新型コロナの流行以来めっきり夕食を外で食べることが減ってしまって、特に和食はお気に入りだった店が閉店してしまったこともあり、温泉旅館で食べるだけだったような気がする。
そんなこんなで実に久しぶりの和食コースを、武蔵小山で初めて入るお店でいただくことになった。
「やすもと」さんは駅から西小山方面へ5分の所。
入口には長いのれんがかかっているが、中は一切見えないのでいささか入りにくい。
店内はカウンターが6席、テーブルが2卓とこじんまり。
どこでもお好きな所へ。と言われてカウンターへ。
初めてのお店なので一通りいただいてみようとコースをお願いしておいた。
でまず登場したのは鮮やかなわさびの乗った鮟肝。
ほんのわずかに甘辛の味付けがされていて、キツネの器がかわいい!
お椀は見事なハマグリの潮汁、お造りのマグロがとろける。
鮎はコンフィになっていて頭からかぶりついても舌に触るものがなにもなくておいし~。しっぽの先だけ残して完食。
和風のタレが乗ったローストビーフに、マスカルポーネ乗せのイチジクと和洋合体。
鱧の天ぷらには梅肉とオクラとあえた大根おろしが乗って、フワフワの鱧は今日一番のおいしさ。
鴨のつみれは一緒に炊かれたお豆腐も染み染み。
マグロのしぐれ煮の乗ったご飯とミョウガのお味噌汁をいただいたらもう120%満腹。
デザートはなかったけれど、出されても多分もう入らなかった。
こちらのお食事は見た目はシンプルだけれど、素材の質にとてもこだわっているのがよくわかる。
お品書きには面白そうなお料理があったし、次はアラカルトでいただきに来よう。
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