3月29日
まだふんだんに残っていた果物を朝食にいただき、ユールさんに別れを告げて4泊お世話になったアパートをチェックアウト。
ここは博物館めぐりをするには最高のロケーションだったし、なにより設備が整って静かなこの部屋は実に居心地が良かった。
あいにくの雨の中、トラムに乗って中央駅へ。
ドルドレヒト行きの黄色い2階建て車両の2階席は窓が大きくて快適だ。
この路線は2日目に行ったライデンを通るので、キューケンホフの近くへ行くと
車窓に時々色鮮やかな畑が見える。
ぶれてしまったがこんな華やかな景色も見えて、チューリップの最盛期だったら写真でよく見るような色の縞模様がこの車窓から見えるだろう。
退屈する暇もなく、ちょうど1時間で目指すデルフト駅に到着。
デルフトと言えば古い街並みの残る小さな街というイメージなのだが、
列車は予想外に地下駅に停車。
大きくてモダンな駅舎はクラシックな駅舎から移ったばかりのようだ。
結構な雨の中、予約してあるホテルまでは5分で到着したが、昼過ぎまでは部屋を使えないので荷物を預けてまたすぐ外へ。
傘を持って出ようとすると、フロントのお兄さんが「Welcome to Holland! この天気がオランダさ」ですと。
このホテルからは旧市街の中心、マルクト広場までも5分。
正面の高い塔があるのが新教会、広場を挟んで向かい合っているのが市庁舎で
広場を囲む家々のなんとかわいらしいこと。
この町も運河が町中を流れていて
これを一つ渡ったところにあるのがフェルメール・センター。画家が所属していたであろうギルドを復元した建物だそうだ。
ここにはむろんフェルメールの作品は一つもないし、入場料もミュージアムカードでは1ユーロ割引になるだけの7ユーロかかるが、せっかく画家の故郷に来たことだしと入ってみる。
すると大きなスクリーンやパネルでフェルメールの全作品が紹介され
作品に登場するような食卓や食器、アトリエの一部が再現されていて良い復習になる。
7ユーロの価値があるとは思えなかったが。
ちょうどお昼時になったので広場を囲むカフェの一つに入って昼食にする。
壁にオランダ王室の面々の写真が掲げられた店で、ボリュームたっぷりのサンドイッチとマスタード・スープ。
隣の席のオランダ人は同じサンドイッチをナイフとフォークで美しく食べていた。
こうして食事をしているうちに天気が回復して青空が見えてきた。
これは塔に登らねば、と7ユーロを支払い、376段の石のらせん階段を上へ。
途中の踊り場では時計の機械や古いカリヨンを見ることができ、そう言えばこの町に到着した時には随分長いことカリヨンが音を響かせていた。
そして109メートルまで上がってみると
市庁舎の向こう、赤い屋根の中に目立つ大きな建物は先ほどの駅舎。
遠くにビルが立ち並んでいるのは方角から言ってハーグの町らしい。
塔から降りたら新教会の中も見学。
「新」と言えども1381年建造と言う教会の内部は装飾も少なく派手さはない。
しかしここにはオランダ独立の英雄、現オランダ王室の祖であるウィレム1世の墓があり、その下にはオラ二エ家の納骨堂があるとのことで模型が展示され、オランダ人たちが熱心に見学している。
さらに塔の上からもよく見えた旧教会も同じチケットで入れるので行ってみると
さすが13世紀以来の古い教会、ステンドグラスはあるものの新教会よりも一層どっしりしている。
そしてこの教会には
フェルメールの墓があるのだった。
←人気ブログランキングへ一票、お願いします。
まだふんだんに残っていた果物を朝食にいただき、ユールさんに別れを告げて4泊お世話になったアパートをチェックアウト。
ここは博物館めぐりをするには最高のロケーションだったし、なにより設備が整って静かなこの部屋は実に居心地が良かった。
あいにくの雨の中、トラムに乗って中央駅へ。
ドルドレヒト行きの黄色い2階建て車両の2階席は窓が大きくて快適だ。
この路線は2日目に行ったライデンを通るので、キューケンホフの近くへ行くと
車窓に時々色鮮やかな畑が見える。
ぶれてしまったがこんな華やかな景色も見えて、チューリップの最盛期だったら写真でよく見るような色の縞模様がこの車窓から見えるだろう。
退屈する暇もなく、ちょうど1時間で目指すデルフト駅に到着。
デルフトと言えば古い街並みの残る小さな街というイメージなのだが、
列車は予想外に地下駅に停車。
大きくてモダンな駅舎はクラシックな駅舎から移ったばかりのようだ。
結構な雨の中、予約してあるホテルまでは5分で到着したが、昼過ぎまでは部屋を使えないので荷物を預けてまたすぐ外へ。
傘を持って出ようとすると、フロントのお兄さんが「Welcome to Holland! この天気がオランダさ」ですと。
このホテルからは旧市街の中心、マルクト広場までも5分。
正面の高い塔があるのが新教会、広場を挟んで向かい合っているのが市庁舎で
広場を囲む家々のなんとかわいらしいこと。
この町も運河が町中を流れていて
これを一つ渡ったところにあるのがフェルメール・センター。画家が所属していたであろうギルドを復元した建物だそうだ。
ここにはむろんフェルメールの作品は一つもないし、入場料もミュージアムカードでは1ユーロ割引になるだけの7ユーロかかるが、せっかく画家の故郷に来たことだしと入ってみる。
すると大きなスクリーンやパネルでフェルメールの全作品が紹介され
作品に登場するような食卓や食器、アトリエの一部が再現されていて良い復習になる。
7ユーロの価値があるとは思えなかったが。
ちょうどお昼時になったので広場を囲むカフェの一つに入って昼食にする。
壁にオランダ王室の面々の写真が掲げられた店で、ボリュームたっぷりのサンドイッチとマスタード・スープ。
隣の席のオランダ人は同じサンドイッチをナイフとフォークで美しく食べていた。
こうして食事をしているうちに天気が回復して青空が見えてきた。
これは塔に登らねば、と7ユーロを支払い、376段の石のらせん階段を上へ。
途中の踊り場では時計の機械や古いカリヨンを見ることができ、そう言えばこの町に到着した時には随分長いことカリヨンが音を響かせていた。
そして109メートルまで上がってみると
市庁舎の向こう、赤い屋根の中に目立つ大きな建物は先ほどの駅舎。
遠くにビルが立ち並んでいるのは方角から言ってハーグの町らしい。
塔から降りたら新教会の中も見学。
「新」と言えども1381年建造と言う教会の内部は装飾も少なく派手さはない。
しかしここにはオランダ独立の英雄、現オランダ王室の祖であるウィレム1世の墓があり、その下にはオラ二エ家の納骨堂があるとのことで模型が展示され、オランダ人たちが熱心に見学している。
さらに塔の上からもよく見えた旧教会も同じチケットで入れるので行ってみると
さすが13世紀以来の古い教会、ステンドグラスはあるものの新教会よりも一層どっしりしている。
そしてこの教会には
フェルメールの墓があるのだった。
←人気ブログランキングへ一票、お願いします。