Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

冬のウィーン 2 レオポルト美術館

2019-01-12 17:39:06 | ヨーロッパ
12月14日

 Hotel Kugelのまわりはお買いもの通りらしく、ブランドショップからスーパーまであって便利そう。

まだ開店前も多いウィンドーを覗きながら、歩いて10分ほどで目指すミュージアム・クォーターに到着。
 
裏の方から入ると子供博物館などが中庭の周りに並ぶが
 
表側はこの立派さ。道の向かいにはマリア・テレジアと美術史美術館、自然史美術館も見えて、ウィーンに来た!と実感できる。

 開館まで少し待って、真っ先に入ったのはレオポルト・美術館。

まずは猫を抱いたクリムトおじさんにご挨拶。
  
 この美術館にクリムトがたくさんあるように記憶していたが、実際には風景画中心で、らしい作品は「死と生」ぐらい。

それよりここはエゴン・シーレのコレクションが充実していて、しかもちょうど没後100年の特別展開催中とはラッキー。
 
シーレと言えば自意識たっぷりの自画像をはじめとするきわどいヌードが有名だが
  
 
それよりこの人の風景画が好きで、これをたくさん見られたのがうれしい。

すねたような自画像からてっきり生前はあまり認められていなかったのだと思っていたが、経歴を見ると美術学校時代から結構評価されていて、28年の短い人生の間にもすでに作品が美術館に買い取られている。
駆け出し時代を支えてくれたモデルと別れて良家の娘と結婚したと言うのも意外だが、スペイン風邪で早逝しなかったらどんな絵を描いたのだろうか。

 
美術館を出たら今度はクラシックなトラムに乗ってホテルに戻り、荷物をピックアップして最寄りの地下鉄駅へ。
  
 今回は二人で4日間ウィーンに滞在するので、一日券が8枚付いたキップを購入、40.8ユーロ。
券売機はわかりやすくてクレジットカードもOK、これで市内すべての公共交通機関が乗り放題になるのでとても便利だ。
滞在中は一度も検札には会わなかったが、罰金は高いようなので無賃乗車は要注意。

 
地下鉄でやって来たのは町の中心、シュテファン・プラッツから4駅のこちら。
 駅前の通りにはスーパーやドラッグストア、パン屋や肉屋が並ぶごく普通の住宅街。

今夜からはこちらのアパートに滞在。本当は夕方入りたかったのだが、オーナーが午後一に来てほしいと言うので、駅からほんの100mのアパート入口で鍵の到着を待つ。
 
少し遅れて登場したオーナーのお姉さんに案内されたのは表通りに面した3階の1室。
 
ホールの先にまず台所があって
 
その向こうがダイニングスペースとリビング。
 
ベッドルームが2つあるので、今回も一人一部屋。
 バスルームにはすごいシャワーが付いてトイレは別。

まだリノベーションしたばかりらしくてどこもピカピカ、台所の道具類も新品ばかり。
食器類もたくさんあるが、ここは調味料やシャンプーなど消耗品はまったくなく、食器洗剤もないのはかなり不便。
ベッドも横に出られないのが使いにくかったが、チェックアウトは「鍵を置いて行ってくれればいいわよ」とお気楽。
もうヨーロッパではアパート滞在しか考えられない。

お昼もだいぶまわったので、近場の食事処を探すと駅前にケバブ屋があった。
 
ウィーン風カツレツの乗ったサラダにドネルケバブをシェアしてお手軽ランチ。
 Almdudlerはオーストリアならではのハーブレモネードだと言うので飲んでみたが、う~ん、これのどこがレモネードなのだろうか。微炭酸の砂糖水。

スーパーでもろもろ買い込んで、ウィーン生活のスタート。


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コメント (2)
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