Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

冬のウィーン 6 オーストリア応用美術館

2019-01-24 23:27:47 | ヨーロッパ
12月16日

日曜日の朝、地下鉄でシュトゥーベントアへ。

 
ヨハン・シュトラウスの像で有名な市立公園は雪に覆われているが、結構散歩する人たちもいる。

しかし我々の目的は公園の隣に建つオーストリア応用美術館。
  
  
1871年に建てられた赤レンガ造りの美術館は内部もきれい。
 
中央の吹き抜けのホールの天井にはなにやらひらひらと動くインスタレーションがあって、それを寝転がって見られるマットレスがあるのが応用美術館らしい。

さて、この美術館の目玉は2階のユーゲントシュティールのコレクション。
  
  
家具やら食器やら、好みのデザインがいっぱい。

そして壁一面に展示されているのはクリムトの装飾的な壁画。
  
  
生命の樹とも呼ばれるこの壁画だが、ここにあるのは実は下絵に過ぎず、実際の作品は依頼者であるブリュッセルのストックレー邸にあるのだが、その内部は残念ながら非公開なのだとか。

  
1階には日本人デザイナーによるユニークな東洋美術の展示があったり
  
 
レースやらガラスやら、工芸好きには楽しいものがいっぱい。

 この大きな部屋にはビーダーマイヤー様式の家具が並んでいるのだが、ここに続く展示室が面白くて
 
中央を通ると両側に並ぶ椅子のシルエットだけが見えるようになっている。

さらに地下にもテーマ展示があって
 
テリー・ギリアムが好きそうな椅子とか、壁一面にいろいろな航空会社の安全のしおりを並べたものとか、
 トイレの中にまで「展示」があって、この美術館は期待以上に楽しめた。

見学後はここのレストランも定評があるとのことなのでお昼を食べに入ってみると
 
週末のためもあるのだろうが、広い店内が大盛況。

まずは飲み物、と自家製レモネードをオーダーしてみると
 予想したような黄色ではなく茶色で、先日飲んだAlmdudlerみたい。オーストリアではこれがレモネードなのか。
 
料理はボイルドビーフとグラーシュをシェア。グラーシュはシチューよりシュペッツレが多くてお腹一杯。
ビーフの上に載ったカリカリのポテトが一番おいしかった。


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コメント (2)
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