Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

道北の旅 5 桃岩フラワーハイキング

2021-07-23 12:45:42 | 国内旅行

6月27日 続き

うに丼で栄養補給をしたら今回の旅のハイライト、桃岩展望台のハイキングコースへ。

 
出発点の桃岩登山口にやってきたが、残念ながら天候は回復しなくて行く手は濃い霧の中。
しかし大型バスなどで来ている団体は午前中にここに来ていたのだろうか、他に誰もいなくて静かな中をガイドに先導されながら歩き始める。

スタートから1.2㎞の所にあるのが桃岩展望台。ここから桃の形をした大岩が見えるはずなのだが
 見事に真っ白で影も見えず。

その代わり足元には花がいっぱいで
  
 
特にオオハナウドやイブキトラノオが目立つ。

  
チシマフウロにハイキンポウゲ
  
すっかり見慣れたレブンシオガマに数は少ないがウスユキソウも見え、小さな紫のレブンハナシノブがとてもかわいい。

 
アップダウンを繰り返して上って行くとキンバイの谷と呼ばれるところに来て
 
ここには名前の通り、キンポウゲより大きくて色の濃いレブンキンバイソウがいっぱい。


海へ続くはずの急斜面を見下ろしながらさらに行けば
  
ヒオウギアヤメ、バイケイソウ
 
アザミ、ギョウジャニンニク
 
ヤマブキショウマに、これはもう最後のレブンコザクラも見られた。

急階段を上ってツバメ山山頂を過ぎると下りになり、元地灯台が見えてくるが
 これまたぼんやり霧の中なのでそのまま通過。
 
ずっと下って行くとやがて知床の集落が見えてきてハイキングは終了。
全長6km弱をゆっくりと3時間かけて歩いた。
時期的には花の最盛期とのことだったが、正直に言えば花の島という評判から期待したほど花は多くなかった印象で、これは昨年の大雪山室堂がすごすぎたのかもしれない。あるいは天気が良ければ印象も変わったかも。

この終点からわずかの距離を車で送ってもらって「北のカナリアパーク」へ。
 
 海辺に建つこの建物は吉永小百合主演の「北のカナリアたち」という映画のために作られた学校のセットとのこと。中に入ることもできるが映画は見ていないし、特に小百合さんのファンというわけでもないので
 
隣のカフェでソフトクリーム。風が強くて寒くなったが運動後の甘いものはおいしい。

ここからまた車で移動して島の南西にある元地海岸へ。
 断崖の下に建つのが地蔵岩。
  
きれいに咲くハマナスやハナベンケイを見ながら左手の砂浜に降りると
 
こちらはメノウ浜。運転手氏が熱心にメノウを見つけてくれたが、メノウというと赤い石だと思っていたのであまりピンとこない。

最後はまたちょっと移動して桃台猫台展望台へ。
 
ここでもまだ霧が深くて結局桃岩の姿を拝むことはできなかったが
 猫岩は一瞬姿を現してすぐに消えた。
海の中の右手の岩、背中を丸めた猫の後ろ姿に見えるだろうか。

礼文島の観光はこれにて終了。
とても楽しかったガイド氏、運転手氏とお別れして
 
今夜も宿で一口のウニと海老をいただいた。


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コメント (2)
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