昨年の道東に続き、今年もS社のツアーで北海道のお花見ツアーに行ってきた。
2021年6月25日~29日 「花の利尻・礼文島とサロベツ原生花園」
6月25日
まずは羽田空港から稚内へANAを利用。
すると出発ゲートはバスで移動する別棟のサテライト。
2年半前にできたらしいが初めての利用。がらんとしてかなり寂しいが、広々しているのは今の時期うれしい。
今回の機材はB737-800。本来は1日2便ある稚内行きの1便が欠航しているので座席の8割ほどは埋まっているが、後で聞くとこれほどいっぱいになったのは久しぶりとのこと。
最近の機内安全ビデオは各社ちゃんと見てもらうためにいろいろ工夫しているが、ANAはしばらく前から歌舞伎テーマになっていてこれが結構面白い。JLもこれぐらい洒落を効かせてほしいもの。
出発地の東京はどんよりした曇り空だったが、北海道に到達する頃には雲もかなり少なくなって
稚内到着前になぜか空港上空を2回旋回すると片側に雲をまとった利尻富士がしっかり見えてテンションが上がる。
稚内空港には定刻通り1時間50分で到着。
荷物受け取り所では出汁之介なるゴマフアザラシと利尻昆布の合体キャラクターが出迎えてくれる。
ここで今回のツアーが集合。今回は女性ばかり6名、自分と添乗員を除いては全員コロナワクチン接種済みの安心ツアー(笑)。
空港を出たらそのまま稚内港のフェリーターミナルへ直行。
2階にちょっとした軽食コーナーがあるので、本日のお昼はいももちとかぼちゃもち。むっちりした食感でほんのりと甘みがある。
フェリー出発時間の14時半近くなると礼文島行きも15分違いで出発するので人が増えてくる。
我々の乗る利尻島行きは本日は「サイプリア宗谷」号。3555トンある思ったより大きな船。
搭乗ブリッジを渡ると旅客階に入るので階段を使ったりする必要がなくて便利。
前方には座敷席があるが、うろちょろするには後方の椅子席の方が都合がいい。
この日はかなり空いていたので簡単に窓側席を確保。
が、すぐにデッキに出て出発の様子を見学。
目の前に広がるのが稚内の市中心部。右手に見える銀色のドームはプールだとか。
その向こうには観光名所となっている防波堤ドームも見える。
車を搭載して定時に出発。
港を出て左手に見えてくるのはノシャップ岬。ここには陸海空自衛隊が駐屯しているそうで、山の上にはいくつもアンテナが見える。
この日はかなり風が強かったが、船はとても安定していて驚くほど揺れが少ない。
波しぶきを上げつつもやがて前方に利尻富士がきれいに見えてきて
近づくにつれて山頂付近の雪渓もはっきり見えてきた。1721mの山だがとても印象的な姿。
そして1時間40分で利尻島北部の鴛泊港に到着。
こちらのフェリーターミナルもとてもきれいだ。
ターミナルには宿の御主人が迎えに来てくれていたのですぐにマイクロバスで宿へ。
港から10分ほど、島の最北部にある「夕陽館」さん。
部屋はシンプル極まりない6畳でトイレ、洗面も付いていないが、こちらのお風呂は利尻富士温泉。ちょっと緑がかった透明なお湯はナトリウム‐塩化物・炭酸水素塩泉。加熱、塩素消毒ありの循環湯だがトロっとしてかなり気持ちいいお湯。
窓からは左手には利尻富士、前方の海の向こうには礼文島が見えるが、遅くなるにつれて雲が増えてどちらも隠れてしまった。
本日は移動だけで、後はご飯を食べて寝るだけ。
夕食にはタコしゃぶに珍しいタコの口の味噌和え(歯ごたえがあっておいしい)、ホッケの酢〆に煮つけ、お刺身に期待通り、一口だけれど生うにも登場して満足。
すごい風の音がしていたけれど、すぐに寝てしまった。
←人気ブログランキングへ一票、お願いします。