5月20日
連日早朝出発が続いていたが、今日は久しぶりにゆっくり。
とは言え早く目が覚めたので7時に朝食会場へ。
今回のホテルはちょっと前に流行った中央吹き抜けの造り。
その先にあるレストランは広くて、ビュッフェテーブルもいっぱい。
次第に明るくなる海を見ながらスペインらしくパン・コン・トマテ。
食後はちょっと海辺の散歩。
岩の多い海岸だけれど昨晩見た通り真っ黒い砂浜もあって、見ると女性が海に入って行く。
入った途端に出てきてしまったけれど、波に足をつけてみると思ったほどは冷たくない。
少し先の入り江でも海に入るおじさんがいて、朝の目覚ましにはいいかもしれない。
ホテルを9時に出発してバスは空港の脇を通り、ラ・パルマ島の最南端へ。
次第に道の両脇は黒い溶岩ばかりになり、急な斜面にはところどころに地面を這うようなブドウ畑が少しある。この辺り、風が強いのでブドウの背を高くすることはできないのだとか。
やがて斜面の下に見えてきたのはテネギア火山。ほんの小さな三角錐だけれど、これが1949年と1971年に噴火して、そのためにこの辺りは溶岩だらけ。
が、このすぐ下にはフエンカリエンテ塩田と灯台があって、なぜかここだけは溶岩流に飲み込まれなかったのだそうだ。
海辺の塩田はピンクがかってフォトジェニック。
しかし土曜日のために操業していなくて、ビジターセンターもお休み。
すぐ横の紅白に塗られた灯台は1984年に作られて現役。その隣の石造りの古い灯台には上れたようだが、入場料が高いし時間もないので入らなかった。
塩田を出て先に進むと前方に大きな工場のようなものが見えてきた。
が近づいてみるとこれがバナナのビニールハウスで、道の両脇に延々と続く。
これを抜けて高度を少し上げるとバナナ畑の中になんでこんな所にという大きなリゾートホテルも見えた。
山を登ってやって来たのはサン・アントニオ火山のビジターセンター。この建物を抜けて外に出ると
すぐ目の前に火口がある。
この周りは遊歩道になっているので歩いて行くと
海べりには先ほど通って来たバナナ畑とビニールハウス群、斜面の上の方にはブドウ畑が見える。
遊歩道は火口を半周した所で通行止めになっているので、来た道を戻ってビジターセンター内の展示を見学。
衛星写真を見ると実によくわかる火山と溶岩流の跡、若いお姉ちゃんたちも熱心に展示を見ていた。
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