Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

タジキスタン周遊 20 ウズベキスタン入国

2013-10-31 17:28:25 | 中央アジア
8月17日 続き

キルギスとウズベキスタンの国境はオシュの町から目と鼻の先。
ここで13日間お世話になったガイドさん、運転手さんたちとはお別れ。
タジク人の彼らはキルギスには簡単に入国できるが、ウズベクとは関係が悪化しているために容易に入れないらしい。
とても有能なスタッフの皆さん、お世話になりました。

ゲートをくぐってまずはキルギスからの出国。
こちらはたいして時間もかからず、簡単に終わる。

そこから久しぶりの炎天下、汗をかきながら荷物を担いで100mほど先のウズベキスタン側へ。
するともう昼休みは終わっているはずなのに窓口には誰もいない。
地元民が2,3人おとなしく待っており、我々一行のほかにも次々に人がやってくるとようやく担当者が窓口に入るが、それから携帯で話を始めて一向に仕事を始めない。
どう見ても仕事の話とは思えず、嫌がらせか、と思うが、外国人だけではなく地元民も等しく待たせているから公平と言えば公平?

ようやく仕事を始めた入国管理を通り、次は税関。
所持金の検査などうるさいと聞いていたが、添乗員の持っていたトランシーバーにいちゃもんをつけたくらいで細かく荷物を調べることもなく、それでも仕事がとろいので結局この国境を通過するのに小一時間かかった。

ウズベキスタンに入ると初日に出迎えてくれたおじさんガイドが大型バスとともに登場。
ちゃんと冷房の効く大型バスに、すっかりタジキスタンに慣れた一同、感動する。

走り出せばまわりは綿花やブドウ畑の広がる広々とした平原。
 
国境を超えると景色が変わるのが面白い。

今夜の泊りはフェルガナだが、その前にアンディジョンのバーブル公園にちょっと立ち寄り。
 
ムガール帝国の創始者バーブルはこの地の生まれということで、アグラとカーブルに眠る遺骨の一部をここに埋葬しているのだそうだ。

その廟の周りは大きな公園になっており、土曜の午後と言うことで園内は大にぎわい。
 
大音量の音楽で踊っていたり、ビリヤードをしたり。
 
しかし一番多いのは家族揃って食事を楽しむ人々。
 公園内にはバーベキューならぬプロフのためのかまどがあり

プロフを作るのは男性の仕事なんだそうだ。覗かせてもらった鍋の中のおいしそうなこと。
 テーブルからは「一緒にお食べ」と声がかかり、時間さえあればご馳走になりたかった。

 さらにここは結婚写真のメッカらしく、あちらこちらに新婚カップル。
  
盛大な撮影会をしているグループの写真を撮ろうとすると、「私たちと一緒に入って!」と携帯カメラでバシャバシャ撮られて大騒ぎ。日本人などめったに来ないところだからだろうか、ここのウズベク人は人懐っこい。
 お二人もお幸せに。

軒先がブドウ棚に覆われた家々を眺めているうちにフェルガナに到着。
 
  
広ーい道路はソ連式だろうか、まっすぐな線路もあるが、鉄道でタシケントに行くことはできないようだ。

フェルガナでの宿はアジア・ホテル。
 
バス・トイレ付きの部屋はドゥシャンベ以来。久しぶりにWiFiもつながった。

夕食はホテルのレストランで「ベトナム・ステーキ」なる料理をいただいたが
 これのどこが「ベトナム」かは謎。

食事をしながらウズベク人ガイドのおっさんとおしゃべり。
最近の観光事情を聞くと「インド人、パキスタン人の男性客が急増している。タイやフィリピンより近いからね。」って、20年近く前、ベトナムに初めて行った時のことを思い出す。経済視察と称しておっさんたちが団体で来ていたっけ。
こんなことでウズベキスタンとベトナムがつながるとは。


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (霧のまち)
2013-10-31 19:14:31
ウズベキスタンに入ると 何かホッとしますね。
潤いのある風景に帰ってきた感じです。
プロフの上の赤いのは パプリカですか?(笑)
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Unknown (タヌ子)
2013-11-01 07:30:34
タジキスタンと一変して、随分近代的ですね。
ホテルも立派。
でも部屋の造りにソ連臭を感じますね。
道路が広場みたいで、車線もない。
どこからが対向車線なのかわかりませんね。
公園で家族で食事を楽しむなんて、素敵な習慣ですね。
今日旅行ガイド専門の本屋さんに行ったら、この辺一帯のガイドブックが沢山出てました。
フランスでも密かなブームなのかも。
返信する
Unknown (Lunta)
2013-11-01 15:40:39
霧のまち様、

ウズベキスタンも十分にエキゾチックな国なのですが、入った途端に素朴なタジキスタンが懐かしくなったりして。
ホテルの部屋にバス・トイレ付きはありがたいですけどね。
プロフに入っているのは確かにパプリカだと思いますが、残念ながらお相伴にあずかることはできなかったので味の詳細は不明です。


タヌ子様、

タジキスタン、フランス人は大勢来てましたよ。あとはドイツ人、イタリア人。イギリス人があまり来ないのはなんでなんだろう。
中央アジアの大きな町はソ連時代に作られたり、作り変えられたりしているところが多いのでどこも「ソ連風」。でも今となってはそれがレトロな感じだったりもします。
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