそう。
しかし38戸はすべて完成前に完売したらしいが、この中を見ずに買った人たちはかなりのチャレンジャーじゃないだろうか。
ちなみにこの敷地内にはユースホステルもあるのでこのキューブに泊まることも可能。

さて、キューブハウスから外を見ると目立つ赤い橋があるのでそちらに行ってみる。
 その手前に建つ白いビルは1897年に完成したヨーロッパで最初の「超高層ビル」なんだそうだ。

  
赤いウィレム橋の下を流れるのは新マース川。
 遠くに見えるハープのような橋は1996年完成のエラスムス橋。

ここからUターンをしてまたキューブハウスまで戻ってみると
 アパート群が公道の上をまたぐようにして建てられていることに初めて気が付いた。
これはフィレンツェのポンテ・ヴェッキオに想を得ているのだそうだ。

さらにブラーク駅前に戻ると、キューブハウスの並びにもまたおもしろい建物。
 
黄色いエアコンダクトが目立つこの建物は中央図書館。
 その前にあるブラーク駅舎もこちら側から見るとまるで宇宙船のようだ。

そして図書館の向かい側に建つまるで飛行機の巨大格納庫のような建物。
  
これが2014年にできたマーケットホール。
 
巨大な空間の中央にはイタリアの屋内市場のように様々な店が並び、壁に沿ってはレストランがあってそれぞれの店から2階に上がれる。
壁面から天井にかけてはカラフルで大胆な絵で覆われているが、3階以上は外側からアクセスするアパートになっているというのがすごい。
さらに地下にはスーパー、その下には駐車場があって、こんなに便利なアパートがあるだろうか。

お店の方はと見れば
  
ソーセージやらお惣菜やら各国の料理がずらり。
 
お寿司ももちろん並んでいるけれど、右側は実はよく見るとお菓子。
  
果物は輸入物のトロピカルなものが多くて、おかげでおいしいマンゴースムージーが飲めたけれど
 
オランダらしいものは巨大なハンバーグやミッフィーちゃんのチョコレートぐらい?

 簡単に食べられるイートインもあったが、まだあまりお腹が空いていなかったのでおいしそうなものを買ってデルフトのホテルに帰還。
  
オランダでどうしても食べてみたかった塩漬けニシンをようやくゲット。生ものがあまり得意ではない友人にはいまいちだったようだが、自分は大いに気に入る。
これまたオランダの国民食らしいエンドウ豆のスープも、スーパーのレトルトだったが十分においしくてお腹いっぱいになる。
 デザートのココナッツケーキも結構で、やっぱり市場は楽しい。


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コメント (2)
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