Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

冬のウィーン 3 演劇博物館&市庁舎

2019-01-14 16:37:36 | ヨーロッパ
12月14日 続き

アパート生活の準備ができたらまた地下鉄に乗っておでかけ。

やってきたのはウィーンのシンボルの一つ、シュテファン寺院前。
 
寺院の足元にはこの時期の風物詩、クリスマスマーケットが店開きし
 まだ4時前だが暗くなり始めた目抜き通りにはシックなイルミネーションが点灯している。
それにしてもこの人ごみ、自分たちもその一員ながら観光客が多くてびっくり。

さて、本日2館目の博物館は地味な演劇博物館。
 
重い扉を押して入ると中は18世紀以来の貴族様のお館。
 
2階にある「エロイカ・ホール」と名付けられた華やかな部屋ではベートーベン自身が指揮棒を振ったこともあるのだとか。

しかしここに来たのはベートーベンのためではなく、造形アカデミー絵画館が長期修復中のため作品の一部がここに仮住まいしているから。
 
お目当てのボッシュ「最後の審判」は入ってすぐの大きな部屋に展示されていて、
  
 
他に見学者もいないので見放題の贅沢。
 
扉絵までしっかり見られて、やっぱりわざわざここまで来てよかった。

ついで(失礼!)に演劇博物館自体の展示を見ると
 
クリムトの「Nuda Veritas」はこんなところにあったんだ。
 特別展が開催中だったコロマン・モーザーもクリムトと共にウィーン分離派で活躍した人だそうだが、この人の演劇のための衣装やセットデザイン、家具なども素敵。

 
演劇博物館を出ると外はもう真っ暗になっていたが、華やかなリング通りをトラムに乗って市庁舎前へ。

 
ここのクリスマス・マーケットはウィーンでも一番の規模とのことなので来てみたが、なるほど屋台の数は多く、人もいっぱい。
 怪しげなネズミはこんなところにも出没。

 
屋台は当然のことながらクリスマス飾りが多くて、
 
土産物や甘いものの屋台もあるが、一番にぎわっているのはグリューワインというスパイス入りの暖かいワインを売る店。
こんなに暗くて寒ければ、人ごみの中で暖かくなりたがる気持ちもよくわかる。

 
市庁舎の建物はお役所とは思えないほど大きくて立派。
 
近づいてみると中にも入れるようなので入口を探すと
 中でもお菓子を売っていたり、子供向けのイベントなどある様子。
 これぞクリスマス・マーケットと言う雰囲気を満喫したが、外は0℃前後だろう、寒い!

と言うことで帰り道に目についたカフェに飛び込んで
 
熱いスープとアップルシュトルーデルとコーヒー。


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コメント (2)
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