Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

道北の旅 4 礼文の高山植物園

2021-07-19 12:44:41 | 国内旅行

6月27日

お宿で朝食。
 出汁巻き玉子や煮物など、朝からちゃんと手がかけられているのがうれしい。

本日はハイキングの一日だが残念ながら朝からどんよりと雲が低い。
午後には改善するかもしれない、との判断でまずは歩く必要のない北部へ。

初めに立ち寄ったのは久種湖。
 ここは日本最北端の「湖」になるそうで湿地の中を木道が伸びているが
 
シモツケやオオシマフスマなど花が少し見えるだけなので湖面を見ることもなく撤収。
ここは花よりもバードウォッチングに向いていそうだ。

その先、浜中と言う海岸に降り立つ。
 
 
この砂浜には貝殻がたくさん落ちているので皆さんしばし貝拾い。というのもこちらの貝殻には丸い穴がきれいに開いているものがたくさんあって、これは他の貝が捕食するために開けるものなのだそう。
 きれいに並べたのは運転手さんの作品(笑)。

そしてやって来たのは「高山植物園」。
 
他に名前も付いていないそっけなさだが、300円を支払って中に入れば花壇が整備されていて
 
名札が付いているのでフラワーハイキングの予習にぴったり。

 
この時期のスターはエーデルワイスの仲間のレブンウスユキソウ。
  
よく似ているチシマゲンゲとレブンソウはどちらもマメ科。ゲンゲは花が下向き、レブンソウは上向きで見分ける。
 
他にもチシマギキョウやマルバトウキなどたくさんの花が見られるが
 この島で一番有名なアツモリソウは既に花の時期が終わっている。
 
そこで受付棟に用意されているのが温度管理された鉢植え。一見造花かと思うほどきれいに咲いていて、見れば見るほど面白い形。名前の由来は古い時代の武士が背中にしょった母衣が膨らんだ形に似ているからとか。

植物園を出たら香深に戻り早い昼食となったが、まずはガイド氏おすすめの和菓子屋さんにちょっと立ち寄り。
 
こちら、島で唯一の和菓子屋だそうだが、よもぎ餅もべこ餅もうまーい。

ここからすぐの所がフェリーターミナル。
 迎えてくれる礼文島のキャラ、あつもんもマスク姿。

 
この2階にある「武ちゃん」がおすすめの寿司屋とのことで
 いただいたのはバフンウニのミニうに丼、2500円。ミニでもウニたっぷりで十分満足。

そしてもう一つ、珍しい「トドのてっぴ」なるものがあったので試してみた。
 
てっぴとはトドのヒレだそうだが、皮は付いているものの脂っぽくはなく、食感は固くない軟骨といったところだろうか。これ自体に特に味やくさみはなくて、酢味噌でおいしくいただいた。

 食後はコーヒーのサービス。
というのも我らがグループ内に調子のいいおばさまがいらして、この人がちょうど居合わせたお店の社長に「昨日お会いしましたね」と声をかけたおかげ。
この週末は島で町議会選挙が行われていて、観光中何度も選挙カーとすれ違い、中の一人がこのお寿司屋さんの社長だったのだ。
移動中はガイド氏と運転手氏の内輪話がめちゃくちゃ面白くて、しかし人口2000人ちょっとの狭い社会はなかなか大変だなと思った。


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コメント (4)
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