Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

道北の旅 3 礼文島北部

2021-07-17 16:25:16 | 国内旅行

6月26日 続き

利尻島を出発した船は強風下でも遅れることなく、45分で礼文島の香深港に到着。
 
ここのフェリーターミナルもきれいで、岸壁には「ようこそ礼文島へ」の文字も見える。

港で大きな荷物は今夜の宿の人に預け、ツアーは早速礼文島北部の観光に出発。
 ここでも利尻と同じジャンボタクシーを利用する。

到着した香深港周辺は低い雲が垂れこめていたが、北へ向かうにつれて空が晴れてくる。
やがて島の東北端、金田の岬近くで車が停まる。運転手氏が指さす方に目を凝らすと岩の間になにやら浮かぶものがたくさん。
 
これがよく見ればゴマフアザラシ。遠浅の海が引き潮になり、岩の上で日向ぼっこをしているのだ。
周りには泳いで顔だけ出しているのもいたり、15頭以上はいたみたい。

ここから島の西側にある澄海(すかい)岬へ。
 
小さな漁港の駐車場から丘へ上がると眼下にとてもきれいな入り江が見えて

その先に展望台がある。
 
入り江の反対側はごつごつした岩。礼文島の西海岸は断崖岸壁が続き、ここから島の西岸を通る自動車道はないのだ。
ちなみに「澄海」という名前はSkyとかけていて、町民の公募で決まったとか。

次には島のさらに北へ向かうが、途中島の「8時間ハイキングコース」入り口でちょっとストップ。
 
ひざ丈の熊笹が生い茂る中を道がまっすぐに伸びているが
 少し先に紫色のパッチが見えたのでガイド氏がそこまで先導してくれたのだ。
 
紫色の正体はレブンシオガマ。周りにはスカシユリもたくさん咲いてきれい。

この北の江戸屋山道の入り口でも小休憩。
 
 
斜面にオオハナウドやカワラナデシコ 
   
 
そしてエゾカンゾウがいっぱい。エゾカンゾウはゼンテイカとかニッコウキスゲとも呼ばれるものだが、ここだけではなく島のいたるところにあまりにもたくさん咲いているので、ニッコウキスゲとかありがたがる必要があるのか、なんて思ってしまうほど。

そして島の最北端、スコトン岬へ。
 
ここは以前は日本最北端を名乗っていたそうだが、正確な測量の結果稚内の宗谷岬が最北端となったので現在は「最北限」と名乗り、「最北限のトイレ」も完備。

海上に見えるトド島では現在もトド猟が行われているそうだが、一番おいしいのは鍋だ、と地元のことは何でもよく知っている運転手氏。ただしトド猟は漁場保護のために行われるだけなので、肉は猟師さんから直接もらう以外に入手方法はないらしい。

本日の観光はこれにて終了。
東岸の道を戻って今夜の宿、香深にある「はな心」へ。
 
トイレ、洗面はないがきれいなお宿。

 
歩いて5分の所に愛する(笑)セイコーマートがあるのでおやつを調達。セイコーマートはオリジナル商品がたくさんあるので楽しい。

夕食は宿にて。
 
ホッケの煮つけにホッケのフライ、と北海道でこれほどホッケが食べられているとは知らなかった。
鮭の白子が珍しく、ウニとイクラもあるし、この上に海鮮鍋が付いて充実の夕食。


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コメント (2)
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